イベント
[TGS 2018]大型クーラーは「取り外す前提」!? GALAX,11月に発売予定の超絶OC向けRTX 2080 Tiカードを公開
搭載するクーラーは3スロット仕様で,ヒートパイプを組み合わせたもの。GeForce RTX 20世代ではNVIDIAがFounders Editionで「カードのほぼ全面を覆うVapor Chamber(ヴェイパーチャンバー)」を採用するなど高コスト化が進んでおり,それと比べると「オーバークロックに向けた特別なチューンが入っている」カードとしては特別感のないクーラーだと言えるが,Galaxy Microsystemsの東海笑門氏は,「HOFシリーズを買う人は,みなさんどうせクーラーを外して液冷や極冷仕様に変えるから(笑)」と,その理由を説明していた。
ゲーマーからすると想像を超えた世界にも聞こえるが,「どうせ外されてしまうなら,メーカーレベルのクロックアップ版グラフィックスカードとしての動作確認に必要な,最低限の冷却性能を持っていればいい」というのは通る理屈だろう。
ゲーム市場にも注力を開始し,2スロット仕様のRTX 2080カードを用意
GALAXブランドと言えば,いま述べた極冷向けグラフィックスカードのイメージが強いわけだが,最近ではゲーマー向けカードの注力を始めている。2018年9月27日発売予定という「GeForce RTX 2080」搭載カードで,GALAKUROブランドの型番「GK-RTX2080-E8GB/WHITE」が付いた製品がその1つだ。
GK-RTX2080-E8GB/WHITEは,NVIDIAのFounders Editionと同じ基板を採用する製品である。他社が3スロット仕様の大型クーラーを組み合わせる中,あえて2スロット仕様にこだわることで,より小型なゲームPCでもハンドリングできるようにしてあるという。
一般に,極数とスロット数が多くなるほどトルクは大きくなり,トルクの振動も小さくなるので,この改良が2スロットクーラーの冷却能力向上と静音性向上に寄与しているという理解でいいのではなかろうか。
なお,GALAXでは同じコンセプトのGeForce RTX 2080 Tiカードも「GK-RTX2080Ti-E11GB/WHITE」として用意しているとのことで,確認してみると,玄人志向のWebサイトではすでに製品情報ページが立ち上がっていた。
玄人志向のGK-RTX2080-E8GB/WHITE製品情報ページ
玄人志向のGK-RTX2080Ti-E11GB/WHITE製品情報ページ
GALAX公式Webサイト
- 関連タイトル:
GeForce RTX 20,GeForce GTX 16
- この記事のURL: