バンダイナムコオンラインとバンダイナムコスタジオが共同で開発中の,オンラインアクションRPG「
BLUE PROTOCOL」の公式情報番組
「ブルプロ通信 番外編」が2020年10月12日に配信された。
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バンダイナムコオンラインとバンダイナムコスタジオは本日,開発中のオンラインアクションRPG「BLUE PROTOCOL」にて,マッチング負荷テストの実施と,テスターの募集開始を発表した。今回はあくまでも負荷テストとのことで,これまで実施したテストとは内容が異なるようだ。
[2020/10/12 17:02]
「ブルプロ通信」は「BLUE PROTOCOL」の情報を発信する番組で,これまでに4回配信されている。今回の「ブルプロ通信 番外編」は,配信同日である10月12日にテスター募集が開始された「マッチング負荷テスト」に関する詳しい説明が中心のショートバージョンだった。とはいえ,後半では現在の開発状況も公開され,新たな情報も含まれていたので,そのあたりもお伝えしていこう。
バンダイナムコオンライン ブループロトコル運営統括ディレクター兼プロデューサー 鈴木貴宏氏(左),バンダイナムコオンライン PROJECT SKY BLUE エグゼクティブプロデューサー 下岡聡吉氏(中央),バンダイナムコスタジオ ブループロトコル開発統括ディレクター 福崎惠介氏(右)
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マッチング負荷テストは11月7日予定。公式サイトにてテスターを募集中
今回募集が開始されたマッチング負荷テストは,新たなシステムがしっかりと機能するかどうかを限定的に確認するための大規模テストとなる。というのも,クローズドβテスト(以下,CBT)の際にパーティマッチングの機能がうまく働かなかったこともあり,システムが全面的に刷新されたからだ。
募集されるテスターは1万5000名と,CBTに匹敵する規模となるものの,プレイ時間は11月7日の19:00から21:59までの3時間限定で,かなり凝縮されたものになる。なお,テスターの応募数が規定人数を上回った場合は抽選となるとのこと。
マッチング負荷テストにおけるゲームシステムはCBT版のものとほぼ同じながら,フィールドには出られず,キャラクターレベルも25からスタートするなど,かなり限定的だ。キャラクタークリエイトはできるものの,チュートリアルなどは含まれていないので,初めて「BLUE PROTOCOL」をプレイする人は公式サイトで操作方法などを確認しておいてほしいとのこと。
当日はかなり忙しいスケジュールだが,衣装購入用のゲーム内通貨も配布される予定なので,スクリーンショットの撮影や,動画配信などは規約の範囲内でOKとされている。
テストまでにはまだ時間があるので,当日の予定を検討しつつ,気になる人はとりあえずテスターへの応募をしておくといいだろう。
CBT版ではマッチングシステムがクラッシュしてしまうなど,うまく機能していなかったため,全面的にシステムの刷新が行われた。今回のテストは新システムに問題点がないかどうか洗い出すためのものとなる
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ゲームはCBT版と同様のもの。CBTにおける意見をフィードバックしたバージョンではないので注意しよう
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フィールドへ出たり,ストーリーやクエストを進めることはできない。街から各種マッチングコンテンツへの参加を試みることになる
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キャラクター設定はあらかじめ決定されている。スキルは未振り状態なのでゲーム開始時に割り振りをしていくことになる。また,マッチング参加前に武器とバトルイマジンを装備しておく必要があるそうだ
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細かいスケジュールが書かれているが,ゲーム内でもアナウンスされるので覚えておく必要はないそうだ。時間になったら,それぞれのコンテンツへのマッチングを試みてほしいとのこと
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マッチング負荷テストに参加した人から抽選で100名にオリジナルTシャツがプレゼントされる。また公式Twitterのリツイートによる,プレゼントキャンペーンが行われている
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募集とは別に,公式サイトでは想定されるQ&A集なども公開されている
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オッドアイにも対応し,揺れ具合(?)も確認できる。「アニメの設定画」のようなキャラクタークリエイト
番組後半では最新の開発状況をチラ見せということで,4つの項目が公開された。なお,今回公開された仕様や動画などはあくまで開発中のものであり,今後変更される可能性があるということにご注意を。
どちらかというとこちらのほうに注目が集まっていた新情報4項目
