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キルラキル ザ・ゲーム -異布-公式サイトへ
  • アークシステムワークス
  • 発売日:2019/07/25
  • 価格:通常版:6800円(税抜)
    限定版:10000円(税抜)
    ダウンロード版:6800円(税込)
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印刷2018/09/21 18:43

イベント

[TGS 2018]「キルラキル ザ・ゲーム -異布-」ステージで「戦維喪失奥義」が初公開。開発陣によるシステムやキャラの紹介も

 東京ゲームショウ2018の初日となった2018年9月20日,新作対戦アクション「キルラキル ザ・ゲーム -異布-」PC / PlayStation 4。以下,キルラキル ザ・ゲーム)のステージイベントが,アークシステムワークスブースで開催された。
 イベントでは,本作のプロデューサー・山中丈嗣氏(アークシステムワークス)と,開発ディレクター・溝田英明氏(エープラス)が登壇し,本作のゲームシステムや登場キャラクター,制作時のエピソードなどを紹介。「戦維喪失奥義」の初公開もあったイベントの模様をお伝えしよう。

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プロデューサー・山中丈嗣氏(中央)と開発ディレクター・溝田英明氏(右)
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 ステージではまず,山中氏と溝田氏によって,ゲームの概要が紹介された。
 本作は,2013年から2014年にかけて放映されたテレビアニメ「キルラキル」を原作とした対戦アクションゲームだ。本作は山中氏いわく「多くの原作ファンに楽しくプレイをしてもらいたい」ということから,“格闘ゲーム寄り”ではなく,できるだけ難しい操作を減らしたタイトルになるのだという。
 とはいえ,そこは格闘ゲームを十八番とするアークシステムワークスである。奥深い駆け引きを期待する人にも満足してもらえるように制作を進めているとのことで,原作ファンは気軽に対戦を楽しめる,そして格闘ゲーマーは「このゲーム,浅くないな」と感じられる,そんな内容を目指しているそうだ。

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 そして本作の見どころは「徹底的な原作再現」だと溝田氏は語る。とくにこだわった点はビジュアルや演出。原作アニメを制作したトリガーの監修をしっかりと反映し,原作ファンが納得できるクオリティを意識して開発を進めているのだという。

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後述の「血威表明縁絶」(けついひょうめいえんぜつ)は原作アニメのシーンをゲームに落とし込んだ,面白いシステムだ(関連記事
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 キルラキル ザ・ゲームのTGS 2018出展バージョンでは,4人のキャラクターで遊ぶことができる。
 主役級の2人である纏 流子(まとい りゅうこ)と鬼龍院皐月(きりゅういん さつき)は癖のないスタンダードなキャラクター。移動や攻撃が速く,扱いやすい部類のキャラクターであるという。
 一方,先日公開(関連記事)となった蟇郡 苛(がまごおり いら)と猿投山 渦(さなげやま うず)は,原作では強烈な個性を持ったキャラクターである。やはり本作でも“癖の強いキャラクター”に仕上がったそうだ。

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初めてプレイする人はスタンダードな流子と皐月がオススメだ

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蟇郡と猿投山は一癖も二癖もあるキャラクター。扱うには多少の練度が必要か

 実機プレイのコーナーでは,PS4版で実際にキャラクターを動かしつつといった形で,基本的な戦い方が紹介された。
 それによれば,[□]ボタンで繰り出せる近接攻撃はボタン連打で連続技となり,レバーを入れた方向に合わせてさまざまなバリエーションの攻撃に変化するという。たとえばレバーを上に入れると空中に打ち上げる攻撃が発生し,空中連続技に持ち込める,といった感じだ。

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 相手との距離が離れている場合は[△]ボタンで繰り出せる遠距離攻撃を使う。遠距離攻撃は“溜め”も可能で,溜めによってスピードや威力などの性能が高まるという。
 近接攻撃と遠距離攻撃は相手にガードで防がれてしまうが,ここで活躍するのが[〇]ボタンで発生するガードブレイク攻撃となる。[□]→[□]→[〇]と近接攻撃からのガードブレイクへつなぐことも可能なので,これで相手を揺さぶれそうだ。

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 画面上部にある体力ゲージのすぐ下にSPゲージがあり,これを50%消費すると「血威バースト」を発動できる。これが「血威表明縁絶」システムである。
 血威表明縁絶は原作アニメの「戦いながら口論するシーン」を再現したシステムで,血威バーストを発動すると,画面は舌戦ジャンケンへと展開する。舌戦ジャンケンは,罵倒(パー)→愚弄(グー)→挑発(チョキ)の順で強く,そして挑発は罵倒に勝つという3すくみの戦いである。主張側が勝つ(論破する)と,キャラクター強化の度合いを表す「血威レベル」が上昇する。公式サイトの「こちら」のページを読めば,システムの詳細を把握できるはずだ。

