［プレイレポ］「勝利の女神：NIKKE」に新登場の水着「メアリー」「ネオン」は灼熱コードのボスに対して強いニケだ

　Level Infiniteのスマートフォンアプリ「勝利の女神：NIKKE」（iOS / Android / PC）で2023年6月15日にアップデートが実施され，SSRの新キャラクター「メアリー：ベイゴッデス」（CV：戸松 遥さん）期間限定募集で登場する予定だ。さらに，6月22日には同じくSSRの新キャラクター「ネオン：ブルーオーシャン」（CV：日高里菜さん）が期間限定募集で登場する予定だ。


　新キャラクターとは言ったものの，もともと「メアリー」「ネオン」として登場済みの2人。季節は“夏”ということで，装いも新たに新キャラクターとしての実装となる。あとから一般募集などに追加されない期間限定のニケとなる点に注意しよう。
　今回，テストサーバーでこの2人を使ってみたので，それぞれのプレイ感触や性能について紹介しよう。

※掲載する画像はいずれもテストサーバーのもので，実装時には数値などが異なる場合があるのでご注意を。

スタック回数による回復量と火力アップが長期戦で光りそうな「メアリー：ベイゴッデス」

　メアリー：ベイゴッデス（以下，メアリー）はテトラが開発したニケで，部隊“セラフィム”に所属している。コードは“水冷”，武器は“スナイパーライフル”，バースト属性は“I”の支援型になる。ここだけ見れば，オリジナルとの違いは武器がショットガンから変わっただけだ。


　まず，スキル1の「海辺の日差し」は，フルバーストタイムが発動したとき，味方全体に発動回数に応じたバフ効果を付与するというものだ。1〜3回めまで，バフの種類は変わらず“スキル発動者の最終最大HP（※）から数％ぶん回復（1秒ごと）する効果を5秒間”付与する。この効果はスタックされる（3回めの場合，1〜3回めすべての効果が付く）うえ，あとになるほど回復量が多くなるので，長期戦で活躍しそうな回復スキルとなっている。

※今回のアップデートで，ステータスが影響するスキル効果の表記が変わり，“最終”最大HPといったように，参照する数値がベースの値ではなく，スキル発動時点の値であることを明確にしている

回復はスタックした効果の合計値ではなく，回復効果がそれぞれ同時に発生する形だ

　スキル2の「足を濡らす波」は，バーストスキルを使用したとき，水冷コードの味方全員に対して，発動回数に応じたバフ効果を付与するというものだ。スタックするのはスキル1と同じで，効果は有利コード（つまり灼熱コード）への攻撃ダメージが上昇する（1回め：3秒間，2回め：5秒間，3回め：10秒間）。効果付与の対象が同じ水冷コードの味方ニケであること，効果量や維持時間は回数によって異なることなどには注意したいが，3回分スタックしたときの上昇値はかなり強力なものになるだろう。

　そして，バーストスキルの「静かな水面」は，水冷コードの味方全体の攻撃力を上昇させ（3秒間），さらに味方全体の最大HPがスキル発動者の最終最大HP基準で上昇する（10秒間）というものになる。自身のスキル1やスキル2の効果を強化する形になるわけだ。また，クールタイムは20秒なので，属性“I”ニケとして1体で採用可能だ。

真の火力（？）を手に入れた。灼熱コードの対ボス戦で大活躍しそうな「ネオン：ブルーオーシャン」

　もう1人のネオン：ブルーオーシャン（以下，ネオン）はエリシオンが開発したニケで，部隊は“カウンターズ”に所属。コードは“水冷”で，武器は“マシンガン”，バースト属性は“III”の火力型になる。オリジナルは灼熱コードでバースト属性“I”の支援型だったが，あの火力マニアが，なぜか“水力”でついに本気を出した！ といった感じだろうか。
　ネオンはプレイ初期から仲間にいるSRキャラクターなので，ファンとしてはSSRでの実装を待っていたという人もいるだろう。

あれだけ火力，火力と言うのになぜ支援型？とは思っていた

　さて，スキル1の「アッパーウェーブ」は，バーストスキルを使用したとき，自分に発動回数に応じた効果を付与するというものだ。実はスキル2も同様で，ここまで来たらメアリーと合わせて“なるほど。2人のスキルは寄せては返す波をイメージしているのか……”と気づけるだろう。
　話を戻すが，その効果はパーツダメージを20秒間上昇させるものとなる。3回めになれば非常に強力な効果になるが，発動間隔がバーストスキルのクールタイムに寄ってしまうため，最大威力を発揮できるのは，ボス戦終盤など限られた状況になるだろう。

3回めが発動するのは計算上，1回めから80秒後になる

　続いて，スキル2の「ウォータージェット」は，バースト3段階突入時，自分に発動回数に応じた効果を付与。その効果は有利コードへの攻撃ダメージが上昇する（10秒間）というものだ。属性“III”のニケがバーストスキルを撃てる状態になればいいので，高頻度で発動する強力なスキルとなっている。

　そして，バーストスキルの「フルハイドロショット」は，自分の使用武器を変更（7秒間。ダメージは最終攻撃力から算出）し，攻撃対象が灼熱コードなら最終攻撃力から算出される追加ダメージを与えられるというもの。変更後の武器は，広範囲を攻撃するロケットランチャーに似た効果を持っているが，特徴はどの武器種とも異っている。時間内であれば弾切れはなく，連射すれば9〜10発ほど撃てるようだ。なお，火力型の属性“III”なので，クールタイムはもちろん40秒となる。

攻撃が敵に命中すると水が弾けて広範囲にダメージを与える。ショットガンのように弾丸がばらけるわけでもなく，ロケットランチャーのようにチャージが必要なわけでもない特殊な武器……というか水鉄砲だ

対ニヒリスター戦の最適解か？ 灼熱コードにめっぽう強い2人

　というわけで，2人のスキルを見てきたが，どちらにも言えるのは，灼熱コードの対ボス戦（ニヒリスターやブラックスミス戦が主となるだろうか）での活躍を想定したニケであるということだ。

　メアリーは，バーストごとの回復効果や水冷コードニケへのサポートが強力で，ボス戦の終盤，攻撃が激しくなるタイミングで回復量を増やし，同時に水冷コード限定だが，一気にトドメを刺すためのダメージ上昇バフを配るなど，理にかなったスキル構成になっていると感じられる。


　一方のネオンも，そのサポートを受けながら，自身でも灼熱コードへの与ダメージを増やし，ボス敵のパーツを集中攻撃，バーストスキルでさらに追加ダメージと，灼熱コード絶対倒すウーマンとなっている。

　ほかにも水冷コードと言えば，どの場面でも使いやすいプリバティや，1発のダメージが魅力のブリッド，阻止部位（赤丸）へのダメージ強化や攻撃によるHP回復効果を持つヘルムなど対ボス戦で活躍できるニケが多く，シナジーにも期待できるだろう。


　半面，ボス戦以外では，灼熱コードメインの敵が出てくるステージならともかく，無駄になるスキルが多くなるので扱いが難しくなる。メアリーに関して言えば，スキル1の回復効果がどの場面でも活用できそうだが，ネオンはパーツを持たない敵，有利コード以外の敵にスキルの効果がなく，バーストスキルの追加ダメージも入らないなど，あまり良いところがない。

　以上のように，使う場所は限られてしまうものの，敵が灼熱コードであればかなり有利に戦闘が進められるのは間違いないだろう。対ニヒリスターの編制メンバーとしての採用はもちろん，とにもかくにも水着キャラだから欲しいという人は，繰り返しになるが期間限定での募集となるのでお見逃しなく。

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