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  • 日本一ソフトウェア
  • 発売日:2020/10/29
  • 価格:パッケージ版:7678円(税込)/ダウンロード版:7678円(税込)
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印刷2020/07/30 12:00

プレイレポート

「MAD RAT DEAD」体験版プレイレポート。横スクロールアクションとリズムゲームを合わせた,軽快なプレイが楽しめる

 日本一ソフトウェアが2020年10月29日に発売を予定しているリズムアクション「MAD RAT DEAD」PS4/Switch)。この体験版が本日(7月30日)配信される。配信に先駆けて遊んでみたので,プレイレポートをお届けしよう。なお,今回体験したのがPS4版となるため,文中のボタン表記はPS4に準じたものとなっている。

画像集#001のサムネイル/「MAD RAT DEAD」体験版プレイレポート。横スクロールアクションとリズムゲームを合わせた,軽快なプレイが楽しめる

 本作は,ダークな物語と一風変わったシステムを持つタイトルだ。
 主人公の「マッドラット」は,なんとニンゲンに解剖されたネズミ。そのまま死んでいくかと思いきや,「ネズミの神様」から「最期の一日」をやり直す権利を与えられた。本来は願いを叶えて安らかに死ぬための一日だが,復讐に燃えるマッドラットはニンゲンを殺すことを決意。彼の心臓を名乗る謎の存在「ハート」とともに,無謀で奇妙な旅を始めるのだった。

画像集#002のサムネイル/「MAD RAT DEAD」体験版プレイレポート。横スクロールアクションとリズムゲームを合わせた,軽快なプレイが楽しめる
「ネズミの神様」はマッドラットを哀れんで「最期の一日」をやり直す権利を与える
画像集#003のサムネイル/「MAD RAT DEAD」体験版プレイレポート。横スクロールアクションとリズムゲームを合わせた,軽快なプレイが楽しめる
マッドラットの心臓を名乗る謎の存在「ハート」。彼以外には目に見えず,声も聞こえない


 体験版ではチュートリアルを含めた序盤の5ステージをプレイができる。本作をジャンルで分類するなら「リズムゲームの要素を含んだ横スクロールアクションゲーム」といったところ。残りタイムが0になるまでにゴールにたどり着くのが,ひとまずの目的となる。
 マッドラットに残された時間は少ないが,一度死んだせいかその動きはノロノロと遅く,ただ進むだけではタイムオーバーになってしまう。ではどうやってクリアするかというと,BGMのビートに合わせて鼓動する,彼の心臓が鍵だ。

画像集#004のサムネイル/「MAD RAT DEAD」体験版プレイレポート。横スクロールアクションとリズムゲームを合わせた,軽快なプレイが楽しめる

 ビートに合わせて[○]を押せば「ダッシュ」となり,通常移動では考えられないほどの速度でカッ飛んでいく。そして,同じようにビートに合わせて[×]で「ジャンプ」,[□]なら「急降下」する。これらのアクションをうまく組み合わせて敵やトラップを避けて進んでいくのだ。
 つまり,通常移動以外のアクションをBGMに合わせて行わなければならないというわけで,この感覚は音楽に乗ってRPGを遊ぶ「クリプト・オブ・ネクロダンサー」に似たものがある。ビートは画面下左右から飛んでくるノーツで表されており,入力タイミングは中央のハートにノーツが重なった瞬間だ。あまりタイミングがずれた入力をすると「MISS」となってアクションは不発してしまう。

壁に触れて[×]で「三角跳び」。[□]の「急降下」は地面に降りるので,タイム短縮に役立つ
画像集#005のサムネイル/「MAD RAT DEAD」体験版プレイレポート。横スクロールアクションとリズムゲームを合わせた,軽快なプレイが楽しめる

 ミスしても心配は無用。本作には残機の概念がなく,時間を巻き戻してやり直しができる。とはいえ,巻き戻しても残りタイムはそのままなので,あまりに繰り返しすぎるとタイムオーバーだ。失敗を糧にしてがんばろう。

敵に触れたり,崖下に落下するとミスになる。しかし,時間を巻き戻してすぐにやり直せる。どれくらい巻き戻すかはプレイヤーが自分で調整可能だ
画像集#006のサムネイル/「MAD RAT DEAD」体験版プレイレポート。横スクロールアクションとリズムゲームを合わせた,軽快なプレイが楽しめる 画像集#007のサムネイル/「MAD RAT DEAD」体験版プレイレポート。横スクロールアクションとリズムゲームを合わせた,軽快なプレイが楽しめる

