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4Kでゲームするならディスプレイ? それともプロジェクタ? BenQの液晶「EX271U」とプロジェクタ「X3100i」で体験してみた【PR】
そこで今回は,BenQのゲーマー向け製品ブランド「MOBIUZ」ブランドより販売中の,27インチ4K液晶ディスプレイ「EX271U」と,プロジェクタ製品「X Series」のフラグシップモデルとなる「X3100i」を試用して,同じ4Kでも印象が大きく異なるゲームプレイを体験してみた。
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堅実なスペックとAIベースの自動コントラスト調整を備えるEX271U
EX271Uは,27インチと使い勝手の良さと画面の広さを体感できるサイズを維持しつつ,4K解像度で垂直最大リフレッシュレート165HzのIPS液晶パネルを採用したゲーマー向けディスプレイだ。
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中間調応答速度は1msで,AMD独自のディスプレイ同期技術「FreeSync Premium」にも対応する。最大輝度は400cd/m2で,VESAのHDR関連規格「DisplayHDR 400」にも準拠しているので,HDR映像の表示も可能だ。
デジタルシネマ向けの色空間規格「DCI-P3」のカバー率は95%と,色再現性が高い点も見どころで,ゲームだけに限らず,さまざまなジャンルで活躍できるだろう。
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映像入力インタフェースは,DisplayPort 1.4を1系統と,HDMI 2.1を2系統,さらにDisplayPort Alternate Mode対応のUSB Type-Cポートを1系統の,4系統を搭載するのも注目すべき点だろう。PCだけでなく,PlayStation 5やNintendo Switchなどのゲーム機など,多様な映像機器と組み合わせて活用できるはずだ。HDMI eARC(Enhanced Audio Return Channel)対応のHDMI出力ポートも1系統備えている。
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また,USB Type-C経由でのUSBハブ機能もあり,EX271Uに接続したUSBキーボードやUSBマウスを,複数台のPCで共有するPC切換器(KVM)機能も利用可能だ。
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EX271Uのユニークな点には,AIベースの画像処理エンジン「PixSoul」を搭載することが挙げられる。これはリアルタイムで映像を解析してコントラストや色彩の最適化などを行うものだ。
そのほかにも,同じくAIベースの「Shadow Phage」という,暗所を補正するゲーマー向け機能や,色の鮮やかさを強調する「Color Vibrance」,画面の明暗を20段階で調整する「Light Tuner」といった映像補正機能も備えている。
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これまでのBenQ製品では,プリセットを「FPS」「RPG」といったゲームジャンル別に用意していた。しかし,同じジャンルでも,ゲームによっては適した映像表現が異なることも多い。そこでEX271Uではゲームジャンルではなく,「Sci-fi」(※SF)や「リアル」,「ファンタジー」といった,映像の傾向に合わせたプリセットになったのだ。
これらのプリセットデータは,数百ものゲームタイトルを分析した結果から作成しているそうで,使用環境のニーズに応じた映像表現を,より手軽に楽しめるようになったと言えよう。
さらにMOBIUZのゲーマー向けディスプレイでは,PC用の設定ソフト「Color Shuttle」(関連リンク)を使うことで,簡単に最適な映像設定を適用できるという利点もある。
Color Shuttleは,BenQが認定したゲームのエキスパートと協力して作り上げたゲームタイトル別に最適化された映像設定をPCにダウンロードして,ディスプレイ側に適用するという設定ソフトだ。ゲームごとに異なる映像設定を作るのは,慣れないうちは手間のかかるものだが,そうした手間を肩代わりしてくれるわけだ。
自分が作った設定を,Color ShuttleでアップロードしてほかのMOBIUZユーザーに使ってもらうことも可能である。映像設定のシェアというのは,他にはない機能なので,EX271Uを導入したら使ってみてほしい。
ところで,MOBIUZブランドの液晶ディスプレイは,独自の「treVolo」スピーカーによる高音質を売りとする製品も多いが,EX271Uは,スピーカーを備えていない。その代わりというわけではないが,ESS Technology製のD/Aコンバータ(以下,DAC)を内蔵しており,3.5mmミニピンヘッドフォン端子のサウンド出力を強化している。
筆者所有のインイヤーモニターイヤフォンを接続して試したところ,ディスプレイ内蔵のヘッドフォン出力とは思えないほど,良質なサウンドを体験できた。音の解像度も高く,かなりクリアなサウンドを鳴らしてくれる。低域の立ち上がりもしっかりとしており,正直,驚かされた。
EX271Uを実際に使用すると,堅実なスペックの中に,BenQ独自のユニークな機能を盛り込んできたという印象だ。MOBIUZならではの高品質を,随所で感じられた。税込直販価格は11万円と,けっして安価とはいえないものの,MOBIUZブランドに恥じない品質は,多くのゲーマーを満足させてくれるだろう。
