アークシステムワークスは本日(2019年7月25日),
「キルラキル ザ・ゲーム -異布-」(
PC /
PS4 /
Switch)を発売した。2013年から2014年にかけて放送されたアニメ
「キルラキル」の初となるゲーム化タイトルである本作では,原作アニメと分岐した“if”の物語や,キャラゲーでありながらも本格的で骨太な“耐繊”アクションが楽しめる。
今回4Gamerは,発売前に本作をプレイする機会を得たので,その
プレイレポートをお届けしていく。ストーリーモードなど一通りのゲームモードの紹介に加えて,
2ページ目では本作のバトルパートに焦点を当てた攻略情報も掲載するので,どちらも目を通してほしい。
ストーリーモードでは原作8話から分岐した物語が展開
本作のストーリーモードでは,原作主人公
「纏 流子」のライバルキャラであった
「鬼龍院 皐月」視点でのifの物語が展開される。原作8話で描かれた壊惨総戦挙から分岐した物語を書き下ろしたのは,原作でも脚本を担当した中島かずき氏。原作とは展開が異なる「キルラキル」のもう1つの物語が楽しめるようになっているのだ。
原作アニメにおいて,もう1人の主人公と言っても過言ではない活躍を見せた皐月が主人公となるストーリーモード
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皐月視点で描かれる全10話のストーリー「こころ乱して運命かえて」をクリア後は,流子視点で描かれる「帰らざる日のために」が開放される。こちらも全10話の構成となっており,どちらもプレイすることで物語の謎が紐解かれる仕組みになっている
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ストーリーモードはアニメの視聴を前提としたものとなる。開始早々にネタバレが飛んでくるので注意
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筆者はプレイ前にいい機会ということで,原作アニメを一気に視聴した。ノリと勢いとわけのわからない熱さがごちゃ混ぜになった面白さに溢れる作品だ。もしまだ観ていないならこの機会にぜひ!
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ストーリーモードを語るとネタバレ記事になってしまうので割愛するが,基本的にはアニメの設定を崩すことなく物語は進行していく。また,ストーリーモード第1話はバトルパートのチュートリアルも兼ねており,本作の基本操作を学べる。対戦モードで使用できるキャラクターもストーリーモードが進むことで増えていくので,まずはストーリーモードを一通りクリアするといいだろう。
第1話のチュートリアルはプラクティスモードに追加される。繰り返し遊べるので操作を確認したい人はあらためてこちらでプレイしよう
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すべてのプレイアブルキャラを開放するには,流子編「帰らざる日のために」までクリアする必要がある。ストーリーはクリア後に確認することもできるので,スキップを活用して,まずキャラ出しを優先するのもアリだ
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一部ゲームモードもストーリーモードを進行することでアンロックされる
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本作のストーリーモードは物語を楽しめる映像パートとバトルパートに分かれているのだが,バトルパートでは1対1の戦闘だけでなく,1対複数の戦いも用意されており,これがなかなかに難度が高い。1度敗れると難度を変更してリトライが可能なので,アクションゲームがあまり得意でないという人はもっとも低難度となる「無星」に変更してクリアしてしまっても問題ないだろう。
複数キャラとの戦闘はかなりの高難度。遠距離攻撃を仕掛けてくるキャラを先に倒すとクリアしやすい
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激しいアクションや過激な表現満載だったアニメと比べると少しおとなしめの印象を受けたストーリーモード。しかしゲームならではの表現も取り入れられており,原作同様の熱さや勢いを感じられるシーンも多く含まれていた
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オンライン対戦モードが完備。1人でも楽しめる充実のギャラリーモードも
本作にはストーリーモード以外に,オフライン&オンラインに対応した「対戦モード」とバトルパートを練習できる「プラクティスモード」,さまざまな資料やジオラマ,リプレイデータなどを楽しめる「ギャラリーモード」の3つのモードが収録されている。それぞれのモードで遊べる内容を紹介するのでチェックしておこう。
■対戦モード
本作の対戦モードには,CPUや対人戦をオフラインで楽しめる「フリー対戦」,インターネットを介して世界中のプレイヤーと対戦できる「プレイヤーマッチ」と「ランクマッチ」が用意されている。ランクマッチでは勝敗に応じて「真剣点」と呼ばれるランキングポイントが増減し,真剣点が近い対戦相手と自動でマッチングする仕組みとなっている。
世界中のライバルと真剣点を競い合い,ランキング上位を目指すランクマッチ
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■プラクティスモード
プラクティスモードでは,基本操作を学べる「チュートリアル」,攻撃アクションの確認や連続技の練習が可能な「トレーニング」,1人用で腕試しができる「勝ち抜きチャレンジ」と大量のカバーズを相手にしてハイスコアを目指す「カバーズチャレンジ」が遊べる。文字通りさまざまな練習ができるモードとなっているので,1人で練習したいときに活用するといいだろう。
トレーニングでは体力やゲージ状況,CPUのアクションなどを設定できる。さまざまな状況をシミュレートし,練習しておこう
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勝ち抜きチャレンジやカバーズチャレンジはデータとして記録に残る。ランキングは用意されないが,結果をSNSにアップしたり友人と較べあってみるのも面白そうだ
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■ギャラリーモード
資料集にあたるギャラリーモードには,キャラクターのフィギュアを使ってジオラマを作成できる「デジタルフィギュア」,対戦モードで保存したリプレイを確認できる「リプレイリスト」,ストーリーモードで見たアニメシーンを視聴できる「アニメライブラリー」,本作に収録されている楽曲やBGMを視聴できる「サウンドテスト」,キャラクターボイスを視聴できる「ボイスライブラリー」,原作アニメを含むキルラキルの用語をまとめた「用語辞典」が用意されている。
ジオラマを作成し,楽しめるデジタルフィギュア。キャラクターは5人まで配置できるので,さまざまなシチュエーションを表現できそうだ
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ボイスライブラリーには,本作で使用されている音声以外に,担当声優のおまけボイスが収録されている。キルラキルファンには堪らないものばかりとなっているので要チェックだ
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ギャラリーモードのコンテンツを開放するには「GP」が必要となる。ストーリーモードや対戦モードなどを遊ぶことでGPは加算されるので,さまざまモードを遊んでGPを溜めていこう
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