プレイレポート
[TGS 2020]「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 クロスブレイド」先行体験レポート。カードを動かすとダイやアバンが動く,タクティカルなカードバトルが熱い!
本作は,10月にテレビアニメで復活する「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」を原作に,クレジットを入れると最初にカードがもらえ,それらを使ってプレイするベンダースタイルのアーケードカードゲームだ。さっそくプレイレポートをお届けしていこう。
ゲームは通常「ストーリー」のモードを選択して進めていく。ほかにも「ダンジョン」や「強敵ボス」といったモードもあるが,これらは期間限定のイベントなどで挑めるようになるそうだ。
ストーリーモードでは,その内容に沿った敵が登場。プレイヤーはそれに対抗できるカードを最大3枚=キャラクター3人のパーティを登録して,敵とのバトルを繰り広げる。
ストーリーモードは1人プレイ用。マップ上のエリアがエピソードとなっている |
エピソードごとに難度を選択可能。後述するICカードがあれば,報酬も手に入る |
カードにはキャラクターやモンスターが描かれていて,スタート時にそれを登録することでプレイヤーの操作キャラクターとなる。キャラクターはカードに書かれたステータスの強さを持ち,「スキル」や「必殺技」なども使用可能だ。通常攻撃はキャラクターごとに設定された「通常攻撃エリア」の範囲内にいる敵すべてに効果があり,うまくカードを動かすことで複数の敵を攻撃できる。
カードには「コモン」「レア」「スーパーレア」「ギガレア」「ドラゴンレア」の5つのレアリティがあり,レア度が高いほどギラギラと光る派手なデザインになっている。
バトルスタート時は,筐体の赤ボタンを連打する「ぶっとばしバトル」が展開。成功すると敵のパーティをこちらが有利となる位置に吹っ飛ばしたうえで先攻を取れる。
バトルはターン制で進行し,プレイヤーのターンでは,フラットパネル上のカードを動かすと,それに連動して画面のキャラクターが動く仕組みだ。前述の通りキャラクターはそれぞれ異なる攻撃範囲を持っているので,通常攻撃を行うときはその範囲内に敵を入れてロックオンすることで,複数の対象を攻撃することも可能となる。
複数のキャラクターが同じ敵を攻撃すると「キズナアタック」が発生して,ダメージが向上するというボーナスもある。
先攻を決めるぶっとばしバトル。ボタン連打の勝負に勝とう |
攻撃時はキャラクターの通常攻撃エリアが表示。これを敵に合わせるのだ |
位置を決めて赤ボタンを連打すると攻撃を行い,最後にタイミングを合わせて赤ボタンを押すことでフィニッシュを決めて,敵のターンへと移る。連打数が多ければ「スマッシュ」が発生し,大きなダメージを与えられる。
また攻撃時にカードごとに異なる条件が満たされているとスキルが発動。通常よりも広範囲に攻撃できるなど,さまざまな効果が得られる。
キャラクターの「闘気」がたまった状態なら必殺技を出せる。敵全体を攻撃する強力な技で,発動時にうまくボタンを押すと,効果を高められるようになっている。
こうした攻防を規定のターン数繰り返して,敵パーティを全員倒せば勝利となる。本作は店内の筐体同士での対戦プレイも可能で,その場合もこれらのルールが適用されるという。
キャラクターの位置取りや攻撃範囲を考えてカードを動かす操作は,簡単ながら戦略的で面白く,幅広い層のプレイヤーが楽しめるはず。攻撃範囲のことを意識しすぎてキャラクターが固まってしまうと,逆に敵のターンでまとめてダメージを食らう可能性もある。攻撃範囲によってカードの組み合わせを考えることも重要になるかもしれない。
また,今回は体験できなかったが,別売りの「冒険の書セット」に同梱のICカードを使うことで,ゲームの進行やプレイ後にもらえる報酬を保存しておけるようになっている。付属のアバターカード「マイ勇者カード」を使えば,自分だけの勇者を育成し,パーティに加えることができるなど,付加価値のあるプレイも可能だ。
10月22日より順次稼働が予定されている本作。原作が30年前ということで,親子でも楽しめそうだ。ぜひ仲良くカードを集めながら楽しんでみてほしい。
- 関連タイトル:
ドラゴンクエスト ダイの大冒険 クロスブレイド
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(C)三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京
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