［TGS 2017］ピエトロとナルシアが結ばれるまでの物語が描かれる「ポポロクロイス物語 〜ナルシアの涙と妖精の笛」制作発表ステージをレポート

　2017年9月23日，東京ゲームショウ2017のセガゲームスブースにて「ポポロクロイス物語 〜ナルシアの涙と妖精の笛」制作発表ステージが行われた。このステージでは，本作の開発プロデューサー・原案・構成を担当するepicsの山元哲治氏と，セガの運営ディレクター長島巨樹氏，お笑い芸人のロビンソンズが登壇し，本作の魅力や最新情報が語られた。本稿ではそのステージの模様をお伝えしよう。

左から，ロビンソンズの山崎ノボル氏，開発プロデューサー 山元哲治氏，運営ディレクター長島巨樹氏，ロビンソンズの北澤 仁氏

　ステージは概要紹介からスタートした。「ポポロクロイス物語 〜ナルシアの涙と妖精の笛」は，“はじめての物語から8年後”の世界が舞台となり，ピエトロが18歳，ナルシアが19歳に成長した姿で登場する。ステージ上で公開されたナルシアの台詞から，2人が結婚の約束をかわし“婚約の時期”であることが明らかになる。
　山元氏によると，ピエトロとナルシアがいかにして結ばれたのか，そのプロセスを描きたかった想いがあり，原作者である田森庸介氏と相談のもと，この時代設定にしたという。

本作に登場する一部のキャラクターが公開に。ガミガミ魔王，白騎士といったおなじみのキャラクターを含め，50人以上が登場予定とのこと

　物語は「メインストーリー」「サイドストーリー」「ブレイブストーリー」の3つの柱に分かれている。メインストーリーでは“これぞポポロクロイス”という王道の物語が展開し，サイドストーリーでは，海を越えた先にあるネクロシア大陸を舞台に，ザマドたちの物語が繰り広げられるという。“サイド”と言われるとおまけのストーリーと思われるかもしれないが，サイドストーリーを読み進めていくとメインストーリーとクロスしていき，ドラマティックな展開を迎えるということだ。
　キャラクターごとの物語が描かれるブレイブストーリーでは，それぞれの胸の内に秘められたさまざまな想いがひも解かれていくとのこと。


　主題歌のタイトル，歌手といった情報も公開された。作詞を務めた山元氏によると，この曲は大人の入り口に立ち，さまざまな試練に立ち向かうピエトロが，ナルシアのことを思いやる気持ちをイメージしているという。曲のサブタイトルにもある“ナルシアの涙”が何を意味するのかは，曲の中にヒントがあると示唆していた。


　さらに長島氏より，本日（2017年9月23日）10：00に事前登録キャンペーンが開始されたことが発表された。加えて，本作は日本だけにとどまらず，台湾，香港，マカオでの同時配信も決定していると明かされた。

　最後に，開発に時間がまだかかるかもしれないが，丁寧に作り込んだポポロクロイスを届けられると思うので期待して待ってほしいと山元氏がコメントし，ステージは締めくくられた。

「ポポロクロイス物語 〜ナルシアの涙と妖精の笛」公式サイト