押してダメなら引いてみよう。「伝説対決」で勝つための「タレント」の選び方＆「レーンコントロール」のコツ

　Tencent Gamesのスマートフォン向けMOBA「伝説対決 -Arena of Valor-」（iOS / Android）は，2018年11月28日に満を持して日本上陸を果たした，アジアを中心に人気の「Arena of Valor」の日本語版タイトルだ。

　これまでは「リリアナ」（第1回）や「ゼフィス」（第2回）といったヒーローにフォーカスして各ロールの立ち回り方を紹介したが，今回は少し引いた視点から“試合に勝つためのコツ”を解説していこう。

　使っているヒーローの特徴や強みは理解しているはずなのに，なかなか勝てない……。そんな風にお悩みの人にこそ読み進めてほしい。

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「伝説対決 -Arena of Valor-」ダウンロードページ

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“第4のアビリティ”が可能性を広げる

「タレント」で窮地を切り抜けよう

　タレントは，使用するヒーローに関わらず，試合前に選べる追加アビリティ。プレイヤーレベルに応じて順次アンロックされ，全部で9種類ある。

画面下側の小さな丸いアイコンをタップし，タレントを発動できる

　ヒーローのアビリティに比べてクールダウンの長さがネックになりがちなタレントだが，その効果は侮れない。タレントがクールダウン中の敵ヒーローこそ狙って仕留めたいくらいだ。9種類あるタレントから，とくにオススメできる3種類を以下で紹介しよう。


■「疾走」

　「疾走」はゲーム開始直後からアンロックされているタレントだ。自身の移動速度が10秒間30％増加する効果がある。要はダッシュだ。効果がシンプルなので使いどころが分かりやすく，敵を追撃するときも，反対に離脱するときも役に立つ。

敵にキルされる可能性が少しでもあるなら，迷わず疾走を離脱に使おう

■治癒

　プレイヤーレベル9で開放される「治癒」は，自身と自身の周囲の味方ヒーローのHPを即座に15％回復し，移動速度を2秒間15％アップする効果がある。レーナーが2人でレーンに行く場合，自分か相方のどちらかが持っていくといいだろう。レーン戦でデスする可能性を下げるだけでなく，集団戦の勝ち負けを左右することもある。

疾走ほどではないが，移動速度が若干上がるのも嬉しい

　説明文のとおり，HPを割合回復するタレントなので，タンクやウォーリアーといったHPが高いヒーローに抜群の効果がある。


■瞬間移動

　少し試合数をこなす必要があるが，プレイヤーレベル17に到達すると，「瞬間移動」というタレントがアンロックされる。発動した瞬間に，指定地点へと短距離のワープを行えるので，一瞬で敵と距離を詰めたり，あるいは離したりできる。タレントに迷ったら“コレ”と言えるくらい強い。

効果の距離内なら壁の向こうにワープすることも可能。“どう考えてもデスする”という状況でも，瞬間移動があれば生存率が飛躍的に高まる

　ちなみに，ジャングラーなのであれば，中立モンスターの狩りを早める「パニッシュ」以外のタレントを選ぶ必要は現状なく，反対にジャングラー以外がパニッシュを持つ必要もない。そのケースは，かなり限定された戦術を採る場合のみだと思われるので，パニッシュはジャングラーが選び，レーナーは選ばないタレントと覚えておきたい。

レーンの押し引きを意識してみよう

大局を動かすのは「レーンコントロール」

　試合開始後，各レーナーは，対面の敵レーナーと交戦し，その背後に鎮座する「タワー」の破壊を目指すことになる。

　つい敵レーナーばかりを注視しがちだが，ミニオンは，レーン戦を司る影の主役である。彼らに目を向けない限り，勝利の道は拓けないと言っても過言ではない。

　レーン戦を優位に進めるためには，状況に合わせて味方ミニオンの前線を上げたり，逆に下げたりする「レーンコントロール」が重要なのだ。

味方ミニオンの前線が上がることを“レーンを押す”，反対に下げることを“レーンを引く”と表現する

　では，レーンの押し引きであるレーンコントロールは，どうしたらいいのか。押すべき，引くべき，それぞれの状況を解説しよう。

　まず敵のタワーを破壊するためには，レーンを押すことがほぼ不可欠。しかし，むやみにレーンを押してばかりいると，味方のタワーからはどんどん離れていく。そうなれば，敵ジャングラーが奇襲（ギャンク）を仕掛けるのに好都合な状況ということになる。

もし自分がジャングラーだったら，タワーから離れている敵レーナーを見逃すとは考えないだろう

　最初は，押しているとも引いているとも言えない中央あたりに前線を維持することから始めてみよう。ミニマップをこまめに確認することもクセにして，たとえば敵のジャングラーが反対側のレーンで見えたときは，奇襲を受けることがないので，レーンを押すチャンスだ。味方のジャングラーが近くにいるときは，奇襲をお願いし，そのまま一緒にレーンを押していいだろう。
　背後を取られる心配なく敵のタワーを削れるはずだ。でも，敵のミッドレーナーは援軍に駆けつけてくるかもしれないので，ミニマップから目を離してはいけない。

　敵のジャングラーがミニマップで見えず，味方のジャングラーも自分のレーンから離れているときは，レーンを少し引いたほうが得策だ。こちらに奇襲を仕掛けてくる可能性があるので，タワーに逃げ込めるくらいの距離を保ちたい。人数が多くて敵の勢いを殺せないときは，ほかのレーンを押すチャンスだと味方に伝えるのも悪くない。

銃を持って遠距離攻撃をしているのは後衛ミニオン。近接攻撃の前衛ミニオンよりも攻撃力が高く，HPが少ないので，後衛ミニオンの数を残したり減らしたりするとレーンをコントロールしやすいはず

ヒーローの攻撃でミニオンにトドメを刺すと，獲得ゴールドが若干増える。レーンを押したいときは通常攻撃の頻度を増やし，逆に引きたいときはラストヒットのみ狙うという方法もある

　また，ジャングラーもある1点を意識するだけで，抜群のレーンコントロールにつなげられる。それは，奇襲を成功させたとき，そのまま味方レーナーと一緒に敵のミニオンを狩り，敵のタワーに押し付ける形にすること。タワーが倒したミニオンの分，敵は獲得ゴールドを損するうえに，味方のレーンは引いた状態になるのだ。もちろん敵のタワーも削れるので，メリット尽くしである。

　ただし，賢いプレイヤーならそこを倒しに狙ってくるので，実際に押すかどうかはミニマップを確認して瞬時に判断しよう。敵のミッドレーナーやジャングラーが元気で，こっちに向かっている雰囲気なら，押すのを急ぐか，安全圏に戻ることを優先したほうがいい。

判断はレーナーの味方にさせてもいいし，ジャングラーがしてもいい。定型文チャットや指示アイコンを活用してみよう

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