サイバードは2016年5月20日,スマートフォン向けサッカーシミュレーションゲーム
「BFB Champions〜Global Kick-Off〜」(
iOS /
Android)のメディア体験会を都内で開催した。本稿では,体験会の模様に加えて,会場に用意されていたテストバージョンのインプレッションをお届けしよう。
メインビジュアルに起用されているのは,“神の手”や“5人抜き”などで知られるアルゼンチンの英雄,ディエゴ・マラドーナ氏
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プロデューサーの阿部 淳氏
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イベントでは,本作のプロデューサーを務める
阿部 淳氏より,挨拶と本作の概要紹介が行われた。同氏は,2012年に配信された前作
「バーコードフットボーラー」(
iOS /
Android)が,
「BFB 2015 サッカー育成ゲーム」「BFB 2016-サッカー育成ゲーム」と名前を変えながら進化してきた経緯を紹介しつつ,「システムをブラッシュアップし,舞台を世界に移した。世界で楽しまれる作品にしたい」と本作に対する意気込みを語った。
続いて本作の概要紹介も行われた。本作は,プレイヤーがサッカーチームの監督となり,選手を獲得/育成したり,試合の戦術を考えたりする,マネジメントを中心としたサッカーシミュレーションゲームだという。
また,前作にはなかった1人用の
「キャリアモード」や,選手の
「ポジション適性」が追加されているほか,グラフィックスや試合演出の強化,基本スキルの増加に加え,ほかのプレイヤーと競い合う
「代表戦」が世界規模になっているなど,さまざまな部分を進化させたそうだ。
ゲーム概要の説明が一段落したところで,テストバージョンの入った端末が配られ,本作を自由に遊べるタイミングが訪れた。……ということで,もう少し掘り下げたゲーム内容と,簡単なインプレッションを以下に掲載するので,気になる人は確認してほしい。
本作には,さまざまなチームと戦う
「試合」,選手のレベルアップが行える
「練習」,スタメンやリザーブなど考える
「チーム管理」,選手を探し出す
「スカウト」といった要素が用意されている。
メインコンテンツとなる試合は,プロ監督としてキャリアを積み重ねていく1人用の
「キャリアモード」,世界中の監督(プレイヤー)と対戦できる
「代表戦」,気軽に楽しめる
「フレンドリーマッチ」の3種類が存在する。
キャリアモードは「ワールドツアー」と「限定イベント」の2つに分かれている。ワールドツアーでは世界のさまざまなリーグに挑戦しながら,世界一のクラブチームを目指し,定期的に開催される限定イベントでは,特定の条件を満たすことで報酬が得られる
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前作にもあった代表戦はグローバル対戦が可能となったほか,グレード制の採用により,さまざまなプレイヤーが高いモチベーションを保ちつつ戦える環境となっている
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フレンドリーマッチは,ほかのプレイヤーが作り上げたチームと非同期での対戦が行える
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練習は,日替わりでさまざまな練習が行える
「デイリー練習」,アイテムを消費して特定の選手を成長させる
「コーチ練習」,スタメンとリザーブを同時に育成できる
「全体練習」,プレイヤーのテクニック次第で得られる経験値が変動する
「個人練習」,一定時間使用できなくなるがその時間に応じて経験値を得る
「留学」の5種類が用意されている。また,選手は練習だけでなく,試合に出場することでも経験値を得て成長していく。
デイリー練習は,フリーキックなど,プレイヤーが選手を操作した結果に応じて,得られる報酬内容が変化するというもの。ちなみに,デイリー練習自体には何度でも挑戦できるが,経験値や便利アイテムなどが得られるのは1日1回だけだ
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コーチ練習は,いわゆる「強化合成」。ゲーム中のさまざまなシーンで得られるアイテム「コーチ」を消費し,特定の選手に経験値を与えられる
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全体練習は,スタメンとリザーブを同時に練習させる。まれに「EXP Bonus!」が発生し,特定の選手が追加経験値を得られることもある
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個人練習は,選手を個別に育成できる。リフティングを成功させた回数で得られる経験値が変動するので,うまく操作することでたくさんの経験値を獲得できる
