パッケージ
DEATHLOOP公式サイトへ
レビューを書く
準備中
DEATHLOOP
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
発売の迫る「DEATHLOOP」。PvPモードやオープンエンドなゲームシステムを紹介するパネルディスカッション開催
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2021/08/20 13:08

ニュース

発売の迫る「DEATHLOOP」。PvPモードやオープンエンドなゲームシステムを紹介するパネルディスカッション開催

 Bethesda Softworksは,開催中のオンラインイベント「QuakeCon 2021」において,Arkane Studiosが開発中のステルスアクション「DEATHLOOP」PC / PS5)の開発者達によるパネルディスカッションを実施し,実装されるPvPモードや,オープンエンド型のゲームシステムなどの情報を公開した。

「DEATHLOOP」公式サイト


 2021年9月14日の発売が迫る「DEATHLOOP」は,5月19日に掲載した記事でお伝えしたように,「Dishonored」シリーズや「Prey」など,独創的な一人称視点のゲームを生み出してきたフランスのArkane Studiosの新作だ。舞台になるのは時空を超越した不思議な力に覆われたブラックリーフ島で,ここでは,真夜中になると人々がすべて死んでしまうが,朝になると同じ日に戻り,人々は再び刹那的なパーティに興じるというタイムループが起きている。主人公は,そんな島に囚われてしまった暗殺者コルト・ヴァーンで,この無限の繰り返しを止めるには,科学者やアーティスト,殺人者などからなる,「ビジョナリー」と呼ばれる8人のターゲットを始末する必要があることを知る。かくしてコルトは彼らの行動を詳しく観察し,“その日”がリセットされる前に全員を片付けるため,試行錯誤を繰り返すことになるというのが本作の設定だ。

画像集#002のサムネイル/発売の迫る「DEATHLOOP」。PvPモードやオープンエンドなゲームシステムを紹介するパネルディスカッション開催
画像集#003のサムネイル/発売の迫る「DEATHLOOP」。PvPモードやオープンエンドなゲームシステムを紹介するパネルディスカッション開催

 ビジョナリーの中で最もユニークな存在がジュリアナ・ブレイクで,スケジュールに従って同じ日常を過ごすだけのほかの7人のビジョナリーとは異なり,コルトの企みを嗅ぎ付けると,彼の命を狙ってくるようになる。
 開発者達のトークによれば,こうした特性を持つことから,ジュリアナはPvPモードのプレイヤーキャラクターとしても使えるという。ゲームには,ジュリアナとして他人のゲームに参戦するドロップイン&アウト型のほか,2人のプレイヤーがコルトとジュリアナに分かれて対戦する,2つのPvPモードが用意されるが,もちろん,キャンペーンの進行をほかのプレイヤーにじゃまされたくない人は,PvPモードをオフにできる。

 以上は,今回のパネルディスカッションで初めて明らかになった情報だが,すでに公開されていたゲームのメイン画面を改めて見ると,コルトの「Break the Loop」と,ジュリアナの「Protect the Loop」,いずれかを選べることが分かり,開発当初からデザインされていた仕様であることが分かる。ちなみにジュリアナでプレイする場合,コルト同様,所持する武器や「スラブ」と呼ばれる特殊能力,さらにキャラクターの見た目などの自由な変更が可能であり,そのうえで,他人のゲームにランダムに参戦するか,対戦プレイを始めるかの選択を行うというプロセスになる。

画像集#004のサムネイル/発売の迫る「DEATHLOOP」。PvPモードやオープンエンドなゲームシステムを紹介するパネルディスカッション開催
画像集#005のサムネイル/発売の迫る「DEATHLOOP」。PvPモードやオープンエンドなゲームシステムを紹介するパネルディスカッション開催
画像集#006のサムネイル/発売の迫る「DEATHLOOP」。PvPモードやオープンエンドなゲームシステムを紹介するパネルディスカッション開催

