G-Star 2019のNetmarbleブースに,新作スマホ用MMORPG
「A3:Still Alive」(
iOS /
Android)がプレイアブル出展されている。
本作は,MMORPGながらバトルロイヤルモードが最大のウリとなるタイトルだ。対戦形式は,最大30人の中で生き残りを目指すソロプレイモードと,3人1組でチームを組んで,10チームで競い合うモードがあり,今回はチームでのバトルロイヤルが初公開されていた。
プレイヤーは
狂戦士,
守護騎士,
魔術士,
暗殺者,
弓使いの5種類のクラスから選択して戦場に降り立つ。ただし,バトルロイヤルのモードでは,クラスに関わらず選択した武器によってスキルが決まる仕組みになっており,このあたりはさまざまなプレイスタイルで挑戦できるようになっているようだ。魔術師で近接型の武器を使って斬りかかることも,狂戦士で弓による遠距離攻撃で戦うこともできる。
戦闘開始時,自分のキャラクターの周囲以外は暗く表示され,周りの様子が分からない状態となっている。そこから探索をして,モンスターを倒して武器のレベルを上げて使えるスキルを増やしたり,宝箱を開けて装備を充実させたり,あるいはほかのプレイヤーを倒してキャラクターのステータスを育てたりと,自分のプレイスタイルにあった方法で生き残るための準備を進めていく。
時間経過によって戦場が狭まっていく要素もあり,もし育成が遅れれば,敵とぶつかるしかなくなったときに大きな不利となるだろう。
2018年の出展時は,ソロプレイでのバトルロイヤルだったので好き勝手に行動できたが,今回は3人チームとなるため,チームワークが何よりも重要だ。いくら1人が強くなっても,3人に囲まれるとさすがに厳しい。チームプレイが円滑に行えるよう,ピンを出す機能などのコミュニケーション手段も用意されていた。
今回の試遊版には入っていなかったが,対人戦は通常のフィールドで行われることもあるという。リアルタイムで全サーバー同時に,「暗闇の侵食」と呼ばれる
最大100vs.100の大規模戦闘イベントが発生するのだ。ここでは,絶えず戦い続けてポイントを稼ぎ,バトルロイヤルとは異なるサバイバルに挑むことになる。ポイントに応じた報酬として
「ソウルスター」を獲得でき,それを使って
「ソウルリンカー」を入手可能だ。
ソウルリンカーは,フィールドやダンジョンなど,本作において常に一緒に戦うことになる,召喚獣のようなシステムだ。本作のクラスはどれもアタッカーとしてデザインされており,そのほかの役割はソウルリンカーが担う。ソウルリンカーには攻撃型,防御型,サポート型の3種類があり,タンクやヒーラーの仕事もこなしてくれるという。スロットに登録した3人のソウルリンカーを使用可能で,交代させながら戦闘を補助してもらえるようだ。
このシステムは,キャラクターの装備やスキル,クラスによって,最初から勝敗が決まってしまうようなモバイルMMORPGの戦闘を越えるために導入されたものだという。モバイルMMORPGで,バトルロイヤルで,戦闘も新しいものに……と,さまざまな挑戦を盛り込んだ意欲作になりそうだ。