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本日開幕「ミュージカル バイオハザード〜ヴォイス・オブ・ガイア〜」。主演・柚希礼音さんの囲み取材とゲネプロの模様をレポート
初回公演の前に,メディアや関係者向けのゲネプロ(通し稽古)が行われた。本稿では,宝塚歌劇団退団後,初の主演ミュージカルに臨む柚希礼音(ゆずきれおん)さんへの囲み取材と,ゲネプロの模様を合わせてお伝えしよう。
「ミュージカル バイオハザード 〜ヴォイス・オブ・ガイア〜」
【東京公演】
2016年9月30日〜10月12日(会場:赤坂ACTシアター)
【大阪公演】
2016年11月11日〜16日(会場:梅田芸術劇場メインホール)
「ミュージカル バイオハザード〜ヴォイス・オブ・ガイア〜」公式サイト
「やはり「バイオハザード」は人間ドラマなんだな,と思いました」
柚希さん:
8月から稽古を重ねてきましたが,もっともっと稽古したかったですね。今の自分を精一杯出せたら嬉しいですし,千秋楽までの間にどんどん成長したいです。
――宝塚歌劇団を退団されてから初の主演ミュージカルとなります。
柚希さん:
「お芝居って,すごく楽しいんだ」と改めて思いました。柚希礼音ではない,役を演じることがすごく好きだったんだなと。
――役作りで気をつけた部分はありますか。
柚希さん:
今回のミュージカルでは人間ドラマを描いているので,終始,戦っているわけでもない。なので,リサ・マーチンの人間性や周りとの関係性をとても大切に役作りをしました。
柚希さん:
ゲーム,映画,そして今回の台本を読んで,やはり「バイオハザード」は人間ドラマなんだな,と思いました。細胞やウイルス,そして人間の生死といったことを,すごく考えさせられます。今回の舞台を見て,お客さんが私と同じことを感じていただけたら嬉しいです。
――制作発表会では,ゲームの「バイオハザード」をプレイしてもすぐにやられてしまうというお話をされていました。その後,うまくなりましたか。
柚希さん:
結局,うまくならなかったんですよ。でも,すごく上手なお友達がいるので,見ているのが最高に楽しかったです。
あ,でも,ゾンビの倒し方だけは教えてもらったので,「今!」ってときに自分でプレイして,パッとゾンビを倒すといったとこはやりましたね。その後,すぐに「お願いします!」とコントローラを返しちゃいますけど(笑)。
――最後にメッセージをお願いします。
柚希さん:
頑張りますので,どうぞよろしくお願いいたします。
ここからは,ゲネプロを観劇した筆者の感想をお伝えしよう。もちろん,ネタバレはないので安心してほしい。
また,舞台の1つが海ということで,そこはかとなく漂う神秘性,ブルーを基調とした独特の美しさを放つオブジェクトも必見。従来の「バイオハザード」には見られなかった,この公演ならではの要素と言えるだろう。
また,ミュージカルなので「歌」にも非常に力が入っている。「この絶望的な世界で愛を歌う」というキャッチコピーは,まさに公演そのものを現している。一曲一曲にきちんと意味があり,後半には「ああ,だから歌にこだわっていたのか」と説得力を持たせている。
柚希さんが演じる主人公のリサ・マーチンは,凛々しく何事にも勇敢に立ち向かっていく女性だ。男性顔負けの戦闘力でゾンビと戦う様子は,非常にアグレッシブ。思わず,立ち上がって応援したくなってしまう。
一方で女性らしい繊細な一面もあり,そのギャップもいい。囲み取材では,柚希さんは「役を演じることが好き」とコメントしていたが,その言葉のとおり,とても楽しそうにリサを演じている姿が印象的だった。
中盤からラストにかけては,物語が一気に熱を帯びていき,大げさではなく気がついたときにはフィナーレを迎えていた。あっという間に感じられる2時間強だ。ゲームとも映画とも違う,まったく新しい「バイオハザード」を目撃したいなら,ぜひこの機会に会場へと足を運んでみよう。
(C)GEKKO
「ミュージカル バイオハザード〜ヴォイス・オブ・ガイア〜」公式サイト
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