中国NetEase，日本でも配信予定の「アンノウン フューチャー」「アカツキランド」と，本を擬人化した「Masterwork Apocalypse」を紹介

　NetEaseは2019年5月20日，同社のタイトルについてのカンファレンスを中国・広州で開催した。本稿では，日本での配信も予定されている「アンノウン フューチャー」「アカツキランド」と，本の擬人化をテーマにした「Masterwork Apocalypse」の3作品を紹介しよう。

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「アンノウン フューチャー」

　「アンノウン フューチャー」（iOS/Android）は，日本向けの展開も予定されている新作アプリ。同社によると，ジャンルは，“美少女冒険カードゲーム”とのこと。


　4Gamerはカンファレンス後に開発者インタビューを行ったのだが，本作の最大の目標として掲げられているのは，日本市場でも成功することだという。実際，キャラクターデザインには日本人イラストレーターが多数起用されており，主題歌も声優の花澤香菜さんが担当する。さらに，カンファレンスで上映されたトレイラーには日本語のテロップも入っていた。



　主人公のエルサは，ある事情により過去に遡れるという。ゲーム内世界は，「黒潮」と呼ばれる災厄を3度被ったために崩壊するのだが，エルサの能力を利用して，歴史の随所に設けられた「分岐点」に遡って冒険し，最終的に黒潮を食い止めるのがゲームの主な目的になるという。


　バトルシステムにも力が入れられているとのことで，詳細は不明だが「ローグライク」であることがアピールされていた。今回のカンファレンスに合わせて，バトルを含む紹介動画も公開されているので，こちらも合わせてチェックしてほしい。ちなみに，日本でのサービス開始時期は，今のところ2019年夏を予定しているという。

「アカツキランド」

　「アカツキランド」（iOS/Android）は，“ワクワクドキドキRPG”を謳う，セルアニメ風のグラフィックスが特徴となる新作タイトルだ。


　カンファレンスでは，本作が2019年5月30日，世界130以上の国と地域で同時にサービスを開始することが明らかにされた。日本でも同日に配信されるので，興味のある人は，事前登録を行っておくと良さそうだ。


　本作では，プレイヤーキャラクターが自分専用の「島」を所持でき，ここを拠点にハウジングや生産活動や釣り，ほかのプレイヤーとのコミュニケーションなどが楽しめる。また，MOで挑むインスタンスダンジョンや，MMOライクなフィールドエリアなどが用意されており，幅広いプレイスタイルに対応しているという。

　プレイヤーが選べるジョブ（職業）は，それぞれが2種類の武器を装備しており，パーティプレイやソロプレイなど状況に応じて武器の切り替えができるという。また，武器やアクティブスキルに「元素」と呼ばれる属性効果が付与でき，さまざまな活用が可能になるそうだ。


　そのほか，熊本県のゆるキャラとしておなじみの「くまモン」とのコラボ展開が予定されていることが発表された。例えば，くまモンをペットにして連れ回したり，くまモンにちなんだ建物を建築できたり，くまモンがNPCとしてプレイヤーキャラの島を訪れたりするという。コラボの紹介動画を以下に掲載するので，世界130以上の国と地域におけるくまモンファンはぜひチェックしてほしい。

「Masterwork Apocalypse」

　最後に紹介する「Masterwork Apocalypse」は，今回のカンファレンスで初公開されたアプリだ。登場キャラ達は歴史上の著名な本を擬人化したもので，会場では，詩人ダンテの「神曲」や，ダーウィンの「種の起源」にちなんだ女の子のキャラクターなどが確認できた。
　プレイヤーはさまざまな世界を旅しながら，これらの強力な魔法書（＝キャラクター）の収集，育成などが楽しめるという。
　ゲームシステムの詳細は不明だが，2019年6月に中国で小規模のテストプレイを予定しているとのことだ。

「Masterwork Apocalypse」公式サイト（中国語版）