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留学は,選手を特定の国に派遣して経験値を与えるというもの。留学中の選手は試合や練習に参加できないが,基本的には数時間で帰ってくるので,プレイヤーの寝ている時間などをうまく活用するといいだろう
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チーム管理では,新たに入手した選手をチームに組み込んだり,手持ちの選手をうまく活用するためのフォーメーションや戦術を設定できたりする。選手には,基礎能力,ポジション適性,スキルといった要素があり,それらをいかにうまく組み合わせるかが本作のキモだ。
チーム管理は試合結果に直結する部分となるので,一番時間をかける要素になるだろう
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スカウトはガチャ形式となっており,有料通貨やゲーム内で得られるポイントを消費することで新しい選手を獲得できる。もちろん,スカウトだけでなく試合後の報酬として選手を獲得することも可能だ。
以上が本作のざっくりとした概要となる。前作を3年以上サービスしているだけあって,サッカーシミュレーションゲームとしてのベースがしっかりしており,非常に遊びやすくまとまっている本作。また,新しく楽しめる要素が多数追加されたことにより,前作では物足りなかったという監督でも満足できそうな印象だ。
さらに,細かい点で言えば,試合における途中経過の詳細を見られるため,どこに勝因や敗因があったのかが分かりやすく,チームの改善点を見つけやすいのも嬉しい。
クオリティアップが図られたというグラフィックスには要注目。デフォルメされた親しみやすいキャラクター達が,画面を所狭しと走り回っており,その様子は前作以上の迫力がある
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試合中は,とくに操作する必要はないが,ハーフタイム中には,選手交代,ポジションエディット,フォーメーションの変更などが行える。その際には相手チームの状況も確認できるので,戦術を立てるときの参考にするといいだろう
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スキルを発動した際には選手がオーラを放ち,チャンスであることが一目で分かる。発動はランダムだが,ここぞというときに発動すればテンションがかなり上がる
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試合後のスタッツが細かく確認できる点も見逃せない
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このほか個人的に気に入ったのは,独自のルールを設けてほかのプレイヤーと面と向かって対戦できることだ。今回のイベントでも,サッカー媒体とゲーム媒体が参加したメディア対抗戦が行われ,プロジェクターを使った準決勝戦と決勝戦は,みんなで観戦/応援をして非常に盛り上がった。
監督として自分のチームをマネジメントするのももちろん面白いのだが,ほかのプレイヤー同士による試合を見ながら一喜一憂するのは,
実際のサッカーを見ている感覚に近いものがあり,かなり楽しめた。本作では試合の見どころがピックアップされるので,
実際のサッカーよりも短時間で楽しめるのも嬉しいポイントである。
メディア対抗戦では,4Gamerはあえなく初戦敗退。決勝戦はサッカー媒体同士での対戦となり,ゲーム媒体が辛酸をなめる結果となった。ちなみに,メディア対抗戦で優勝したのは,サッカー媒体のゲキサカ。優勝賞品としてゲーム内にゲキサカオリジナルキャラが登場するとのことだ
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そんな本作では,現在,事前登録の受付が行われている。10万人を突破すると
「マイプレミアムスカウトチケット」×5枚(レアガチャ1回分)がすべてのプレイヤーに贈られるなど,さまざまな特典が用意されているので,さっそく登録しておこう。
なお,6月1日にはAndroid限定のクローズドβテストが開始される予定だ。テスターの募集期間は5月30日11:59までとなっているので,気になる人は「
こちら」の記事で詳細を確認し,奮って応募してほしい。
事前ガチャキャンペーンも実施されている。目玉キャラクターは☆6のマラドーナ選手
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イベントの途中には,(なぜか)シャンパンタワーの催しが行われた。一応,シャンパンはアルゼンチン産ということで,メインキャラクターであるマラドーナ氏に関連付けられていた
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最後に阿部氏が,「企画の立ち上げから2年という歳月を要しましたが,自信を持って世に送り出せるタイトルになりました。配信されたあかつきにはたくさんの方に遊んでもらえると嬉しいです」と,本作への思いを語り,今回のイベントを締めくくった
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