スマホゲームのセルラン分析（2025年3月6日〜3月12日）。今週の1位は「ウマ娘」。各国における昨年10月〜12月の最大収益タイトルも紹介

　Sensor Towerのデータによると，2024年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約1兆2400億円にのぼる（関連記事）。そんな世界有数のスマホゲーム大国である日本で，いま最も売れているタイトルをはじめとした，さまざまなデータを毎週お届けするのが，本連載「スマホゲームのセルラン分析」だ。

スマホゲームの国内収益ランキング
（2025年3月6日〜3月12日）

順位	前週	タイトル	DL数の成長率 （前週比）	収益の成長率 （前週比）
1	2	ウマ娘 プリティーダービー	-30％	-20％
2	1	Pokémon Trading Card Game Pocket	-22％	-40％
3	7	モンスターストライク	52％	48％
4	9	ホワイトアウト・サバイバル	5％	28％
5	5	ラストウォー：サバイバル	9％	-3％
6	10	Fate/Grand Order	84％	11％
7	89	ディズニー ツイステッドワンダーランド	122％	718％
8	3	Pokémon GO	-21％	-66％
9	14	ロイヤルマッチ	0％	3％
10	22	ドラゴンクエストウォーク	198％	34％
11	8	荒野行動	-2％	-38％
12	26	プロ野球スピリッツA	23％	56％
13	12	パズル＆ドラゴンズ	-3％	-25％
14	4	ドラゴンボールZ ドッカンバトル	-27％	-58％
15	24	原神	14％	41％
16	76	鳴潮	41％	284％
17	17	ONE PIECE バウンティラッシュ	5％	-20％
18	11	eFootball 2024	11％	-49％
19	13	勝利の女神：NIKKE	-22％	-41％
20	32	ブロスタ	13％	26％
21	27	トゥーンブラスト	10％	-3％
22	18	あんさんぶるスターズ！！Music	-26％	-35％
23	16	学園アイドルマスター	-14％	-44％
24	34	リヴリーアイランド	-33％	10％
25	50	ゼンレスゾーンゼロ	25％	58％
26	35	アーチャー伝説2	-15％	12％
27	66	アークナイツ	90％	101％
28	96	グランブルーファンタジー	151％	172％
29	33	ガーデンスケイプ	-7％	2％
30	28	妖怪ウォッチ ぷにぷに	-29％	-9％
31	30	パズル＆サバイバル	9％	-4％
32	39	信長の野望 覇道	12％	24％
33	25	ヘブンバーンズレッド	-13％	-33％
34	36	LINE ポコポコ	6％	-5％
35	6	崩壊：スターレイル	-16％	-75％
36	23	プロジェクトセカイ	10％	-53％
37	43	Age of Origins	7％	-2％
38	44	ロマンシング・サガ・リ・ユニバース	36％	-3％
39	29	メメントモリ	43％	-33％
40	51	Top Heroes	13％	4％
41	93	遊戯王 マスターデュエル	-10％	90％
42	65	モンスターハンターNow	41％	34％
43	57	タウンシップ	5％	10％
44	100	Wizardry Variants Daphne	-10％	111％
45	41	放置少女	5％	-14％
46	56	ホームスケイプ	24％	0％
47	46	恋と深空	-24％	-14％
48	95	PUBG MOBILE	69％	60％
49	19	キノコ伝説：勇者と魔法のランプ	26％	-69％
50	85	ドラゴンボール レジェンズ	34％	53％

※データはSensor Towerから引用
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

1〜25位のグラフ。縦軸（収益）の実値は本連載では非公開

　国内収益ランキング1位は「ウマ娘 プリティーダービー」（iOS / Android）だ。新たなウマ娘「グランアレグリア」を3月11日に実装した。一方で，前週比では収益を20％減らしている。


　「ディズニー ツイステッドワンダーランド」（iOS / Android）は5周年記念イベント「ブレイジング・ジュエル 〜Listen to Our Songs!〜」を3月10日に開始し，各種ガチャを実施した。前週比718％の増収を達成し，89位から7位まで順位を上げた。


