プレイレポート
「V4」はスマホとPCのどちらでも遊べる新作MMORPG。開発版ベースでゲームの概要や遊び方を紹介
「V4」公式サイト
「V4」ダウンロードページ
「V4」ダウンロードページ
PC版を公式サポート
出先ではスマホ,自宅ではPCのプレイスタイルもOK
「V4」は,PCとスマホのクロスプラットフォームで展開されており,出先ではスマホ,自宅ではPCというプレイスタイルでも遊べるMMORPGだ。
ゲーム内の世界は「シルナス」と「ルナトラ」からなる2層構造。後者の「ルナトラ」ではプレイヤーたちがサーバー間の垣根を越えて同じフィールドに参加できるというインターサーバーシステムも大きなウリとなっている。
「V4」のプレイヤーキャラは,人間界「シルナス」の住民であり,魔界「バトラ」に棲む悪魔とその信奉者たちによる人間界への侵略を防ぐため,一騎当千の冒険者集団「盟約の一員」の隊長となって,個性的な仲間を率いて戦うことになる。
ゲーム開始後のキャラメイクでは,そんな隊長であるプレイヤーキャラの作成を行い,6種類の中から好きなクラスを選ばなくてはならない。以下,各クラスの特徴を紹介していくので,参考にしてほしい。
●マジシャン
「杖」と「水晶球」で魔法スキルを使う。いわゆる魔法使いタイプ。
特定のスキルを当てると,一定確率で「集中力」を獲得する。「集中力」を消費して「魔法連携」を使うとスキルが強化され,さらに「魔法連携」を何度か使うとより強力なスキル「炎の解放」が発動可能となる。戦いの中で火力が段階的に上昇していくクラスだ。
●ウォーロード
「槌」と「ガントレット」を武器に,直接攻撃を行うクラス。
時間経過で「活力」が蓄積されていき,最大になると「暴走」が使えるようになる。
「暴走」すると「怒り」を獲得し,一定時間クリティカルと攻撃力が増加する。加えて攻撃スキルが「暴走」時専用のものとなり,より強力な攻撃を繰り出せる。
●ブレイダー
「太刀」と「小刀」で素早い攻撃を行う。
スキルを使ったあと,特定のスキルに派生する「連携スキル」を使うと相手に「印」(しるし)を付与できる。「印」を付けた相手に対しては専用スキルで攻撃でき,スキル→連携スキル→「印」専用スキルという形で3回の連続攻撃が可能だ。
●ナイト
「盾」と「長剣」で戦うクラス。
スキルをヒットさせると「気合」が上昇し,最大まで溜めて「剣の衝動」を発動させると,範囲攻撃を繰り出しつつ「強化状態」となって攻撃力がアップする。この状態でさらに気合を溜めて「殺気放出」を使えば被攻撃ガード時のダメージが減少し,より倒されづらくなる。
●ガンスリンガー
「拳銃」と「長銃」で遠距離攻撃を行う。
固有スキル「次弾装填」を使うとスキルセットが切り替わるという,ほかのクラスにない特徴がある。1つのスキルセットには5つのスキルを配置できるため,合計で10種のスキルを使える。
スキルを発動すると「予熱」が溜まっていき,強力なスキルの中にはこの「予熱」が溜まっていないと発動できない場合もある。
●アクスラー
「斧」と「砲」で近接攻撃および中距離範囲攻撃を行う。
「砲」を使った高レベルのスキルは範囲攻撃が多く,標的をバンバンと爆発する姿はなかなかに派手で気持ちがいい。時間経過で「気流」が蓄積し,最大になると「歪曲状態」を発動。一定時間パワーアップする。
小さな身体の少女が大きな「斧」と「砲」を振り回すというクラスであり,なんとなく日本で人気が出そうだ。
なお,メインクエストを進めていくと「デビルチェイサー」としての能力が開放される。モンスターを倒すことでパワーを少しずつ蓄積していき,この能力を開放すると一定時間禍々しい姿に変身する。変身時は専用のスキルを発動可能となり,通常よりもパワフルな攻撃を繰り出せる。連続使用はできないので,ここぞという場面を見極めて変身しよう。
充実のオート機能でメインクエストを次々と自動操作
「V4」におけるクエストの内容は,特定のモンスターを討伐したり,草花などのアイテムを採集したりなどさまざまだが,オート機能が充実しているので,プレイ中に迷うことはないだろう。
なお,「盟約の旅路」(メインクエスト)のオート機能については,クエスト完了後に次のクエストも自動進行させていく「連続進行」というオプションも存在する。「節電モード」と組み合わせれば,バッテリーの消費を最小限にしつつメインクエストを進行できる。
戦闘だけではなく,採集もオート機能に任せられる。周囲に対象となるアイテムがなくなっても,再出現するまで周囲を巡回してくれるので至れり尽くせりだ。たまには素材稼ぎがてら,狩りではなく採集をオートで行うのもいいだろう。
普段はユーモラスだが,バトルではめっぽう強い!