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勝利時には舌戦が継続され,引き分け時には舌戦は終わってしまう

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3連勝すれば,血威レベルの最大値となる3まで一気にに上げることも可能だ。体力やSPゲージの状況を加味して,相手との読み合いを制したい

 なお,血威レベルを3まで上げると,一撃で勝負を決められる大技「戦維喪失奥義」を繰り出せるようになる。血威レベル3まで上げるとキャラクターもかなり強くなるので,積極的に血威表明縁絶を使用して,レベルアップを目指したい。

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ド派手な演出で見た目もカッコいい戦維喪失奥義。ラウンドの取得数に関係なく,当てることができればその時点で試合勝利となる
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 システム紹介のあとは,プレイアブルキャラクターの蟇郡と猿投山の解説が行われた。
 蟇郡は,原作アニメの「相手から攻撃を受けてストレスや気持ちよさが溜まらないと強くならない」といった性格をゲームに落とし込んでいるという。体力ゲージの下に%表示での専用ゲージが用意されており,これを溜めることで攻撃が強化される。

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専用ゲージが0%の時の攻撃は発生が遅く,威力も低い。しかし専用ゲージを溜めることで大幅に性能が強化される

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蟇郡は遠距離攻撃を持っておらず,遠距離攻撃用の[△]を押すと「縛の装」に変態し,専用ゲージが溜まる

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専用ゲージは攻撃時に自動で消費される。癖が強く,ゲージマネジメントが重要なキャラクターとなりそうだ

 一方の猿投山は竹刀を扱うパワー型のキャラクターで,遠距離攻撃の使い勝手が悪いものの,ほかのキャラクターよりも近距離攻撃による連続技を多く当てられる仕様になっているとのことだ。

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ほかのキャラクターと違い,[□]→[□]→[□]の連続技を2セット叩き込めるようになっている猿投山。もちろん[△]や[〇]へ派生させてもいい

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遠距離攻撃は“溜め時”のみ飛び道具を放てるそうだ。溜めない場合は素早い突進攻撃となる。突進も使いようによっては強そうである

 続いてのコーナーでは,溝田氏と“格ゲー勢”な開発スタッフによるガチ対戦が行われた。
 対戦では,一夜漬けで練習してきたという開発スタッフが勝利したが,ここで溝田氏から泣きの一回の声が。続く2戦目は接戦となったものの,開発スタッフが溝田氏を返り討ちにする形で再び勝利。やはり本作でも格闘ゲーマーの経験則は生きる,ということか。

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長く開発に携わっている溝田氏だが,2連敗という結果に「使い慣れていないキャラだったので練習してきます!」と悔しげにコメント

 またステージでは,3Dキャラクターの監修例も紹介された。パッと見だと違いは分かりにくいが,よく見ると変化している部分がある。キルラキルのキャラクターデザイナー・すしお氏からは細かい修正指示が入っている模様で,これも「徹底的な原作再現」を標榜する本作のクオリティ向上につながっているのだろう。

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監修は毎週行われており,たとえば皐月は10回ほど修正を行っているとのこと

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修正内容は細かい部分まで丁寧に指定されている。原作ファンも納得の仕上がりとなりそうだ

 本作の開発に関しては,実は山中氏と溝田氏は共に2代目のプロデューサーとディレクターであり,引き継き時にコンセプトが定まっていなかったという苦労話が出ていた。「誰に向けて,何を作りたいか」という部分が明確になっていなかったのだ。
 そこで2人で話し合った結果「原作ファンを喜ばせてなんぼでしょ!」というところに行き着く。そこから“再構築”を始めたそうだ。

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 ステージの最後に溝田氏は「TGS 2018で試遊してもらってアンケートをいただければ,今よりももっと楽しいゲームになると思うので,ぜひ遊びに来てください」とコメント。そしてイベントは終了となった。

 2019年に発売予定となっているキルラキル ザ・ゲーム。TGS 2018では試遊台で本作を体験できるほか,キルラキル ザ・ゲームのステージイベントも毎日実施される。一般日となる22日と23日にはステージの生配信も「こちら」のTwitchチャンネルで行われるので,会場に行けないという人も,ぜひチェックしてみよう。

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[2018/09/21 18:34]

4Gamerの東京ゲームショウ2018特設ページ


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