シリーズ最新作のタイトルは「skate.」に。Free-to-Playタイトルとしてクロスプラットフォームとクロスプログレッションに対応

　Electronic Artsは，スケートボードをテーマにしたアクションゲーム「Skete」シリーズの最新作を紹介する約18分間の映像を公開した。映像に登場したのは，開発を担当するカナダのデベロッパFull CircleのクリエイティブディレクターCuz Parry氏やシニアデザイナーのAndreia Gonçalves氏らで，彼らの口から新作情報が語られた。

「skate.」公式サイト

　タイトルについてだが，「Skate 4」ではなく，「skate.」に決定したとのこと。その理由についてParry氏は，「skate.」は続編ではなく，リメイクでもなく，リマスターでもないからだと述べた。「Skate 5」や「Skate 10」が世に出ることはないとしたうえで，今後，数年間にわたって「skate.」のサポートを継続していくとした。

　舞台となるのは，San Vansterdamという都市で，リーク（とされる）情報にあったFun Cityではない。San Vansterdamは，「Skate」（2007年）と「Skate 2」（2009年）に登場したSan Vanelonaの姉妹都市にような感じだそうだ。ゲーム映像では，アメリカ西海岸のような背景が確認できるが，なにせ現在はプレ・プレ・プレα版とのことなので，今後，どういう感じになっていくのかは今のところ分からない。


　ポイントは，「skate.」がFree-to-Playタイトルとしてリリースされることだろう。アイテム課金はあるが，マイクロトランザクションについては，「Pay to Win（課金ユーザーが圧倒的有利になる）はない」「課金ユーザーのみがアクセスできるエリアはない」「有償のルートボックスはない」といったルールを定めている。課金アイテムは，コスメや衣装などになるそうだ。
　今のところ発売日は明らかにされていないが，対応プラットフォームはPCのほかPlayStationシリーズ，Xboxシリーズが予定されており，まだ初期段階ではあるものの，モバイル版の開発も進めているという。異なるプラットフォームのクロスプレイとクロスプログレッションにも対応する。


　大人数参加型の無料オンラインゲームとして開発が進められていることが明かされた「シリーズ最新作「skate.」。2010年にリリースされた「Skate 3」（PS3 / Xbox 360）に続く，久々のシリーズ作品として，続報を楽しみにしたい。