東プレ，第2世代REALFORCEの英語配列フルキーボード3種18製品を2018年10月に発売

　2018年7月30日，東プレは，静電容量無接点方式スイッチを採用キーボード「REALFORCE」のラインナップ拡張を発表した。いわく，第2世代モデル「R2」の英語配列フルキーモデルが2018年10月発売予定とのことだ。

2018年6月のCOMPUTEX TAIPEI 2018で公開となったバージョンの英語配列フルキー版REALFORCE R2。写真手前側は本体色がアイボリー，奥側はブラックとなっている

　今回発表となったラインナップは，標準タイプ「REALFORCE」と静音タイプ「REALFORCE S」，そしてアクチュエーションポイント変更機能「APC」（Actuation Point Changer）対応タイプ「REALFORCE A」の3種18製品。東プレはCOMPUTEX TAIPEI 2018の時点で英語配列の10キーレス版を8月に市場投入すると発表済みだが，それから約2か月でフルキー版もお目見えすることになるわけだ。

　各製品の型番とスペックは表にまとめたとおりで，現在のところ価格情報は明らかになっていない。
　日本語配列モデルにはAPC対応かつ静音タイプである「REALFORCE SA」もあるが（関連記事），今回の発表にREALFORCE SAは含まれていないので，その点も注意が必要だろう。

表　REALFORCE R2英語フルキー配列モデルのラインナップ

製品名	型番	カラー	APC	静音型 キースイッチ	押下荷重
REALFORCE （標準タイプ）	R2-USV-BK	ブラック	―	―	30g，45g，55g変荷重
	R2-US3-BK	ブラック	―	―	全キー30g固定
	R2-US5-BK	ブラック	―	―	全キー55g固定
	R2-USV-IV	アイボリー	―	―	30g，45g，55g変荷重
	R2-US3-IV	アイボリー	―	―	全キー30g固定
	R2-US5-IV	アイボリー	―	―	全キー55g固定
REALFORCE S （静音タイプ）	R2S-USV-BK	ブラック	―	○	30g，45g，55g変荷重
	R2S-US3-BK	ブラック	―	○	全キー30g固定
	R2S-US5-BK	ブラック	―	○	全キー55g固定
	R2S-USV-IV	アイボリー	―	○	30g，45g，55g変荷重
	R2S-US3-IV	アイボリー	―	○	全キー30g固定
	R2S-US5-IV	アイボリー	―	○	全キー55g固定
REALFORCE A （APC対応タイプ）	R2A-USV-BK	ブラック	○	―	30g，45g，55g変荷重
	R2A-US3-BK	ブラック	○	―	全キー30g固定
	R2A-US5-BK	ブラック	○	―	全キー55g固定
	R2A-USV-IV	アイボリー	○	―	30g，45g，55g変荷重
	R2A-US3-IV	アイボリー	○	―	全キー30g固定
	R2A-US5-IV	アイボリー	○	―	全キー55g固定

東プレのREALFORCE公式Webサイト

東プレ株式会社(代表取締役社長：内ヶ崎 真一郎 本社所在地：東京都中央区日本橋) は、なめらかなキータッチが特長のPC用キーボードREALFORCEブランドの第2世代R2シリーズにUS配列のフルキーボード全18機種を2018年10月にREALFORCE取扱店にて発売いたします。

APC (アクチュエーションポイントチェンジャー)モデル、静音モデル、標準モデルの3モデルに、それぞれから30g、55g、変荷重の3種類のキースイッチを選択できます。さらに本体色ブラックとアイボリーの2色をそれぞれ用意し、お好みの機能、キースイッチ荷重、本体色を選ぶことができます。

APCモデル6機種に搭載されているAPC機能は、すべてのキースイッチの反応位置を1.5mm、2.2mm、3mm の3段階のキーストロークの深さから選んで調節して、キースイッチの反応速度を、お好みで最適化できます。また、2mmと3mm厚の一体型キースペーサー2種類と、キートップを取り外すキートッププラー器具を付属し、APC機能設定に応じてキートップの下にキースペーサーを設置して、より素早いキー入力を実現します。さらに、CtrlキーとCapsLockキー機能入れ替え用のキートップが付属します。

静音モデル6機種に搭載されている静音仕様のキースイッチでは、標準のモデルと比較して−30％の静音化を実現し、静かなオフィスや寝室などで周りの方に配慮しながらキー入力できます。

標準モデル6機種は、従来モデルから以下の改良を実施しています。
この改良はAPCモデル、静音モデルにも共通仕様となっています。

1. 従来モデルと同じ19mmピッチのキーボードながら、従来のフルキーボードのデザインより16％コンパクトな省スペース設計により、机のスペースをより広く使えます。
2. 底面のラバーフィート面積を4倍に増やし、またチルトスタンド底面にもソフトな樹脂素材を採用して、ガラス面など光沢のあるデスク上でも入力中にキーボードが位置ずれしにくく安定性が向上。
3. キーボードのケーブル取り出し口は左右側面だけでなく、上側面の3方向から取り出せるようになり設置場所に応じて最適なケーブルの配線ができます。
4. CapsLockやNumLockなどの状況を知らせるインジケーターのLEDの色をお好みに応じてキーボードによる操作で7色を選ぶことができ、LEDの明るさも調節できます。
5. キーボード内部の鉄板部分に防錆塗装加工を実施。

SPEC情報（全機種共通項目）
サイズ：142mm x 455mm x 30mm
重量：1.4Kg
ケーブル長：1.7 m インターフェイス： USB
キースイッチ：静電容量無接点方式 キー印刷： 昇華印刷
キートップ材質：PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂

SPEC情報（各機種項目）
現行の第一世代モデルのUS配列フルキーボードについては、年内に生産を終了予定です。