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[CJ2018]「Lost Soul Aside」の直撮りプレイムービーを紹介。「FFXV」からの影響を感じさせるキャラのクールなアクションに注目
本作は,中国における新興ゲームメーカーを支援するプログラム「China Hero Project」に採用されたタイトルだ。同プロジェクトに採用される前は,Yang Bing氏を中心とした小規模な開発環境で制作していたそうだが,現在の同氏は自らゲームスタジオを設立しているとのこと。
参考出展となる今回のプレイアブル版では,雑魚モンスターとのバトルで肩慣らしをしたあと,見上げんばかりの巨大ボスに立ち向かうという流れになっていた。
プロモーションムービーを見た多くの4Gamer読者が思っているかもしれないが,プレイアブルキャラのKaserやゲームの雰囲気からは,「FINAL FANTASY XV」からの影響が感じられる。本作は,このスタイリッシュなキャラを操作して華麗な斬撃を楽しめるアクションゲームなのだ。
実際のプレイを通じて,コンボ攻撃やロックオン,武器の持ち替え,回避アクションなど,オーソドックスなシステムをすぐに確認できたが,短距離瞬間移動を多用する操作感やキャラのモーションはとにかくキレがいい。武器を剣から槍に持ち替え,リーチを生かした攻撃で敵を仕留めたり,敵を浮かせてお手玉のように空中コンボを決めたり,自分が空中に停止したまま連続で斬りつけたりと,操作の組み合わせによる戦術の広がりが楽しくKaserへの没入感が増していった。
初見でも,適当なガチャプレイで画面内を縦横無尽に跳び回るバトルを楽しめたのだが,その後,ブースにいたスタッフによるデモプレイを見せてもらったところ,度肝を抜かれてしまった。とりあえず直撮りのプレイムービーを掲載するので,スタイリッシュ系のアクションが好きな人は,ぜひ一度見てもらいたい。
中国ではスマホやPCといった既存のプラットフォームのシェアが大きく,SIE上海が感じているハードルは“コンシューマ大国”といわれる(いわれていた)日本では想像しにくいかもしれない。
この難題に対しSIE上海は,現地のゲームメーカーを新たに育てるところから始めているのかもしれない。今回の出展ブースを見ても,China Hero Projectの紹介エリアは多くの来場客で賑わっている。その施策は着実に成果を出しつつあると思えた。
「Lost Soul Aside」公式サイト
「China Hero Project」公式サイト
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Lost Soul Aside
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