東京ゲームショウ2017の最終日となった2017年9月24日,コーエーテクモブースにて
「『アトリエ20周年』スペシャルステージ」が行われた。
シリーズ最新作
「リディー&スールのアトリエ 〜不思議な絵画の錬金術士〜」(
PS4 /
PS Vita /
Nintendo Switch)や,コーエーテクモゲームスとNHN PlayArtの共同ゲームプロジェクト
「アトリエ オンライン 〜ブレセイルの錬金術士〜」(
iOS /
Android)の,20周年を飾る2作品の情報を中心にトークイベントは進行した。
ステージには司会進行ととして,ガストブランド 副ブランド長 菊地啓介氏と,「リディー&スールのアトリエ」に続く“不思議”シリーズ第1作
「ソフィーのアトリエ 〜不思議な本の錬金術士〜」の主人公
ソフィー役を担当した
相坂優歌さんが登場。最初に「アトリエ20周年フェスティバル」が12月2日に開催が決定したことや,「リディー&スールのアトリエ」の目覚ましアプリ配信,2017年7月開催「『アトリエ』20周年スペシャルライブ」のBlu-ray化などが発表された。
リディー&スールのアトリエ
〜不思議な絵画の錬金術士〜
不思議シリーズでお馴染みのイラストレーター・
ゆーげん氏と
NOCO氏が登場。3作品のキャラクターをともに作り上げてきた2人は,作品が進むごとにデザインのクセがでてきたり,似通った部分が出たりしてしまうことも,対照的なものを作るという意識をもって作業することで,その問題をクリアできたそうだ。
合作は想像以上に大変なものだが,3作めとなる本作ではお互いどうすればいいのか自然に伝わりあうようになり,お互いのキャラクターデザインがナチュラルに溶け込むようになったという。
ここでは3作を通して出演するソフィーについて,彼女に声を吹き込むうえでの相坂さんの思いも語られた。第1作は,天真爛漫の明るさを意識して演じていたが,2作め(
「フィリスのアトリエ 〜不思議な旅の錬金術士〜」),3作めとなる本作と,各作品の主人公達を支える立ち位置となっていくうえで,いかに“おっちょこちょいな可愛らしさ”そのままに,大人としての包容力が感じられる演技を意識していったそうだ。
NOCO氏によると,キャラクターデザインでも同じようにソフィーらしさは大事にしながら,2作めでは“道を拓いてくれる憧れのヒーロー感”を出すために赤,そして本作ではさらに成長し“神的な雰囲気”(?)をもった白が基調となっているとのこと。
続いて登場した
リディー役を務める
長縄まりあさんと,
スール役を務める
赤尾ひかるさんは,本作の魅力や自身の演じたキャラクターについて語った。長縄さんは,双子の主人公ということで2人も可愛い主人公が見られることや,歴代主人公などの先輩キャラクター達と絆を深めるという“幸せふわふわな空間”が楽しめる点を魅力として挙げ,赤尾さんはアトリエシリーズの主人公を任されて感激したこと,昔からのファンも本作から始める人もみんなで一緒に楽しみたいと話した。
アトリエ オンライン 〜ブレセイルの錬金術士〜
「アトリエ オンライン」の紹介では,本作の女性主人公の声を声優の
花守ゆみりさんが担当することが発表。シークレットゲストとして,花守さんがステージに登場した。
シリーズ第1作
「マリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士〜」の影響が強いという本作は,プレイヤーは新米錬金術士となり,王立アカデミーを舞台にシリーズならではのふわふわした空気の日常や,バトル,調合などが楽しめる。そして,それぞれがマルチでも1人でも楽しめるようなバランスを意識して作られたそうだ。
そんな本作の女性主人公を担当することになった花守さんは,オンラインゲームということで,プレイヤーの好みで見ためは変えられるが,根本には今までのアトリエシリーズ主人公のような“ふんわり天然可愛い”という部分があるという意識で演じたそうだ。
「リディー&スールのアトリエ 〜不思議な絵画の錬金術士〜」は,PlayStation 4, PlayStation Vita, Nintendo Switchで2017年冬発売,「アトリエ オンライン 〜ブレセイルの錬金術士〜」はiOS,Androidでこちらも2017年冬にサービスを予定している。20周年を飾る両作品の今後の展開に注目しよう。