 「追われるコルト」と「追うジュリアナ」ではプレイフィールも大きく異なるはずだが,トークに参加したゲームディレクターのディンガ・バカバ(Dinga Bakaba)氏によれば,「リプライズという能力を持つコルトは,1日のうち2回,キルをなかったことにできるが(つまり,ライフが3つ),ジュリアナにはそれがないので,より慎重につけ狙っていく必要がある」とのこと。そのため,ジュリアナにはトラップを仕掛けたり,分身を使って相手をだますといった能力が与えられているものの,基本的な能力はコルトと同じで,双方,武器にも制限がないため,フェアな対人戦が行えるという。

画像集#007のサムネイル/発売の迫る「DEATHLOOP」。PvPモードやオープンエンドなゲームシステムを紹介するパネルディスカッション開催

 また,ジュリアナはビジョナリーの1人ではあるものの,必ずしもキルしなければならない相手ではないというバガバ氏の示唆も興味深い点だ。ジュリアナと戦わずに逃げ切ったり,隠れたりしてやり過ごすこともできるようだが,その一方でジュリアナを倒すことによる恩恵も大きく,ユニークな武器やアイテムをドロップする可能性が高い。また,倒したジュリアナから得られる「レシディウム」の量も多く,このレシディウムをどれだけ得られるかで,新たな1日に持ち越せる武器やアイテムの数が変化するとのこと。

 ユニークな世界観や物語を得意とするArkane Studiosが,「DEATHLOOP」にPvPモードを追加する理由としてバカバ氏は,「自分のゲームにほかのプレイヤーが参加してくることで,それぞれが体験できるでユニークな物語が発生するから」だ述べている。ストリーミング配信でも,実況中にほかのプレイヤーが参戦してくるいうハプニングを楽しんでもらうことに期待しているとバカバ氏は言う。

画像集#008のサムネイル/発売の迫る「DEATHLOOP」。PvPモードやオープンエンドなゲームシステムを紹介するパネルディスカッション開催

 パネルディスカッションの後半では,ナラティブデザイナーのベネット・スミス(Bennett Smith)氏とキャンペーンデザイナーのデイナ・ナイチンゲール(Dana Nightingale)氏が登場した。スミス氏によれば,タイムループを食い止めて日常を取り戻そうとするコルトに対して,トランシーバー越しに頻繁に悪態をついてくるジュリアナであるものの,ブラックリーフ島の砂浜に打ち上げられて目を覚ましたコルトが島の現実に無知であるぶん,そのあたりを親切に教えてくれるなど,2人は不思議なライバル関係にあるという。

画像集#009のサムネイル/発売の迫る「DEATHLOOP」。PvPモードやオープンエンドなゲームシステムを紹介するパネルディスカッション開催

 またナイチンゲール氏は,「DEATHLOOP」のストーリー展開を「殺人ミステリー」と表現していることの理由を解説した。これは,刑事モノのドラマに出てくるように,ホワイトボードに容疑者や関係者の写真や資料を貼り付け,それを線で結びながら捜査を進めていくという状況を指すようで,この点についてナイチンゲール氏は,「プレイヤーは,その日の始まりと共に,どの地域に潜入して,どのビジョナリーを監視するかを決め,ヒントを集めて1つのストーリーを紡いでいくことができる」と,オープンエンドなシステムをアピールした。「コルトがタイムループと止め,島から脱出する」というエンディングは1つだが,そこに至る流れはプレイヤーそれぞれの決定とアクションで変わっていくというわけだ。

 1960年〜70年代のサイケデリックな雰囲気を現代的にアレンジしたような,ファッショナブルなアートワークも魅力的な「DEATHLOOP」は,上記のように9月14日にPCとPS5でリリースされる予定。続報を楽しみにしたい。

画像集#011のサムネイル/発売の迫る「DEATHLOOP」。PvPモードやオープンエンドなゲームシステムを紹介するパネルディスカッション開催
  • 関連タイトル:

    DEATHLOOP

  • 関連タイトル:

    DEATHLOOP

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:12月02日〜12月03日