　「鳴潮」（iOS / Android）は，新星5共鳴者「ブラント」を3月6日に実装した。前週比で収益を284％伸ばしている。

各国における昨年10月〜12月の最大収益タイトル

　今回は，Sensor Towerで確認できる95の国・地域について，各市場における2024年10月〜12月の最大収益タイトルを紹介しよう。最大収益となった市場数が前期から変化したタイトルは，増減も併記している。

順位	タイトル名	増減	国・地域
1	コインマスター（17市場）	+3	ドイツ，イギリス，ブルガリア，クロアチア，キプロス，エジプト，ギリシャ，イスラエル，ラトビア，リトアニア，ポーランド，ポルトガル，ルーマニア，セルビア，スロベニア，ウルグアイ，ベトナム
2	Garena Free Fire（14市場）	-	ボリビア，カンボジア，コスタリカ，ドミニカ共和国，エクアドル，エルサルバドル，グアテマラ，インド，メキシコ，ニカラグア，パナマ，パラグアイ，ペルー，スリランカ
3	Roblox（11市場）	+2	アンゴラ，アルゼンチン，バミューダ，ブラジル，チリ，チェコ，エストニア，アイルランド，マルタ，ニュージーランド，フィリピン
4	PUBG MOBILE（7市場）	-2	アルジェリア，アゼルバイジャン，ジョージア，マダガスカル，オマーン，パキスタン，トルコ
4	ラストウォー：サバイバル（7市場）	+1	バーレーン，クウェート，マカオ，カタール，サウジアラビア，シンガポール，アラブ首長国連邦
4	キャンディークラッシュ（7市場）	+1	デンマーク，フィンランド，ガーナ，オランダ，ノルウェー，南アフリカ，スウェーデン
7	ロイヤルマッチ（6市場）	-	ロシア，オーストリア，カザフスタン，ルクセンブルク，スロバキア，スイス
7	eFootball 2024（6市場）	+2	ケニア，マレーシア，ナイジェリア，タイ，チュニジア，ウズベキスタン
9	Pokémon Trading Card Game Pocket（5市場）	+5	フランス，イタリア，日本，香港，スペイン
10	MONOPOLY GO!（4市場）	-1	アメリカ，カナダ，バルバドス，ベルギー
11	モバイル・レジェンド: Bang Bang（2市場）	-1	ベラルーシ，インドネシア
11	Call of Duty: Mobile（2市場）	-1	コロンビア，ベネズエラ
13	ブロスタ（1市場）	-10	ウクライナ
13	王者荣耀（1市場）	-	中国
13	Lightning Link Casino Slots（1市場）	-	オーストラリア
13	星城Online（1市場）	-	台湾
13	Lineage M（1市場）	-	韓国
13	Gaminator Casino Slots & Games（1市場）	+1	ハンガリー
13	Jawaker: Games & Friends（1市場）	+1	レバノン

※データはSensor Towerから引用。緑字は前期から最大収益タイトルが変化した市場
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

　前期に引き続き，今期も「ブロスタ」が最大収益となった市場数が大きく減少した。グローバルでは前期比16％の減収だが，前期「ブロスタ」が1位だった11市場に絞ると前期比30％の減収であり，これまで人気のあった地域でとくに収益が落ちているようだ。

「ブロスタ」の2023年1月から2024年12月までの収益推移。2024年5月をピークに減収傾向だが，2023年と比べると高い水準だ

　また，ポケモンが2024年10月30日にグローバルリリースした「Pokémon Trading Card Game Pocket」は，日本，フランス，イタリア，香港，スペインで今期の最大収益タイトルとなった。

　ちなみに，フランス，イタリア，スペインの2位は「コインマスター」だ。「Pokémon Trading Card Game Pocket」の収益が「コインマスター」の何倍かという観点では，フランスは1.22倍，イタリアは1.03倍，スペインは1.36倍であり，とくにスペインでの人気の高さがうかがえる。

フランス語，イタリア語，スペイン語にも対応している

Sensor Tower 日本語公式サイト

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