1998年にリリースされた「Battlezone」のリメイク作品「Battlezone 98 Redux」が2016年春に発売

　Rebellionは，かつて同社が開発し，Activisionから18年前にリリースされた「Battlezone」のリメイク作品「Battlezone 98 Redux」を，今春PC向けにリリースすると明らかした。


　「Battlezone」と聞いて，1980年にAtariからリリースされ，ワイヤーフレームを使ったグラフィックスが話題を呼んだアーケードゲームを思い出す人も多いだろう。少々ややこしい話になるが，本作はタイトル名に「98」とあるように，Rebellionが1998年に3Dグラフィックスでアーケード版をリメイクした「Battlezone」の“再リメイク”とでも呼ぶべきものだ。

　「Battlezone 98 Redux」の舞台となるのは，1960年代にアメリカ合衆国とソビエト連邦の間で繰り広げられていた宇宙開発競争が終わることなく，火星や金星での戦闘にまで発展してしまったという設定の世界。ゲームには7つの天体に散らばる29種のミッションが用意されているという。
　プレイヤーは防衛施設やユニットを生産しつつ，戦闘ではほかのユニットに交じって1人称カメラ視点でホバータンクを操作するという，RTSとFPSが融合したようなゲームになっている。


　Rebellionは，本作とは別に，PlayStation VR及びOculus Riftに対応する「BATTLE ZONE」（PC / PS4）も2016年中に発売を予定している。「Battlezone 98 Redux」にVR対応の予定はいまのところないようだが，Steamのタイトルページでは，Steam WorkshopでのMODサポートやマルチプレイモードなどの仕様が確認できる。同じタイトルを源流にしつつも，違った味付けの2本で新たなファン獲得を狙っているようだ。

「Battlezone 98 Redux」公式サイト