最大リフレッシュレート240Hzを誇るゲーマー向けプロジェクタ X3100i
続いては,プロジェクタのX3100iを見ていこう。
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設置場所の問題で,映像が台形に投影されてしまう場合でも,本体のOSDメニューにある「2D キーストーン」という機能で,縦横ともに±30度で補正可能だ。さらに,プロジェクタ本体を動かさず,映像の正しい画角を維持したまま投影位置を調整する「垂直レンズシフト」機能もある。
画質を犠牲にすることなく,設置場所の柔軟に選べるのもX3100iの利点と言えよう。
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これらの機能により,白い壁やスクリーンなどの投影対象と,最低限の設置スペースさえ確保できれば,意外と簡単に導入できてしまうのがX3100iの利点と言える。「超大画面でゲームをプレイしたい!」という,ゲーマーなら1度は夢見るニーズを,わりと現実的に満たしてくれるというわけだ。
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公称本体サイズは,272(W)×213(D)×259(H)mmで,公称本体重量が約6.8kg。けっしてコンパクトではないが,製品の性質上,頻繁に持ち運ぶものでもないので,あまり問題にはならないだろう。
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映像入力インタフェースは,HDMI 2.0b×2を備える。HDMI 2.0bのうち,右側の1ポートは,HDMI eARCに対応しており,同機能に対応するサウンドバーやアンプなどのオーディオ機器へ「Dolby Atmos」や7.1chサラウンドサウンドのパススルー出力が可能だ。
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光源には4色のLEDを採用しており,光源寿命は標準で公称約2万時間。エコモードやスマートエコモードでは,公称約3万時間となかなか長寿命だ。輝度は3300ルーメンと高く,暗い部屋だけでなく,比較的明るいリビングでも十分に使用に耐えうる。
また,サウンド出力機能として,左右対称に配置された5W×2のtreVoloスピーカーも内蔵しているのもポイントだ。正確な定位感を求められるゲームで用いたり,専用のオーディオスピーカーと比べたりするものではないが,プロジェクタに内蔵されるスピーカーと考えれば,高音質なサウンドを聞かせてくれる。
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X3100iにはリモコンが付属しており,設定を行うOSDメニューはもちろん,QS02を使ったAndroid TVの操作も,すべてリモコンで行えるので,全体的に扱いやすい。
本体側にもOSDメニュー用の操作ボタンがあるが,基本的に操作はリモコンで完結してしまうので,あまり触る機会はないだろう。
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さて,X3100iのスペックを確認してみよう。最大出力解像度は3840×2160ドットで,垂直最大リフレッシュレートは240Hz。ただ,240Hz出力が可能なのはPCを接続した場合のみで,解像度も1920×1080ドットに限定される点には注意したい。
なお,4KやフルHD以外にも,解像度2560×1440ドットの表示も可能だが,フルHDへダウンスケーリングされるという制限がある。基本的には,フルHDか4Kでの使用がメインと考えていい。
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ゲーマーなら気になる表示遅延(※BenQでは入力遅延)は,4K/60Hz動作時で約16.7ms,フルHD/120Hz動作時で約8.3ms,フルHD/240Hz動作時で約4.2msになるという。常に1フレーム分の遅延が生じる計算だ。
競技性の高いゲームでは,遅延が最も少ないフルHD/240Hz動作が力を発揮するものの,そうでないタイトルや,映像美を楽しむケースでは,4K/60Hz動作で問題なく楽しめる。
画質に関する仕様を見てみると,色再現性については,DCI-P3カバー率が100%,デジタルテレビ向けの色空間規格「Rec.709」のカバー率は95%とのことで,かなり優秀だ。コントラスト比は最大60万:1と非常に高く,「HDR10」準拠のHDR映像表示機能を備える点もポイントだ。
ゲーマー向けディスプレイと同様に,プロジェクタであるX3100iにも,画質調整プリセット「画像モード」機能があるのだが,X3100iには非常にユニークな特徴がある。PS5/4やXbox Series X|S,Switchといったゲーム機を接続すると,ゲーム機を認識して自動でプリセットを切り替えてくれるのだ(※自動切り替えは無効にもできる)。
また,「SettingXChange」ソフトウェアをPCにインストールすることで,ゲームタイトルごとの推奨設定を,PCからX3100iにインポートすることが可能だ。
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ゲーマー向けプロジェクタという珍しい立ち位置でありながら,非常に作りこまれている製品だ。税込直販価格は38万6680円と,気軽に買える価格ではないし,映像を投影するのに適した壁か投影用スクリーンが必要など,手間もかかるが,「100インチ超の大画面でゲームをプレイ」という強い個性を備えた製品と言えよう。
モンハンワイルズをEX271UとX3100iでプレイ!
それでは,EX271UとX3100iを実際にゲームプレイで使用してみよう。
今回プレイしたのは「モンスターハンター」シリーズ最新作,「モンスターハンターワイルズ」(以下,モンハンワイルズ)のPC版だ。主に3840×2160ドットでのプレイを中心としつつ,4K以外の解像度も試してみた。
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まずはEX271Uからだが,これはもう「文句のつけようがない」という触り心地だった。PixSoulエンジンは,AIによる補正を行うということで,かなり極端な色遣いの画面になるか,逆に平坦な色作りになってしまうのではないかと気になっていたのだが,その心配は杞憂だった。従来からのMOBIUZらしい色作りは,間違いなく継承されている。
とくに素晴らしいと感じたのは,AIベースのコントラスト補正機能Shadow Phageで,暗い部分を明るくするLight Tunerと組み合わせると,暗いエリアでも視認性が非常に良かったのだ。こうした暗所補正機能は,ゲーマー向けディスプレイではごく一般的だが,ナチュラルさを損なわない視認性という点で,EX271Uは頭ひとつ抜けたものを感じる。
単純なカタログスペックでは,EX271Uに比肩したり,価格対スペック比で上回る製品は多い。だが,こうしたゲーマー向けの「ちゃんと使える」独自機能を多く備えているのが,MOBIUZブランドの,明確なアドバンテージである。
個人差はあるだろうが,27インチというサイズ感もちょうどいい。ゲームも作業も1台で済ませられるので,筆者のようなフリーランスの仕事や,在宅勤務での活用など,幅広い用途に使えるのも嬉しいポイントだ。
続いては,X3100iを試してみよう。
なんといっても,X3100iのアピールポイントは,100インチ級の超大画面によるゲームプレイである。ここまでの大画面を用いたゲームプレイなど,そうそう体験できるものでもないので,思わず「すげぇ……」と声が出る。
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テスト環境では,白い大きな壁が用意できなかったため,光を反射しやすい黒の壁というプロジェクタには不向きな環境で試したのだが,それでもしっかりと映る。もちろん,部屋の照明を点灯しても,映像が見づらくなることはない。3300ルーメンという明るさは伊達ではない。
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普段なら24インチのディスプレイで遊んでいるゲームが,その3〜4倍くらいのデカさで映る。これは体感しないと分からないと思うが,もうめちゃくちゃ感動するのだ。しっかりとした発色の映像や,さまざまな音を聞き分けられるtreVoloスピーカーのサウンドなど,注目すべきポイントは多々あるが,それらを差し置いて,「うぉ……すげぇ……でっけぇ……」が先に来てしまうわけである。
4K/60Hz動作時の,公称約16.7msという入力遅延も,意外と気にならなかった。確かにもっさり感はあるものの,まったくプレイできないということはない。また,意外に感じるかもしれないが,超大画面でのプレイにはすぐ慣れる。最初はさすがに違和感が拭えないのだが,5分ほどモンスターと戦闘をしていれば,自然と感覚が馴染むのだ。
モンハンワイルズのグラフィックスと合わせ,文字どおりの意味で「映画の主人公になった気分」という感じだろうか。筆者が3日間かけて作り上げたマイキャラクターが,大画面でイキイキと躍動していた。これだけでもハッピーである。
次に試したのが,X3100iのフルHD/240Hz動作だ。4Kでのプレイに比べれば映像の精細さや没入感という意味では劣る。しかし,遅延のなさという意味では驚異的だ。単純に,超大画面のゲーマー向け240Hzディスプレイ感覚でプレイできるので,モンスターの攻撃に合わせて回避したり,カウンターを決めたりといったシチュエーションで,圧倒的にプレイがしやすい。4K/60Hz動作とは異なる,素晴らしい体験なのである。
なお,先に2.5mの距離から約100インチの映像を投影できると書いたが,映像サイズこそ小さくなるものの,もっと近い距離からの投影自体はもちろん可能だ。参考までに,壁から約1.2m離れたところから投影すると,約50インチの映像を表示できた。
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同じ4K,異なるゲーム体験。さて,どちらを選ぶ?
さて,ディスプレイとプロジェクタという異なる2製品を紹介してきた。堅実でありながら,BenQらしいゲーマー向け機能を盛り込んできたEX271U。ゲーマー向けプロジェクタという珍しいカテゴリながら,日常の利便性まで考慮し,しっかりと作りこまれているX3100i。どちらも4K解像度に対応する製品ながら,その用途も,購入する目的も大きく異なる品々だろう。
PixSoulエンジンによる最適化機能を掲げて市場に飛び込んだEX271Uと,唯一無二の個性を持つX3100iは,選ぶ価値のある製品であることは間違いない。どちらもBenQらしさを前面に押し出したものであり,ゲーム映像をグレードアップしたい人なら,選ぶ価値のある製品と言えるだろう。
なお,EX271UとX3100iのどちらも,Amazon.co.jpで開催中のセール「Amazon スマイルSALE 新生活 FINAL」のセール対象商品となっている。セール期間中は,EX271Uが税込8万8336円,X3100iは税込29万8000円で販売される。とくにX3100iは,メーカー直販価格と比べて大幅に割安なので,購入を検討している人はお見逃しなく。
Amazon.co.jpでEX271Uを購入する
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BenQのEX271U製品情報ページ
BenQのX3100i製品情報ページ
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