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  • Humble Bundle
  • 発売日:2020/03/27
  • 価格:2050円(税込)
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[TGS 2019]「ロックマンエグゼ」にインスパイアされた「One Step From Eden」プレイレポートを掲載。新感覚のデッキビルド&ローグライクアクション
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印刷2019/09/17 21:22

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[TGS 2019]「ロックマンエグゼ」にインスパイアされた「One Step From Eden」プレイレポートを掲載。新感覚のデッキビルド&ローグライクアクション

画像集 No.001のサムネイル画像 / [TGS 2019]「ロックマンエグゼ」にインスパイアされた「One Step From Eden」プレイレポートを掲載。新感覚のデッキビルド&ローグライクアクション
 東京ゲームショウ2019のインディーゲームコーナーに,Thomas Moon Kang氏の個人制作による新作タイトル「One Step From Eden」の体験ブースが出展されていた。

 本作は,2019年1月にKickstarterでのクラウドファンディングが開始され,2月3日に7万ドルの出資を受けてPC/Nintendo Switchでの発売が決定した,デッキビルディング&ローグライクアクションだ。発売予定時期は2020年1月で,現在はSteamでの体験版配信がすでに行われている。
 公式サイトには“Inspired by games like(インスパイアを受けた作品)”として「Mega Man Battle Network(バトルネットワーク ロックマンエグゼ)」「Nuclear Throne」「Slay the Spire」などのタイトルが挙げられており,公開中のトレイラーからもそのエッセンスがムンムンに感じられる。


「One Step From Eden」公式サイト


 TGSに出展されていたのは体験版の縮小版とのことだったが,なんと今回は現場に居合わせたThomas Moon Kang氏からβアクセスコードを受け取ることができた。ということで,本稿ではそちらを使用したプレイレポートを掲載する。

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 ゲームはステージクリア型で進行し,一つのステージをクリアすると次のステージへのルートが表示され,その中から進む先を選ぶことができる。いくつかのステージをクリアするとボスが現れるので,まずはその撃破を目指すのだ。

出現する敵やステージの構成は完全にランダムで,バトルに負ければまた最初からやり直しだ。ボスを撃破するまでは基本的にHPは回復しないので,被弾を抑える努力も必要になる
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 では,各ステージで展開されるバトルの詳細を見ていこう。
 本作のバトルは,4×4マスで構成された自陣(自由に移動可能)と敵陣(進入不可)の計32マスに区切られたフィールドで展開される。ゲームはリアルタイムに進行し,配置された敵を一掃すればステージクリアだ。

 攻撃手段は大きく分けて,キャラクター固有の「ウェポン」(通常攻撃)と,2つのボタンに割り当てられる「スペル」の2種類がある。スペルはカードのような形で表現されていて,バトル開始時に自分が持っているスペル(以下,デッキ)の中からランダムに選ばれた2つがボタンにセットされる。使用したスペルはいったん捨札となり,空いた枠には残りの手持ちスペルがセットされる仕組みだ。

デッキをすべて使い切ったら,捨札がまとめてリシャッフルされて再配布されるため,デッキ内のスペルは何度でも使い回せる。また,リセットボタンを押すことで,いつでも強制的にシャッフルすることも可能。リシャッフルは便利だが,時間がかかるので多用は禁物だ
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敵の攻撃範囲は攻撃直前に表示されるが,すべてを見てから避けるのは容易ではない。敵ごとに設定された攻撃パターンを覚え,脅威度の高い敵から順に排除すべし
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 スペルはウェポンに比べて強力なアクションだが,使用時には「マナ」と呼ばれるリソースを消費する必要がある。マナは時間経過で回復するが,初期のマナ上限は3と低めなので,強力なスペルを延々と使い続けることはできない。

 バトルに勝利すると,報酬としてお金や経験値がもらえるほか,ランダムに提示される3つのスペルから1つを選んでデッキに加えられる。ここで獲得したスペルによって,デッキがだんだんと強力になっていくわけだ。

初期のスペルはマナ消費が少なめで使い勝手のよいものが多い。報酬として出現するスペルの中には尖った効果を持つものもあるので,考えなしにマナ消費が多いスペルを取り続けると,動きが鈍くなってしまう
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バトルには敵だけでなく,助けを求める民間人(?)や,一定時間で消えてしまう宝箱なども出現する。民間人を一定時間守ったり,宝箱を破壊したりすれば追加の報酬が得られることもあるので,これらのギミックは積極的に活用したい
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 経験値が溜まるとレベルが上がり,これまた3つのリワードから1種類を選んで獲得できる。マナの上限や回復速度を増やすパッシブ効果が得られるもののほか,即座に一定量のリソース(体力回復やお金など)を得られる使い切り型のリワードも存在するので,どちらを選ぶかは状況を見て判断したい。

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 数時間ほど触れてみての感触だが,本作のアクションは極めてスピーディーで,正直言って難度はかなり高い。敵も容赦のない攻撃を浴びせてくるので,攻撃パターンををしっかり頭に入れたうえで,デッキに入れたスペルをうまく使いこなさなければ勝ち抜くのは難しいだろう。
 しかし,それだけにうまくバトルを切り抜けた時の喜びは大きい。スペルに込められた特殊効果を使いこなし,高速で展開されるバトルの中でシナジーを探し出して叩き込む体験は,まさに本作ならではだ。

ステージの中には,お金を消費してスペルの購入や強化,削除などを行えるショップも存在する。強化時には3つの選択肢から1つを選べるので,現在のデッキに合った効果を選ぼう
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道中で敗北した場合も,そのリザルトに合わせて新たなスペルがアンロックされる。アンロックされたスペルは,以降のゲームプレイ時に獲得可能になる
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 またゲーム中にボスの撃破すると,新たな操作キャラクターも開放されていく。現段階では主人公(?)の「Saffron」と,シールドを活用した戦いを得意とする「Revo」の2人しか実装されていないようだが,正式リリース時にはより多くのキャラクターが使用可能になる予定だ。

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Saffronは小回りの利く各種の射撃系スペルと,威力は低いものの連射が利くウェポンを持つ使い勝手の良いキャラクター。HPが0になった際に1度だけHP600で復活できる能力「SUB TANK」を標準で装備しているため,ゲームの基本を覚えるのにぴったりだ
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巨大な盾を持つRevoは,ダメージを肩代わりしてくれるシールドを展開できるスペルと,相手の攻撃に合わせて発動することで反撃が発生するウェポンを持つ,防御重視のキャラクター

 まだまだゲームの全容を掴めたとは言い難いが,スペルの組み合わせを考えながら敵の攻撃をかいくぐっていく爽快感と,その奥深さは十分に感じ取ることができた。正式版でスペルやキャラクターの種類が増えれば,遊びの幅はより一層広がることだろう。

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メニュー画面では,アンロックされるカードを一覧することができる。スペルによって発動する特殊効果も事前に確認できるので,こちらで予習をしておくのもアリ
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ショップのお姉さんを攻撃すると凄まじい反撃が帰ってくるなど,ローグライクの伝統を踏襲した演出も

 残念ながら日本語化の予定はないようだが,ゲームに必要な部分はスペルの効果説明くらいなので,ある程度カードゲームの英文に慣れている人なら,問題なく楽しめるはず。興味を持った人は,Steamから体験版をダウンロードして遊んでみてほしい。

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「One Step From Eden」公式サイト

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