頼れる仲間「盟約の一員」
「V4」のクエストで印象的なのが,仲間である「盟約の一員」たちの存在だ。彼らは強大な悪魔に立ち向かう凄腕冒険者なのだが,いずれもくせ者というか,キャラクターが濃い。たとえば「ミリア」は,黙っていれば美女なのだが,実はポンコツなところがある。金銭感覚が皆無なうえ,どうにも浮世離れしているところがあり,小学生と一緒に冒険しているような気分になる。
そしてほかのメンバーも強いはずだがどこかズレた一面を持っているのがポイントだ。「イブリン」は優れた魔法使いだが中身は子供で,背が低いことをコンプレックスに感じているし,「ラッツ」は黙っていればイケメンで影のリーダーっぽく見えるのだが,ほかのメンバーに押されると弱い面がある。クエストにおける彼らのやり取りは,台詞がボイスつきなのもあってクスっときてしまう。
・メインNPCキャスト一覧
「イブリン」(CV:鬼頭明里さん)
「ミリア」(CV:逢田梨香子さん)
「カッセル」(CV:前野智昭さん)
「ラッツ」(CV:島崎信長さん)
ちょっと残念なところのある「盟約の一員」たちだが,苦しんでいる人は見過ごさないし,戦闘となればめっぽう強い。普段は面白いが,決めるときは決めてくれるカッコイイ仲間たちなのだ。クエストには「盟約の一員」メンバーと一緒に戦うものも多い。1人で遊んでいてもパーティプレイの気分を味わえる。
メンバーたちはクエストで一緒に戦うだけではなく,「仲間」コマンドで任務に派遣できる。「イブリン」なら素材の採集,「ミリア」はモンスターを討伐してアイテムを確保するといった具合に,それぞれの特技を生かしてくれるのだ。メンバーたちは一定時間が経つと帰ってきて戦利品をわたしてくれる。そのあとは新たな任務へ派遣できるので,効率良く働かせよう。
「仲間」コマンドで派遣できるのは「盟約の一員」だけではなく,メインクエストで登場したキャラクターたちも対象となる。中には強力なネームドモンスターを討伐してくれる者もいて大変に心強い。
仲間が増えると「ストーリー」を見られるのも楽しいところで,この「ストーリー」はちょっとした小悪党にも用意されており,キャラの深堀りには開発側が力を入れていることもうかがえる。
装備ガチャなし。さまざまな方法で戦闘力を底上げするやり込みの楽しさ
戦闘してレベルアップする以外にも,さまざまな方法でプレイヤーキャラを強化できる。
スマートフォン向けMMORPGで戦力強化と言えば「ガチャ」を思い浮かべると思うが,「V4」には武器や防具が出てくる「ガチャ」は存在しない。装備はモンスターからのドロップやクエストの報酬として手に入れられるし,最高レアリティである「英雄」クラスの装備を生産できる。装備品の強化には限界があり,レアリティが上がることもない。つまりガチャ運ではなく,「ゲームを進めると強い装備が手に入る」古き良きMMORPGの王道を損なっていないのだ。
素材の採集も,実はプレイヤーキャラを強化する手段の一つだ。採集すると,装備やアイテムの生産素材が手に入るが,繰り返していると採集レベルが上がり,戦闘力がわずかにアップする。
また,モンスターを倒すと「痕跡」が集まり,一定数に達すると「調査レベル」を上げられる。そして調査レベルが上がるたびに,プレイヤーキャラの能力値が少しずつ上がっていく。オート戦闘に任せて狩りをしてもらうはずが,能力値が上がるのが楽しくてついポチポチと調査レベルを上げていたなんてこともあり,コツコツのプレイスタイルを好む人に嬉しい要素だ。
クエストの報酬やフィールドでの狩りを通じて「刻印石」や「魔石」が手に入ることもあり,これもプレイヤーキャラを強化する要素となる。「刻印石」や「魔石」を「魔石刻印」の強化/はめ込みに使用し,プレイヤーキャラの能力値をアップできる。
そのほか「召喚獣」や「乗り物」によってもプレイヤーキャラの能力は底上げされる。
「召喚獣」はいわゆるペットで,丸々とした豆柴や,黒目の大きな子猫といった動物系はとくに可愛らしく,ほっこりしてしまう。中には取得経験値を上げたり,ネームドモンスターへの攻撃力を上昇させたりするペットいる。
「乗り物」はいわゆるマウントで,プレイヤーキャラの移動を助けてくれる。ペットとは逆にカッコイイ系がメインのイメージで,ゴツゴツとした軍馬,威圧感のある獅子,多脚をわしゃわしゃと動かしながら歩くクモなど,「召喚獣」同様にバリエーションは豊富だ。
じっくりと遊べるやり込み系コンテンツも充実
複数のプレイヤーが参加する「大規模戦」も大きな魅力だ。例えば「フィールドボス」を倒すと良い報酬を獲得しやすいが,その名のとおり「フィールドボス」は強力で,多数の協力が不可欠である。
メインストーリーを進めていくと,「ルナトラ」に行けるようになる。「ルナトラ」は裏世界のような場所で,一部地域では通常のフィールドよりも強いモンスターがうろついており,プレイヤーキャラ間の攻撃(PvP)が可能だ。
面白いのが,条件さえ揃っていれば,ほかのサーバーの「ルナトラ」にも行ける点だ。同じサーバーの仲間同士でほかサーバーのプレイヤーキャラにPvPを仕掛ける光景が目に浮かぶが,実際のところどうなるのか。原稿執筆時点ではサービス前なので,そこは正式サービス後の楽しみとしたい。
スマホ向けMMORPG定番のオート機能はもちろんのこと,出先ではスマホ,自宅ではPCというプレイスタイルもサポートする「V4」は,社会人にも遊びやすそうなMMORPGだ。興味がある人はサービスが始まったばかりの本作をぜひ遊んでみてほしい。
「V4」公式サイト
「V4」ダウンロードページ
「V4」ダウンロードページ
(C)2019 NEXON Corp. & NATGAMES Corp. All Rights Reserved.
(C)2019 NEXON Corp. & NATGAMES Corp. All Rights Reserved.