
ニュース
ASRockが同社初のグラフィックスカード「Phantom Gaming」発表イベントを秋葉原で開催。他社製品よりも高クロックでの動作をアピール
![]() |
Phantom Gamingブランドは,3月28日に世界市場へ向けて発表したばかりのもので,いずれもAMDのRadeon RX 500シリーズを採用するのがポイントだ。
今回披露された製品は以下の4製品で,会場には,いずれも実機が展示されていた。スペックの詳細は,発表時の記事を参照してもらいたい。なお,各製品の国内向け価格は未発表であるが,2018年4月中旬には発売する予定であるという。
本稿では,イベントの模様と新製品の特徴を簡単に紹介しよう。
- Phantom
Gaming X Radeon RX580 8G OC - Phantom
Gaming X Radeon RX570 8G OC - Phantom
Gaming Radeon RX560 2G - Phantom
Gaming Radeon RX550 2G
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
Phantom GamingはOC耐性の高さがポイント
デフォルト設定でも競合他社のOC設定並み
![]() |
両氏が強調していたのは,Phantom Gamingは3つの要素に重点を置いていることだ。1つは「オーバークロック耐性の高さ」で,2つめはそれを支える「放熱機構」,そして3つめは使いやすい「ソフトウェア」であるという。
とくにLee氏は,具体的な数値を挙げて,Phantom
ユーザーが試行錯誤してオーバークロックを試みなくても,他社製品より高いコアクロックで動作できるというのは,確かに魅力と言えるかもしれない。
![]() |
![]() |
またLee氏は,Phantom Gamingの高いオーバークロック性能を支える放熱機構の特徴についても,簡単に紹介した。
氏曰く,Radeon RX 580とRX 570を搭載する2製品は,2基の大型ファンをクーラー上に搭載し,ファンの軸受けには,オイル漏れの心配がない長寿命のボールベアリングを2個使用することで,一般的なベアリングを使うファンよりも,
![]() |
![]() |
大型のヒートシンクと組み合わせたヒートパイプは,アルミニウム合金製パイプの内側に溝を掘ることで表面積を増やしたうえ,さらにその内側に銅の素材を使用するという複雑な構造をしており,これによって熱輸送効率を30%向上させているそうだ。
![]() |
![]() |
なお,ASRock独自の設定ソフトである「Phantom Gaming Tweak Utility」は,
![]() |
ところで,Lee氏は最後に,各製品の仕様を示したスライドを披露したのだが,そこには,世界市場での発表時におけるラインナップにはなかった「Phantom
これらの製品は,グラフィックスメモリ容量が4GBで,メモリインタフェースは256bit,メモリクロックも8000MHzと,発表済みのグラフィックスメモリ容量2GBモデルよりも,メモリ周りの仕様が強化されたものになっているようだ。
![]() |
さて,イベントの最後に行われた質疑応答で,「Radeon RX Vega搭載製品の予定は?」と問われたShiu氏は,具体的に答えることはできないと断ったうえで,「近い将来,欲しいものが手に入るのではないかな」と述べて,製品化が進行中であることをうかがわせていた。
また,筆者が,Phantom
ASRockのPhantom Gaming特設Webサイト
ASRock日本語公式Webサイト
- 関連タイトル:
Phantom Gaming
- 関連タイトル:
Radeon RX 500
- この記事のURL: