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「Pull Stay」のクラウドファンディングキャンペーンがスタート。ヒキコモリが主人公の“日本産”インディーズゲーム
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今年6月に開催されたインディーズゲームのデジタルイベント「Guerrilla Collective」でアナウンスされた「Pull Stay」は,10年間も散髪以外は家に引き籠っているという青年「進」(ススム)を主人公にし,自分の領域(自宅の部屋)に侵入してくるサラリーマンやツッパリなどの敵を撃退するために,さまざまなトラップを仕掛けるという,海外では“ビート・ゼム・アップ”などとも呼ばれるベルトスクロールアクションに,タワーディフェンスの要素を掛け合わせたゲームになっている。
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ススム自身は手先が器用だが,争うことが苦手なので「ロボ」という分身を使って近所の家やコンビニを破壊して,さまざまなリソースを獲得する。こうして集めたアイテムをトラップの制作に利用し,“さんまミサイル”や“すいかバズーカ”などお笑い系の武器を設置し,次々と押し寄せる敵を排除していく。
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すでにSteam(リンク)でデモが公開されているのでプレイした人もいるかも知れないが,新しい敵を倒すたびに日本のお笑い番組のようなコミカルなタッチで,“ちょっと不思議な日本”が演出されているところは海外受けしそうな印象だ。新しいタイプの敵を倒すごとに新しいアクションスキルが手に入るという成長システムもあり,すぐに怠けてしまうススムの成長をゆっくり見守りながら,ハチャメチャな世界観を満喫したい。
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Kickstarterでのキャンペーン(リンク)開始に合わせて,Nito Souji氏自身による開発者ビデオダイアリーも公開されている。過去10年にわたってヒキコモリを続けながら,5年ほど前にUnrealEngineが無料化したことでゲーム開発に挑戦したという動機や,マニュアルを読むなどした過程で英語を習得していったことなどが,面白おかしく語られている。
「Pull Stay」の完成は2022年4月としばらく先になっているが,1500円の支援で製品版が,3000円以上の支援ならばαテストやβテストにも参加できるとのことだ。「Pull Stay」の続報が気になる人は,公式YouTubeチャンネル(リンク)やTwitter(リンク)などもフォローしておくと良いだろう。
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Kickstarterの「Pull Stay」キャンペーンページ
Steamの「Pull Stay」配信ページ
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