 ビートに合わせて横スクロールアクションを遊ぶというのは,面白い感覚だ。タイミング良くアクションを出し,ミスせずビートに乗ることができれば,コンボとなって評価もアップする。音楽に合わせて軽快に障害を越える様は,まるでPVやスーパープレイ動画のよう。これを自分でプレイしているのだから,なかなかに気持ちがいい。

緑のアイテムを取ると,タイムが増える
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 アクションの中で,とくに面白いのが空中アタックだ。敵が画面内に入ると自動でロックオンされ,ここでタイミング良く[×]を2回押すと,マッドラットが体当たりする。敵が複数いる場合は,敵から敵へと飛び渡りつつ攻撃でき,うまく決まればジャンプでは登れないような場所にも行けて楽しい。

空中アタックは,ロックオンした敵に向けて体当たりする
画像集#009のサムネイル/「MAD RAT DEAD」体験版プレイレポート。横スクロールアクションとリズムゲームを合わせた,軽快なプレイが楽しめる


 通路が開かれるのを待たなければならないなど,ビートとゲーム進行がズレる場合もある。そのまま待ち続けてもいいのだが,せっかく爽快に進んでいたのに止まってしまうのは,本作ならではの困りごとだ。そうしたときは,タイミング良く[△]を押せば,その場でヘッドスピンする「タメ」が出る。これを使うとリズム感を維持しつつ待てるので,意識するとより奥深くなるという印象だ。

[△]でヘッドスピンする「タメ」。コンボを途切れさせることなく,その場で待てる
画像集#010のサムネイル/「MAD RAT DEAD」体験版プレイレポート。横スクロールアクションとリズムゲームを合わせた,軽快なプレイが楽しめる

 難度「NORMAL」だとBGMのビートは一定だが,「HARD」になるとテンポの違うビートが混ざる場合がある。赤いノーツが複数重なっているのがそれで,この時ばかりはいつもと違うタイミングでアクションしなければならない。手応えを求める人はこちらも試してみるといいだろう。

「HARD」だと,テンポの違うビート(赤いノーツ)が複数個混ざる。すべての入力に成功しないとアクションが出ない
画像集#011のサムネイル/「MAD RAT DEAD」体験版プレイレポート。横スクロールアクションとリズムゲームを合わせた,軽快なプレイが楽しめる

 もう一つ印象的なのは,可愛らしくもグロテスクなテイストを持つグラフィックスだ。いきなり内蔵丸出しの解剖シーンが描かれたり,脳みそに無数のピンを刺されたネズミが襲いかかってきたりもする。また,敵は不定形の身体にサイケデリックなカラーリングをされており,なかなかのインパクトだ。
 狂気をフィーチャーした物語も先が気になる。マッドラットはほかのネズミたちとソリが合わず,ひたすらに復讐へと突き進む。しかし,ニンゲンはあまりに大きく,まともに立ち向かえそうにない。ハートとの旅はどのような結末を迎えるのかが楽しみだ。

画像集#012のサムネイル/「MAD RAT DEAD」体験版プレイレポート。横スクロールアクションとリズムゲームを合わせた,軽快なプレイが楽しめる
ゲームを始めると,いきなり内蔵丸出しの解剖シーンが
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サイケデリックな配色の「悪夢」
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体験版のボスは,ニンゲンに実験された哀れなネズミたち。触れるともちろんミスになるし,脳みそが破裂して飛び散った体液に触れてもダメだ
画像集#015のサムネイル/「MAD RAT DEAD」体験版プレイレポート。横スクロールアクションとリズムゲームを合わせた,軽快なプレイが楽しめる
ニンゲンはあまりに大きく,まともに立ち向かえそうにない。マッドラットとハートの旅はどのような結末を迎えるのか?

 体験版は,PS4とNintendo Switchで無料配信されている。気になる人は早速ダウンロードしてみよう。

画像集#016のサムネイル/「MAD RAT DEAD」体験版プレイレポート。横スクロールアクションとリズムゲームを合わせた,軽快なプレイが楽しめる

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