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「アークナイツ」(明日方舟)プレスカンファレンスレポート。公式コスプレイヤーに伊織もえさんが就任,渾身のアニメPVも初公開
「アークナイツ」プレスカンファレンス配信ページ(YouTube)
「アークナイツ」公式サイト
このプレスカンファレンスでは,Yostar代表取締役社長の李 衡達氏,「アークナイツ」PR担当の横山氏が,日本版サービス開始を1月16日に控えた本作の魅力を実機プレイとともにアピール。さらに,メインヒロインのアーミヤ役を務める声優の黒沢ともよさんや,コスプレイヤーの伊織もえさん,アニメーションPVを制作したYostar Pictures取締役の稲垣亮祐氏,斉藤健吾氏をゲストに迎え,本作にまつわるトークや制作秘話などを披露した。
まずは横山氏と黒沢さんが登壇し,お二方のトークや実機プレイを交えながら本作の世界観やゲーム内容が紹介された。
「アークナイツ」の舞台となる世界には「源石(オリジニウム)」という鉱石が存在し,それは主要なエネルギー源となる反面「鉱石病(オリパシー)」という治療不可能な感染症を引き起こしていた。隔離され,迫害を受け続けた感染者たちは「レユニオン・ムーブメント」を組織し,感染者の権利奪還と復讐のために世界各地でテロ行為を開始する。
そんな中,アーミヤとドクター(主人公)が率いる感染者問題の専門組織「ロドス・アイランド」は,感染者たちの侵攻を食い止めつつ,また騒動の黒幕や感染症の治療法を探るべく,各勢力間を奔走していくことになる――というのがストーリーの大筋だ。
その勢力というのも製薬会社や研究機関といった企業が核となっているものなど形態はさまざまで,各勢力内には動物モチーフの耳や角が生えた感染者たちの姿も。それらの紹介に際して,横山氏から「気になる勢力はいます?」と振られた黒沢さんは,スライド右上の「PENGUIN LOGISTICS」に着目。
横山氏いわく,日本版では「ペンギン急便」と訳されるこちらの勢力は,表向きは物流業者でありつつも裏では物騒な品や情報などを運ぶ“運び屋”とのこと。さらに組織名の由来にして組織を束ねる“ペンギン”がキャラクターとして登場することもチラリと明かされるなど,本作のダークかつユニークな世界観設定を垣間見られた。
本作のゲーム内容を「(キャラクターの)育成要素のあるタワーディフェンスゲーム」とひと口に紹介した横山氏。マップ内の特定の場所から次々と出現する敵の侵攻を食い止め,「防衛ライン」への到達を防ぐという基本的なタワーディフェンスゲームのルールに則りつつも,うまく勝利するためには各キャラクター(本作では「オペレーター」と呼称)の「ジョブ」の特性や,「スキル」の効果を理解,活用することが重要だと語った。
戦闘画面の解説後に披露された実機プレイでは,まず横山氏がチュートリアルステージとなる第0章に挑戦。
序盤は時間経過で溜まる「コスト」を消費し,いかに効率よく「オペレーター」を配置するかという判断力が問われるが,「オペレーター」自体は自動攻撃なため,一旦配置が済めばバタバタと敵が倒れていく爽快感に浸れる。そんな,戦略性と爽快感のメリハリの良さが本作の魅力となっているようだ。
続いて挑戦した黒沢さんも,ドラッグで「オペレーター」を配置し,スワイプで向きを指定するという基本操作をすぐにマスターし,瞬く間に2ステージをクリア。プレイ前は「ゲームはてんでダメで……」と不安そうな表情の黒沢さんだったが,本作の直感的かつストレスフリーな操作感が気に入ったようで,脳トレとして祖父母にもプレイを勧めたいと笑顔を覗かせていた。
他にも,本作には戦闘中にいつでも使用可能なポーズ機能や,配置する「オペレーター」を選択中のスローモーション演出など,タワーディフェンスにあまり馴染みのないユーザーでも気軽に遊べるような細やかな配慮が実機プレイから確認できた。
最後に横山氏から,敵の侵攻ルートを制限できる障害物アイテムなどの戦略性に深みを与える要素や,「オペレーター」の居住スペースである「基地」に家具を配置するという箱庭的要素も盛り込まれていることも語られ,ゲーム紹介コーナーは終わりの運びとなった。
カンファレンスの後半では,本作に関する新情報や初出のPV映像などが公開に。まずは公式コスプレイヤーとして伊織もえさんの就任が発表され,アーミヤの衣装に身を包んだ伊織さんが登壇。今後は本作の関連番組やイベントにも出演するようだ。
実は今回の衣装は伊織さんのお手製で,2018年の試遊会で本作に惚れ込んだ彼女は「ワンダーフェスティバル2019上海」で展示されたアーミヤの等身大フィギュアを全身くまなく写真に撮り,コスプレ衣装を作りながら日本でのサービス開始を楽しみに待っていたという。
そんな作品愛が今回の就任につながったという伊織さんは,コスプレを通じてゲームの入り口を広げていきたいと活動への意気込みを語ってくれた。
次に上映されたのは,初公開となるアニメーションPVだ。本PVを制作したのはYostarが新設したアニメーション制作会社Yostar Picturesということで,始めに李氏がYostar Picturesを設立した経緯について説明。近年は,日本向けに国外のゲームを展開しようとしても,SNSを通じて本国版の情報がネタバレされてしまうことが多く,日本向けにアニメという形で目新しい情報を提供することは代理運営を手掛けるYostarの使命だと考えていたこと,また日本のアニメ業界が多忙なため,スピード感を持ってアニメを制作するためにも自社内での設立が必要不可欠だったことなどが,理由として語られた。
その後の,Yostar Picturesの取締役を務める稲垣亮祐氏,斉藤健吾氏による制作スタッフトークでは,少数精鋭でハイクオリティなPVを目指すにあたり,日本のアニメ制作現場ではあまりないという絵コンテを使わない手法で手掛けられたことや,アクションシーンのカメラワークに凝るあまり背景画のサイズが莫大になり,原画マンのPCがフリーズしてしまったことなど,制作秘話が次々に飛び出した。
Yostar Pictures入魂のアニメーションPVをぜひチェックしてほしい。
最後にローンチPVが公開され,待望の日本版サービス開始が1月16日であることが発表された。当日の登壇者たちから挨拶があったあとで,李氏より「私がYostarに入社する前から運営が決まっていたタイトルでして,Yostarと一緒に成長していったタイトルです。ようやく世の中に出せるということで,半分緊張で半分嬉しくもあります。まずは本作を手に取っていただいて,いろいろなご意見やご支持をいただければと思います」とコメントし,発表会を締めくくった。
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(C)2017 Hypergryph Co., Ltd.(C)2018 Yostar, Inc. All Rights Reserved.
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