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吉田直樹氏による「ファイナルファンタジーXIV」ファンイベントの基調講演をレポート。フェイスやワールド間テレポ,新種族,青魔道士の追加が発表
イベントの開幕を飾るのは,プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏(以下,吉田氏)による基調講演だ。すでにお伝えしている通り(関連記事),新拡張パッケージ「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」(PC / PS4 / Mac。以下,漆黒のヴィランズ)の発表や,そこで追加される新システムが続々と公開となった。本稿では,基調講演で明らかになった新情報をまとめてお届けしよう。
「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」ティザーサイト
新たに複数のジョブが登場。バトルシステムの変更も
最初に,漆黒のヴィランズで複数の新ジョブが追加されることが発表となった。まだ具体的なジョブ名までは出せないようだが,「トレイラーに何か映ってたよね?」と吉田氏は語っていたので,じっくり見ると何か発見があるかもしれない。
続いて,レベルキャップが80へと引き上げられることと,それに伴うバトルシステムの調整が発表された。
具体的には,ホットバーに収まらないほどに増えてしまったアクションが再調整されるほか,現在バトルに使っている2つのリソース(TPとMP)が,MPのみに統一される。
また,以前から吉田氏が言っていた,バリアヒーラーのヒール量(どれだけバリアがかかっているか)がUIで表示されるシステムも実装になるようだ。
新たなフィールドや蛮族「ン・モウ族」が追加
漆黒のヴィランズで実装される新規フィールドについて,吉田氏は前回の拡張パッケージと同様に「新作RPG1本分の体験をお届けする」と紹介。広大なフィールドを期待して良さそうだ。
今回は「ラケティカ大森林」と,「アム・アレーン」という2つの新規フィールドのスクリーンショットが公開された。
そして,新しい蛮族「ン・モウ族」が発表となった。彼らは「ファイナルファンタジーXII」や「ファイナルファンタジータクティクスアドバンス」などにも登場していたので,見覚えのあるプレイヤーも多いだろう。
ン・モウ族の他ほかにも,ピクシーやドワーフなど,さまざまな種族が登場するとのことだ。
クラフター/ギャザラーにエンドコンテンツが追加
漆黒のヴィランズでは,「イシュガルド復興」という「ファイナルファンタジーXIV」で初めてとなる,クラフター/ギャザラーのエンドコンテンツが追加となる。名前からも分かる通り,前回の冒険の舞台だった「イシュガルド」の復興をギャザラー/クラフターとなって手助けしていく内容となるようだ。
イシュガルド復興とは別に,漁師専用のコンテンツや,農場のような遊びも計画しているとのこと。
新NPCシステム「フェイス」が実装
新システムとして「フェイス」の実装が発表された。
フェイスとは,「ファイナルファンタジーXI」に実装されていたNPCと一緒に冒険できるシステムのことで,これが「ファイナルファンタジーXIV版」としてアレンジされている。
漆黒のヴィランズでは,メインシナリオに登場する全てのダンジョンでフェイスが使用可能なので,今までにはなかった“ソロで遊ぶ”という選択もできるようになるわけだ。
メインシナリオやジョブクエストが再び見れる「強くてニューゲーム」が実装
過去のメインシナリオやジョブクエストを再び遊べるようにする「強くてニューゲーム」という新システムも漆黒のヴィランズで実装される。世界中のプレイヤーから「過去のシナリオをもう1度遊びたい!」という要望がたくさんあったため,実装に踏み切ったそうだ。
同じデータセンター内なら自由に行き来できる「ワールド間テレポ」
今回の基調講演で一番の盛り上がりを見せたのが,同じデータセンター内のワールドを自由に行き来できる「ワールド間テレポ」の発表だ。ゲームにログインした状態で,三都市エーテライトから違うワールドへ移動することが可能になり,移動先でメインストーリーを進めたり,モブハントやトレジャーハントなどを遊んだりできるとのこと。
なお,ワールド間テレポは大きなシステム変更になるため,テストをするためにも漆黒のヴィランズより少し前の実装が予定されている。漆黒のヴィランズ発売後は大変な混雑が予想されるので,プレイヤーが多いワールドにいる人は,事前に移動しておいたほうがいいかもしれないと吉田氏は紹介していた。
32bit OSのサポートが終了。NA/EUは論理DCを追加
漆黒のヴィランズがリリースされるタイミングで,32bit OSのサポートが終了となることも発表された。吉田氏は,今後さまざまなアップグレードを行ない,ゲームを進化させるには必要な決断だったと説明した。
また,国内のプレイヤーにはあまり関係ないが,NAとEUの論理データセンターの追加も発表された。どちらもプレイヤー数の多さに,データーセンターが負荷に耐えられない状態にまでなってしまったため,論理データセンターを1つずつ追加するとのことだ。そのため,NAとEUのデータセンターでは,ワールドリグループを行うことも発表されており,詳細は明日のプロデューサーレターライブで吉田氏から説明があるようだ。
新種族の追加
プレイヤーが待ちに待った新種族の追加も発表されたが,やっぱりここでも具体的な名称までは言えないようだ。しかし,吉田氏の着ているTシャツの背中には「バッグス・バニー」が……
新種族のヒントはパッチ4.5のどこかに登場するらしい。パッチ4.5と言えば,「リターン・トゥ・イヴァリース」の新しいアライアンスレイドが実装されますよね? と最後までヒントを出す吉田氏。果たして予想通りの種族が追加されるのか,続報に期待しよう。
パッチ4.5で青魔道士が実装
基調講演も終わろうとしていたそのとき,「待った待った待った」と聞き覚えのある声が……。ステージには,青いマントとマスクをつけたスクウェア・エニックス代表取締役社長の松田洋祐氏が現れ,新ジョブ「青魔道士」がパッチ4.5で実装されることが発表となった(関連記事)。
青魔道士は,歴代FFシリーズと同様にモンスターの技をラーニングして使用するジョブ。そのため,レベルを上げてもアクションは増えず,自分で覚えていく必要がある。詳しい内容については明日行う(北米時間11月17日)プロデューサーレターライブで発表するとのことだ。
漆黒のヴィランズだけでなく,まさかの青魔道士発表など,今回の基調講演はいつにも増して盛りだくさんな内容となった。プロデューサーレターライブや,日本と欧州のファンフェスティバルでも新情報が公開されていくので,引き続き注目しよう。
「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」公式サイト
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