ゴーストと人の切ない物語。「アンダーワールドオフィス」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第2471回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」では，「アンダーワールドオフィス：隠された物語，アドベンチャーゲーム」（iOS / Android）を紹介しよう。

アプリは基本プレイ無料で配信中（アプリ内課金あり）。なお，Android版は「アンダーワールドオフィス!：ビジュアルノベル・アドベンチャーゲーム」という名称でストアに登録されている

「アンダーワールドオフィス：隠された物語、アドベンチャーゲーム 」ダウンロードページ

「アンダーワールドオフィス!：ビジュアルノベル・アドベンチャーゲーム」ダウンロードページ

　本作の主人公ユージンは，ひょんなことからゴーストたちが住む世界に迷い込んでしまう。彼は，化け物から自身を救ってくれた謎の人物「ボス」に借りを返すべく，人助けに奔走することとなる。

ゲームはチャット形式で進む。メッセージアプリのような画面ですんなりなじめるだろう

　本作は基本的に物語を読むだけだが，選択肢がたびたび出現する。ここでは選びたいほうをタップすればいい。
　なお，ゲーム序盤を過ぎると，選択肢をタップするたびに「チケット」を5枚消費する。チケットは動画広告を視聴するか，アプリ内課金で増やすことが可能だ。

選択肢で何を選んだかにより，登場人物のセリフや章の結末が変化することも

　ゲームは章仕立てになっており，少しずつ成長していくユージンと彼を巡る多彩なキャラクターが描かれていく。
　ユージンを含め，人々は夢に関するさまざまな悩みを抱えている。彼らとともに悩み，解決していくことで，きっと切なくも温かい気持ちになれるだろう。

一度読んでいれば，各章のシーンごとにいつでもプレイすることが可能。アチーブメントやアルバムといった，コレクション要素も用意されている

　テキストの一部に誤字脱字が見受けられるものの，作品そのもののクオリティは高い。良質なタイトルなのでノベルゲームが好きな人もそうでない人も，一度試してみてほしい。

著者紹介：トリスター/目代将規
　ゲームやアニメの書籍企画，編集，シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや，一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。

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