“ブレクール砲塁攻略戦”をフィーチャーした，「Hell Let Loose」の最新トレイラーが公開

　Black Matterが開発中のFPS「Hell Let Loose」の新たなゲームプレイトレイラーが，2017年10月20日に公開された。


　第二次世界大戦のマニア達がよりリアルな戦場の雰囲気を再現すべく，Kickstarterでの資金調達によって開発が行われている本作は，最大で100人ものプレイヤーが，4平方キロメートルに及ぶ広大なマップで戦う大規模オンラインマルチプレイFPSだ。
　13種もの細分化された「兵科」が用意された本作の概要については，以前の記事でも紹介したが，今回公開されたトレイラーでは，数人のプレイヤーで構成された師団が，ブレクール・マノールという農村を奇襲する様子を見ることができる。


　史実においてこのエピソードは，ノルマンディ上陸作戦の一部として知られる“ブレクール砲塁攻略戦（Brecourt Manor Assault）”として知られ，効果的な落下傘部隊の投入を阻害していた対空砲を破壊するために，現地についての情報もないまま13名のアメリカ軍の兵士達が投入された戦いにちなんでいる。結果として60名を超えるドイツ軍小隊と対峙しながらも，アメリカ軍部隊は攻略に成功し，大きな戦果をあげた。
　トレイラーでは実際に対空砲までたどり着くところまでは描かれておらず，「Hell Let Loose」にこうした陣営ごとのシナリオが用意されているのかは定かではないが，「Normandy」マップを使えば雰囲気を再現できるのは確かなようだ。

　現在も続いているKickstarterのキャンペーンでは，残り1週間ほどを残して，目標額の2倍近くにおよぶ20万ドルをすでに獲得している本作。残念ながら日本軍がフィーチャーされる70万ドルに到達するのは難しそうだが，コアなFPSゲーマーを熱狂させているのは間違いなく，2018年5月にリリースされるというアルファ版が今から楽しみなタイトルとなっている。

「Hell Let Loose」公式サイト