スクウェア・エニックスは本日(2018年8月25日),幕張メッセで開幕したキャラクター&ホビーイベント
「C3AFA TOKYO 2018」において,開発中のアーケードゲーム
「星と翼のパラドクス」のスペシャルステージを実施した。本作のプロデューサーを務める
丹沢悠一氏と,出演声優陣がステージに立ち,本作の内容や新情報についてトークを展開したので,その模様をお伝えしたい。
スクウェア・エニックスプロデューサーの丹沢悠一氏
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登壇したのは丹沢氏と声優の
小松未可子さん(ヒカリ役),
諏訪彩花さん(レイカ役),そして
佐藤美由希さん(シャーリー役)。3人は本作でプレイヤーのパートナーとなる,「アズワン」を演じている。
左からヒカリ役の小松未可子さん,レイカ役の諏訪彩花さん,シャーリー役の佐藤美由希さん
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「エア・リアル」というロボットに乗り込み,最大8人対8人のロボットバトルが楽しめるハイスピードメカアクションとして制作が進む本作。大型の可動コクピット筐体に乗り込み,地球から遙か彼方にある星の戦争に参加するという設定だ。舞台となる
「巡星」でプレイヤーのパートナーを務めるのが,3人が演じる
アズワンとなる。
正式稼動時期が発表され,喜びの声を上げたゲストの皆さん
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丹沢氏によれば,開発として最もこだわった部分は
「実際にメカを操縦しているような体験」とのこと。気になる稼働日はこれまで「2018年秋」と発表されており,丹沢氏は「スクウェア・エニックスの秋は長い」と苦笑しつつ,
11月に稼働を開始することを発表した。詳しい日時や稼動店舗などについては現在調整中とのこと。気になる人は,公式サイトをこまめにチェックしよう。
次いで,ステージの脇に用意された筐体を使ったデモプレイを,ゲストの小松さんが披露してくれた。可動する筐体のデザインは,エア・リアルの1つ
「ソリディア」のデザインも手掛ける
刑部一平氏によるもの。また,ゲーム中に聞こえるオペレーターのボイスも小松さんが演じているとのことだった。
プレイしたい,と最初に手を上げた2人のあとで小松さんが手を上げ,2人が「どうぞどうぞ」と言う小芝居ののち,小松さんが筐体に搭乗した
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丹沢氏によれば,ゲームの操作は「3回ほどプレイしてもらえれば覚えられる」程度だそうで,初心者向けの
「スタンダード」と上級者向けの
「テクニカル」の,2つの難度が用意されているという。もともと難度は1つだけだったのだが,スクウェア・エニックス社長の
松田洋祐氏が本作を試遊をしたとき操作につまずいてしまったので,社長向けにスタンダードを用意したそうだ。
ゲームプレイ中の小松さん。なかなかの腕前で,会場だけでなく,ほかの登壇者も驚かせた
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プレイを終えた小松さんが「アトラクションのライドに乗っているような感覚」と感想を述べると,丹沢氏は「皆さんが
“乗りに行こう”という感じになってくれれば,僕らのやろうとしていることがうまくハマったかなと思う」と答えた。
ここでステージでは,エア・リアルと対になるアズワンについて紹介された。
現在までに明らかにされていたのは,高速型エア・リアル
「カーディナル」とアズワンの
「ナギ」,基本性能が高く扱いやすい
「ソリディア」とアズワンの
「ヒカリ」,そしてジャンプ力と滞空能力が高いサポート型の
「シーユー・レイター」とアズワンの
「レイカ」だったが,ここで,佐藤さんが演じる
「シャーリー」と対になる機体
「ゴールテン・ダー」の存在が明らかにされた。
発表済みの機体に続き,PVとともに発表となったゴールテン・ダー
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ゴールテン・ダーは,アーマー値の高い重装甲タイプでありながら,機動力にも優れるという設定で,メカ好きのシャーリーが自分の趣味を反映させて作ったという設定があるそうだ。
ほかの機体と比べると,なかなか無骨なデザインだ
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また,本作の主題歌を菅野よう子氏が作曲,EGOISTのchellyさんが歌うことも発表された。題名などはまだ明らかにされていないが,アニメーションPV第2弾とともに,近日中には公開されることになっている。
主題歌の正式発表とともに披露されるPV第2弾は,現在鋭意制作中! とのこと
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2018年8月27日まで,公式Twitterのフォロー&リツイートで刑部一平氏の色紙や出演声優陣のサイン入りポスターがもらえるかもしれないキャンペーン実施中
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最後に丹沢氏は,「2月の発表からかなりお待たせしましたが,そのぶん,面白いゲームとして自信を持ってお届けできる内容に仕上がっています。11月にゲームセンターで見かけたら,ぜひ遊んでください」と挨拶し,ステージを締めくくった。
C3AFA TOKYO 2018のスクウェア・エニックスのブースには,5台の筐体が出展され,試遊が可能だ。試遊には整理券が必要だが,本日分は昼過ぎに配布が終了したので,足を運ぶつもりの人は,急いだほうがいいかもしれない
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巨大なソリディアの模型はブースのランドマーク
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(左)コトブキヤから発売される予定のソリディアのプラモデルも,サンプル展示。(右)ブースの裏には,アズワンや設定などが描かれたパネルが設置されている
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