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Respawn EntertainmentのRift専用ミリタリーFPS「Medal of Honor: Above and Beyond」の制作が発表
Oculus Connect 6公式Webサイト(英語)
「Titanfall」シリーズや「Apex Legends」で知られ,現在は「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー」の開発を精力的に行うRespawn Entertainment。Oculus VRとの提携は,2年前の「Oculus Connect 4」で発表されていたが,その後は沈黙が続いていた。それが,Electronic Artsの人気シリーズ,「Medal of Honor」を冠した新作であるというのだから,多くのFPSファンにとって気になるはずだ。
開発には,1999年にリリースされたシリーズ第1弾,「Medal of Honor」の脚本を手掛けたピーター・ハーシュマン(Peter Hirshmann)氏も参加するとのことで,8年ぶりとなるシリーズ最新作にかけるElectronic Artsの意気込みも伝わってくる。
「Medal of Honor: Above and Beyond」は,第二次世界大戦当時のアメリカの特務機関であるOSS(戦略諜報局)に所属する諜報員となったプレイヤーが,フランスの反ナチス運動を手助けするために単身で潜入するという設定が紹介されているが,ロケーションはフランスだけでなく,ヨーロッパ各地が登場するようだ。
イベントで紹介されたデモでは,「フランスのレジスタンスは,攻撃のタイミングを合わせるために音楽を流していた」という歴史的事実をもとに,クラシック音楽を大音量で流しながら戦う様子が描かれていた。プレイヤーは銃で戦うだけでなく,シャーマン戦車を操縦したり,走る列車の屋根へよじ登ったりと,さまざまなアクションが体験できる。相手の投げつけてきたグレネードを空中でつかみ取って投げ返すという小技もあり,主人公が自分自身だというVRタイトルらしさを演出している。
第二次世界大戦に本当に参加しているような気持ちになれることを目的に開発が進められており,よく知られた戦いや出来事が追体験できるという。マルチプレイモードも用意されているほか,「ストーリーギャラリー」というモードでは,第二次世界大戦に参加した兵士や生き残った市民へのインタビュー映像などが見られる教育ソフト的なコンテンツも用意されるとのことだ。
会場ではプレイブルデモも公開されており,演習場でチュートリアルをこなしていくというシリーズらしい場面が体験できた。発売まではしばらくあるが,続報が楽しみなファンも多いはずだ。
「Oculus Quest」プラットフォームをさらに強化。Facebookが独自イベント「Oculus Connect 6」で6つの発表を行う
北米時間9月25日から26日の日程で,Facebookは,独自の開発者向けイベント「Oculus Connect 6」を開催中だ。同社CEOのマーク・ザッカーバーグ氏による基調講演では,新製品の発表こそなかったものの。VR HMD「Quest」でPC用VRアプリを利用する「Oculus Link」や,Questだけでハンドトラッキングを実現する技術などの発表が行われた。
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Medal of Honor: Above and Beyond
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