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2回目の単独イベント「ピオフィオーレの晩鐘 〜Festa di Natale〜」,みんなの想いが詰まった聖なる1日をレポート
ファンディスク発売から約1年後に開催された本イベントには,多くの「ピオフィ」ファンが集まった。本稿では,全キャストがそろった夜公演の模様をお届けしていく。
まずは,開演時間にダンテ,ギルバート,楊,二コラ,オルロック,アンリによる,イベントの注意事項が説明される。新型コロナウイルス感染拡大予防の対策として観客の発声行為禁止ということで,ギルバートから気持ちは拍手で表現してほしいとお願いが。一度練習してみようと言われ,客席から大きな拍手が上がるとキャラクターたちから嬉しそうな反応が返ってきた。
開演すると,石川界人さん(ダンテ・ファルツォーネ役),森久保祥太郎さん(ギルバート・レッドフォード役),岡本信彦さん(楊役),木村良平さん(二コラ・フランチェスカ役),豊永利行さん(オルロック役),立花慎之介さん(アンリ・ランベール役)によるオリジナル朗読劇「Sogno di Natale」がスタート。
朗読劇は,教会からいなくなった子どもの行方を捜すため,みんなで協力するといった内容だ。ダンテとギルバートがクレタ地区で聞き込みを行っていると,普段ヴェレーノから出ない楊が偶然現れる。「どうしてこんなところまで?」と問われると,「うるさい,殺すぞ」と会話をぶった切っていたが,ブルローネマフィアの頭3人が揃い,微笑ましいやりとりを繰り広げていた。
なかでも印象的だったのは,ストーリーテラー的な役割も担っていた立花さん。仮面をつけて顔を隠して登場すると,まるでショーがこれから始まるかのように仰々しく語りはじめ,観客はドキドキしながら見守った。
朗読劇の前半が終わるとオープニングトークへ。自己紹介のはずが,なぜかみんなで楊のモノマネ合戦に!? 岡本さんも「ちょっと待ってくださいよ〜」と,森久保さんのモノマネをして対抗するが,まったく止まらず撃沈。最終的に楊というよりゾンビみたいだよねと,キャスト陣も大笑いしていた。
トークが終わると,突如スクリーンに楊が登場。楊を演じる岡本さん本人がステージにいるにも関わらず,楊の台詞が会場に流れると,観客もキャスト陣もスクリーンにくぎ付けに。
スクリーンから楊がいなくなると,司会の森久保さんが楊が話していた内容について「さっぱり頭に入ってきませんが……」と笑いを誘った。そのままバラエティコーナー「マフィアのメリークリスマス」がスタートすることに。2チームにわかれ,3種類のミニゲームに挑戦し,優勝チームの出演者にはそれぞれプレゼントが贈られるとの説明に,キャスト陣はやる気十分の様子だった。
ミニゲームの中で特に盛り上がったのは,「崩したら負け! プレゼントBOXタワー」。さまざまな形のプレゼントBOXをチームごとに1個ずつ積み上げていき,先に崩した方が負けといったものだ。
一番最初に立花さんが1個目からBOXを縦に置くと,続く豊永さんも斜めにしてみるなど,かなり攻めの姿勢。さらに岡本さんや石川さんがハート型のBOXを2個積み上げたため,順番が回ってきた木村さんは戸惑いの表情を浮かべていた。なんとか乗り切り,タワーはさらに上へ積みあがっていく。結局,1回戦2回戦ともにお決まりの流れかのように……同じ人が崩してまったのだが,何度も訪れる難しい局面をみんなでハラハラしながら見守った。
対戦結果や数々のミラクルは,ぜひまだ配信中のアーカイブ配信で確認してほしい。
優勝チームがもらえるプレゼントには,たわしも入っているそうで,誰が何を選ぶのかはランダムとなっていた。夜公演では,全員高級クリスマスプレゼントを手にし喜んでいた。
朗読劇の後半で,無事に事件を解決できたダンテたち。シリアスなストーリーで進んいったが,物語はここで終わらない。“夢”は覚め、これまで主人公とともに積み重ねてきた想いをそれぞれのキャラクターが吐露するシーンでは、甘い愛のささやきというよりも,心からの感謝とこれからも2人幸せに歩んでいきたいという気持ちが存分に詰め込まれており,客席からはすすり泣く声が聞こえてきた。
6人分の想いを受け止め会場がしっとりとした雰囲気に包まれるなか,maoさんのライブコーナーへ。Nintendo Switch用に発売された「ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio 1926-」のエンディングテーマの1曲「Silent Glim」の歌詞とmaoさんの優しくも力強い歌声が,心に染み入っていく。歌い終わったあとに,本作の曲たちは宝物だとmaoさんは話していたが,彼らと過ごした日々を思い起こさせる,まさに宝物のようなひとときを過ごすことができた。
最後の挨拶では,こうして愛される作品になってくれてうれしいと木村さんが話せば,キャスト陣はみんな大きくうなずいていた。また,「ピオフィ」のすべてに感謝ですと客席に向かって語り掛けていた石川さんの姿も印象的だった。
そしてステージから退場する際に,ステージ上のクリスマスツリーの下に置いてあったプレゼントBOXを大事そうに抱えて帰る豊永さん。可愛い行動にキュンとしていると,スクリーンにダンテたちが1人ずつ現れ,再び優しく,心に残る言葉を残した。最後まで「ピオフィ」愛に包まれたイベントは,こうして幕を下ろした。
次に「ピオフィ」の世界観に触れられるのは,2022年2月20日に開催されるオトメイトファンイベント「Dessert de Otomate 2022」。ここに「ピオフィ」キャスト陣も出演する。また,ミュージカルも2022年5月に開催される予定だ。
まだまだ展開が続く「ピオフィ」。これからどんな世界が待っているのか楽しみに待とう。
なお本イベントの模様は,昼夜ともに2022年1月3日23時59分までアーカイブ配信されている。昼夜2公演の通しチケットを購入するとキャスト陣による映像特典も見られるそうなので,気になる人はチェックしよう。
イベント「ピオフィオーレの晩鐘 〜Festa di Natale〜」公式サイト
「ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926-」公式サイト
「ピオフィオーレの晩鐘 -ricordo-」公式サイト
- 関連タイトル:
ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926-
- 関連タイトル:
ピオフィオーレの晩鐘 -ricordo-
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