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「大逆転裁判2」のプレイ映像もお披露目。開発陣とキャストが「逆転」シリーズのこれまでを振り返った「逆転裁判 15周年 特別法廷」レポート
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最初のコーナーでは,「逆転裁判」第1作から第3作をモチーフとした「特別法廷」が公開された。シナリオは三部作のディレクターを務めた巧 舟氏が書き下ろしたもので,成歩堂龍一や御剣怜侍,綾里真宵らシリーズのメインキャラクター達が登場。「逆転裁判」にて2001年に起きた事件が,15年後(2016年)に解決されたことなどをネタに賑やかなやり取りを繰り広げた。
続くトークコーナーには成歩堂役の近藤孝行さん,御剣役の竹本英史さん,「逆転」シリーズ プロデューサーの江城元秀氏,キャラクターデザインを手がけたイラストレーター 岩元辰郎氏,そして巧氏が登壇。ゲームに登場した携帯電話のモデルが巧氏の私物だったこと,近藤さんと竹本さんが「逆転裁判3」のプロモーション映像で使われたボイス収録にて,巧氏から何度もリテイクを出されたエピソードなどが明かされた。
次に披露されたのは,ディレクターの山﨑 剛氏がシナリオを書き下ろした「逆転裁判」第4作〜第6作の特別法廷だ。こちらは成歩堂に加えて,王泥喜法介,牙琉響也,希月心音らが登場。「逆転裁判4」に登場した成歩堂の私服などをネタにしたやり取りなどが展開された。
トークコーナーには近藤さん,竹本さん,江城氏に加え,王泥喜役のKENNさん,心音役の潘 めぐみさん,山﨑氏が登壇。山﨑氏によると,今回の特別法廷には尺の関係で残念ながらカットしたシーンがいくつかあるという。しかし,王泥喜が「恋するギターのセレナード」を歌う場面だけは,「どうしても」と外さなかったそうだ。
KENNさんが演じた王泥喜の歌がどんなものだったのか,「王泥喜は血筋的に歌がうまいはずなんですよ。でも不器用だから」(山﨑氏)という解説から察してほしい。
また,藩さんは思い出深い収録として,KENNさんと大声で「大丈夫です!」「大丈夫です!!」と掛け合いをした「逆転裁判6」を挙げた。一方,KENNさんはドラマCDの収録時に,やはり藩さんと一緒に大声で演技したところ,竹本さんも全力の演技で応えてくれたことを挙げていた。
舞台「逆転検事 〜逆転のテレポーテーション〜」のコーナーでは,江城氏と山﨑氏,岩元氏に加え,御剣怜侍役の和田琢磨さん,糸鋸圭介役の磯貝龍虎さん,矢張政志役の林 明寛さんが登壇。舞台のメイキング映像を見ながらトークを繰り広げた。
舞台版にはオリジナルキャラクターが数人登場するが,彼らのデザインは岩元氏が手がけたとのこと。ゲーム同様,それぞれの髪型や小道具が極端に特徴的なので,ぶつからないように気を付けながら演技したエピソードなどが明かされた。
なお,江城氏によると,本舞台の再演を検討しているとのこと。続報に期待したいところだ。
「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-」のコーナーでは,巧氏がシナリオを書き下ろしたリーディングライブ(朗読劇)「ベーカー街の朝の会話」が披露された。シナリオを朗読したのは成歩堂龍ノ介役の下野 紘さん,御琴羽寿沙都役の花澤香菜さん,シャーロック・ホームズ役の川田紳司さん,アイリス・ワトソン役の久野美咲さん。その内容はアイリスがなくしたオルゴールの謎を解くというものだ。
続くトークコーナーでは声優陣に加え,江城氏と巧氏が登壇。さっそく開発中の「大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟」のプレイ映像が上映された。
江城氏によると,「大逆転裁判2」はキャラクターのモデリングをブラッシュアップしたり,新たな演出を加えたりしているとのこと。また,巧氏は「前作で残された謎がすべて解けます。僕達の覚悟を込めて作っていますので,期待してください」と語った。
そのほか,「寿沙都さん」「ミス・スサト」といったセリフが発音しにくいこと,やはり巧氏によるボイス収録時のリテイクが厳しいことなどが話題となった。
テーマがキャスティングに移ると,寿沙都役は「大逆転裁判」チームの満場一致で花澤さんに,アイリス役の久野さんはキャラクターデザイン 塗 和也氏のプッシュによって決まったことが明かされた。一方,シャーロック・ホームズについてはかなり難航し,最終的にはリズムよく畳み掛けるセリフ回しが決め手となって川田さんに決定したそうだ。
最後のコーナーは,「逆転」シリーズの音楽を手がける岩垂徳行氏が率いる「ジャスティス」によるライブ。ジャスティスと言えば,「逆転裁判5」に登場する番 轟三の決めゼリフだが,岩垂さんは番のことが好きだという。ちなみに王泥喜の英語名も「Apollo justice(アポロ・ジャスティス)」なのだが,こちらは知らなかったそうだ。
会場では以下の3曲が披露された。
1.成歩堂龍一 〜異議あり!(「逆転裁判6」)
2. ゴドー 〜珈琲は闇色の薫り(「逆転裁判3」)
3.メドレー「追求 〜追いつめられて」(「逆転裁判」)〜「追求 〜問いつめられて」(「逆転裁判2」)〜「追求 〜とっつかまえて」(「逆転裁判3」)
今回のセットリストについて,岩垂氏は「成歩堂龍一 〜異議あり!」は絶対外せない曲,「ゴドー 〜珈琲は闇色の薫り」は原曲のサックスをギターに変えるアレンジを施したと説明。また,「追求」メドレーはテンポが速くて演奏が難しいのだが,「逆転」シリーズのファンが好きだろうと考えて選んだと語っていた。
エンディングでは出演者が一堂に介し,あらためて「逆転」シリーズの15周年を祝うとともに,来場者に感謝の意を示した。最後は江城氏が「15年間,ずっと『逆転』シリーズを遊んでくださっているすべてのファンの皆さんに感謝します。まずは『大逆転裁判2』をしっかり開発していきますので,これからもよろしくお願いします」と呼びかけて,イベントを締めくくった。
「大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-」公式サイト
- 関連タイトル:
大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-
- 関連タイトル:
大逆転裁判 −成歩堂龍ノ介の冒險−
- 関連タイトル:
逆転裁判6
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