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アニメ調のキャラクターが人気の「BLUE PROTOCOL」だが,キャラクタークリエイト画面はアニメの設定画をイメージした作りになっているとのこと。CBT版に加えて,ゲーム内の時間に合わせた色味の確認や,瞳の色が4色で構成できるようになっている。
目尻の角度,まつ毛の濃さや眉の濃さ,傾きなども調整が可能で,それぞれの項目はスライダー形式で微妙な違いを演出できる。瞳の色に関しては昨今の劇場用アニメにも匹敵する緻密さで描かれているが,もっとお手軽に設定したいという人向けに簡易設定も用意されている。
ゲーム内の時間演出によってキャラクターの色彩がどうなるのか,キャラクタークリエイト画面でも確認できるようになる
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それぞれの項目はスライダー形式で,微妙なこだわりにも対応してくれる
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オッドアイの設定も。もちろんどちらの瞳も4色までの設定が可能だが,お手軽に設定できるボタンも用意されている
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ゲーム内で髪や胸が揺れた場合の挙動までチェックできる
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このほか,エステ機能なども用意されており,ゲーム内でキャラクターの化粧や装飾によってさらに外見に変化をもたせることも可能となっている。
新たなる街「サラムザート・オアシス」
続いて公開されたのは
「サラムザート・オアシス」という街だ。ここはフィールドにある集落ではなく,独立した街マップになっているとのこと。砂漠の中にある開けた土地で,あまり高低差はなく平面で構成されている。ここにたどり着くには少し時間がかかるようで,シナリオやレベル的にもスタートから少し進んだところに位置づけられているようだ。
AIで共に戦ってくれる「共闘NPC」
ゲームを始めたばかりの初心者でも進めやすいように,AIによる自動操作のNPC「ジェイク」が一緒に戦ってくれる場面も公開された。共闘NPCはストーリーにも連動しているらしく,公開されたのは「巨竜の爪痕」でジェイクと一緒に戦う場面だ。どうやらこういった共闘NPCはジェイクだけではないようで,いろいろと予定されているとのこと。ストーリーのネタバレにもなってしまうため,詳しい内容はまだ公開できないらしい。
一緒に攻撃してくれるだけでなく,敵の注意を引いてくれたりもする
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剣を背中にまわして余裕を見せたりするなど,キャラクターごとのアクションにも注目
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敵からの攻撃を受けてしまうこともあるが……戦闘不能になったりするのかどうかが気になるところだ
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エフェクトなどでキャラクターが視認しにくくなった際にはアウトラインだけが描画されるなど,新たな機能も追加されている
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スキル設定の自由化にも注目! そしてリリース時には新クラスが追加されることも明らかに
最後にキャラクターのスキルについて。今回はスペルキャスターを例に解説された。まず,スペルキャスターは回避モーションがテレポートするかのような瞬間移動に変更され,回避中に攻撃をすると回避攻撃が発動するようになった。この回避攻撃は全周囲の敵を吹き飛ばす内容になっているとのこと。
スペルキャスターの回避攻撃。福崎氏の言葉からすると,各クラスにいろいろ用意されているようだが……?
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また,スキルの設定も自由化された。CBTの場合はクラススキルの設定が2パターンあり,どちらかを選択する形式だった。今回配信で公開されたものは,CBTではありえなかった雷・雷・バフ・バフというスキル設定になっており,プレイヤーが任意で変更できるという。これは,ほかのクラスでも同様とのことだ。
ライトニングの本数はチャージで増加する形式からスキルレベルで増えていく形式に調整中らしい
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スキルの組み合わせは自由自在に。自分なりのスキルの連携を考える楽しさもありそうだ
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この会話中,下岡氏が「最近は
新クラスのテストプレイも面白く……」とポロリ。どうやら言うつもりはなかったようだが,新クラスもすでにテストプレイが可能な状態まで開発が進んでいることが判明した(名前を決めている段階とのこと)。チャット欄などが新クラスへの期待で埋め尽くされることになり,配信の最後には鈴木氏が
「リリースの際には新クラスが追加される予定です」と発表する事態になった。
CBTのフィードバック後,しばし開発に専念すると宣言してから数か月。まずは負荷テストという形ではあるが,再び姿を見せ始めた「BLUE PROTOCOL」の今後の動向が気になるところだ。