Aimingのスマートフォン向け新作RPG
「空と大地のクロスノア」(
iOS /
Android:以下,空クロ)が,2016年6月下旬より配信される予定だ。本作は,中国最大のゲーム企業Tencentのゲームスタジオ,Timi Studioが開発したタイトルで,本格的なスマホ向けRPGの開発/運営を得意とするAimingとタッグを組んだという意味でも大きな注目を集めている。
本稿ではゲームの配信に先駆けて,公開済みの情報をもとに,空クロの概要をまとめておこう。
空と大地のクロスノアの公式サイトでは事前登録が受付中だ。登録者数に応じてプレゼントが豪華になるので,ぜひご登録を
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「アーサー王物語」や「西遊記」の世界を旅する物語
ゲームの舞台となるのは,神と竜,そして人間が平和に共存していた「ハイドラ」という世界だ。しかし神がこの調和を崩し,竜と人間をハイドラから排除しようとする。
主人公(プレイアブルキャラクター)は,人間を救うべく神に立ち向かう存在で,調和が崩れたことでさまざまな別世界につながってしまったハイドラにおいて,「アーサー王物語」や「西遊記」をモチーフとした世界を旅しながら,神の目的を探ることになる。
プレイアブルキャラクターは,「ファイター」「ウィザード」「プリースト」「スレイヤー」の中から好きなものを選べる
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気軽さと奥深さを両立したオートバトル
昨今のスマホ向けRPGでは,リアルタイムでバトルが進行し,プレイヤーが任意のタイミングでスキルを発動できるセミオート的なシステムが主流となっているが,本作にはスキル発動も含めたフルオートモードが搭載されている。もちろん手動操作を行うことも可能で,スキルを駆使してボスの行動を制限できるなど,プレイヤースキルがしっかりと反映されるアツいバトルも楽しめる。
自動戦闘と加速それぞれの機能を使うことで,スピーディかつ快適にプレイできる。周回プレイなどでは自動戦闘,歯ごたえのあるステージではマニュアルで操作するといった使い分けが可能。さらに,戦闘をスキップできる「即クリア」という機能が搭載されており,あまり時間が取れない忙しい人でも,レベル上げや素材集めを行える。とことん“ストレス”となる部分が排除されているのだ。
ちなみにスマホ向けRPGといえば,基本的にカメラの視点は固定されており,それをもとにUIが作られているものだ。しかし本作は,3パターンの視点に加えてフリーアングルで見渡せるようになっており,バトルを長時間目にしても飽きがこない。
パーティには最大5人のキャラを編成できる。「陣形」における各キャラの配置によって,パーティメンバーそれぞれの狙われやすさを調整可能だ。頑強なファイターを前衛にしつつ,アタッカーとなるウィザードとスレイヤー,そして支援役のプリーストも適切に配置しよう
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さまざまな英雄を仲間NPCとしてパーティに加えられる。すべてのキャラを最高ランクまで育成できるため,リセマラやガチャへの意識を強く持たなくても十分楽しめる
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プレイアブルキャラクターと英雄は,バトルで得られる経験値が溜まるとレベルアップする。装備の力を吸収して“進化”することも可能なほか,「魂」と名付けられたアイテムを一定数集めてランクアップすると,基礎ステータスが底上げされる。キャラの強化手段はレベルアップだけではないので,成長を実感できる機会が多そうだ
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ゲームを進めていくと,ある時点でキャラクターの背中に翼が生えるのだという。この翼も育成するらしいが,詳細は不明
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オンラインRPGとして定番の本格コンテンツも豊富
その中の1つとなるレイドボスコンテンツ「竜の秘境」とは?
確かに相当強そうなフォルムだ
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レイドや対戦,同盟といったオンラインRPGとして「これは外せないでしょ」と言えるコンテンツが豊富に用意されているというのも,本作に期待せざるを得ないポイントだ。そのうちの1つとなるレイドボスコンテンツ「竜の秘境」の情報が先日公開されたので,あらためて紹介しておこう。
竜の秘境は,複数のプレイヤー達がリアルタイムで協力し,毎日特定の時間に挑戦可能となるボス「竜王ウロボロス」の討伐を目指すという内容のコンテンツだ。ウロボロスに与えたダメージ量によるランキングを競うこともでき,上位になるほど多くの報酬が用意される。ウロボロスは非常に強力な存在で,討伐するにはキャラクターをしっかりと育成する必要があるという。
各キャラの声を豪華声優陣が演じるのも本作の魅力の1つ。ファイター役には櫻井孝宏さん,ウィザード役には子安武人さん,プリースト役には悠木 碧さん,スレイヤー役には石田 彰さんが起用されている。本作の発表会(関連記事)では,中村悠一さんや伊藤 静さんなどの出演も明らかにされていた
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いわゆる「ペット」に相当……するかどうかは微妙だが,本作にはバトル中に召喚できる「幻獣」が登場する。幻獣は,召喚時に発動する「アクティブスキル」,プレイアブルキャラにバフ/デバフ効果を与える「パッシブスキル」を持ち,幻獣のレベルに応じて強化されるという特性がある
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対戦に関しては,リアルタイムで繰り広げられる10対10のチーム戦となる。戦場に点在する水晶をどれだけ掘ったか,相手チームとのPvPでどれだけ勝ったかを競い,ポイントを多く獲得したほうが勝利する。誰が水晶を掘り,そして誰がどういったタイミングで相手に襲いかかるのか。シンプルなルールでありながら,高度な駆け引きを楽しめそうなコンテンツである
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現時点で公開されている情報をまとめて紹介してみたが,ゲームの全体像は何となく把握できただろうか。肝心の「面白いのかどうか」は実際に遊んでみないと分からないところだが,あらためてグラフィックスを見たり,情報を読み直したりすれば,「これはなかなか期待できそうなタイトルだ」という印象を抱く人も多いはずである。
なお冒頭でもお伝えしているが,空と大地のクロスノアの
公式サイトでは,事前登録受付が行われている。本稿を通じて空クロに興味を持ったという人は,忘れないうちに登録しておこう。