プレイレポート
ついにOBTがスタートした「クロノドラゴン」のプレイレポートを掲載。爽快感&やり込み要素バツグンのスマホ向けMOアクションRPG
このβテストはAndroid OSを対象に,8月24日12:00まで行われる予定となっているが,今回4Gamerでは,OBTバージョン相当のクロノドラゴンを事前にプレイする機会を得た。本稿では,同作の概要をあらためて紹介しつつ,アクション部分の手触りを含む全体的なプレイフィールをお伝えしよう。
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キャラメイクはシンプルだがカスタマイズの幅は広そう
プレイアブルキャラクターとして用意されている3つの職業は,パラメータの伸び方や使用できるスキル,装備できる武具がそれぞれ異なっており,最初にどれを選ぶかでプレイの印象も変わるようになっている。以下に,各職業の特徴をまとめるので,まだ本作をプレイしていない人は,遊ぶ前にザッと目を通しておくといいだろう。
職業を選んだら,お次はキャラクターの見た目を決定する。職業によって性別が固定されているため,キャラメイクの幅はさほど広くないのだが,本作では装備によってキャラの見た目が変わるほか,見た目専用の装備品「アバター」も用意されているので,カスタマイズの幅はかなり広そうだ
「スマホ向けらしさ」が随所に盛り込まれた
爽快感バツグンの本格アクションRPG
本作には,通常のゲームモードとなる「クエスト」のほか,曜日クエスト/連続クエスト/レイドからなる「イベント」,クエストに登場したボスと戦える「エクストラダンジョン」といったコンテンツが用意されている。プレイヤーは“スタミナ”や“チケット”を消費することで,これらのモードに挑戦できるのだ。
ストーリーモード的な側面もあるクエストは複数のエリアで構成されており,1エリアにつき15のステージが存在している。各エリアの最終ステージにはボスが待ち受けているので,まずはこれの討伐を目標にゲームを進めるといいだろう。
なお,各ステージではクリア方法を「ノーマル」「タイムリミット」から選択できるほか,STORY/HARD/HELLという3段階の難度が用意されている。もちろん「ソロプレイ」だけでなく「マルチプレイ」(自分を含め最大3人)も可能だ。
バトルでの操作方法は,この手のアプリでお馴染みのバーチャルパッド/ボタン方式。パッドは画面左側でタッチしたところが始点となるタイプなので,キャラの移動はかなり快適だ。ちなみに筆者は,SHIELD Tablet(8インチ)とZenFone 5(5インチ)でプレイしたのだが,後者の場合,スキルやポーションを使い分ける際にやや窮屈さを感じたものの,動作自体はどちらでも安定していた。
実際にキャラを動かしてみてまず驚かされるのは,アクションのスピードだ。本作は同種のスマホ向けアプリと比べて自キャラの移動速度が速く,プレイしていてかなり気持ちがいい。攻撃方向は近くの敵にオートターゲットされるので,「速すぎて攻撃を当てられないんですけど!」みたいなことにもならないのが好印象だ。
ちなみに通常攻撃は,攻撃ボタンを連続タップもしくは押しっぱなしにすることで連続攻撃になる。手動操作がベースになっているものの,適度な操作補正がかけられているため,高いアクション性とプレイアビリティが両立されているというわけだ。
なお本作には,「防御」アクションは用意されていないのだが,代わりに「回避」アクションが用意されている。一度発動するとクールダウンが終了するまで再発動できないが,無敵時間と移動距離を兼ね備えたアクションなので,文字どおり緊急回避手段として活用できる。回避のクールダウンタイムはパッシブスキル(後述)で短縮できるので,キャラを育てれば短い間隔で回避アクションを使えるようになり,アクション性もさらに向上するはずだ。
ちなみに本作では,便利な「AUTO」モードも用意されている。これをオンにしている間は,キャラが自動的に敵を探し,攻撃を行ってくれるのだ。本作ではキャラのレベル上げや装備の強化素材集めのために,クエストを周回プレイするのが基本なのだが,AUTOモードを利用すれば忙しいときでも安心。スキルやポーションはAUTO中でも手動で使用できるので,セミオート感覚でプレイするのもオススメだ。
プレイのモチベを高めてくれる充実した育成要素
さまざまなバトルコンテンツが用意されているクロノドラゴンだが,それらを満喫するためにはキャラをどんどん強くしなければならない。本作のプレイヤーキャラは敵を撃破したときや,バトルをクリアした際に経験値/ゴールドを入手し,経験値が一定値まで溜まるとレベルアップ。各種パラメータが強化され強くなる仕組みだ。
キャラが特定レベルに達すればさまざまなスキルを習得/強化できる。スキルには,4つあるスロットへ任意にセットできるアクティブスキルと,自動的に効果を発揮するパッシブスキルの2種類がある。つまりバトルを繰り返していれば,キャラはどんどん強くなるのだ。
装備するだけで戦闘能力が確実にアップする武器や防具も,本作の重要な要素だ。装備品は手(武器),頭,胴体,足腰,背中,首,指(2か所)の計8か所に装備できるほか,そのアイテムの攻撃力/防御力の10%が加算されるサブ装備スロット(4か所)も用意されている。
これらにはそれぞれレアリティ(★1〜6まで)とランク(+4まで)が設定されており,バトルなどで入手できる素材を用いて強化/覚醒が可能だ。装備を覚醒させるとランクがあがり,さまざまな効果を持つ固有スキル/アビリティがランダムで付与されたりもする。やり込みプレイが好きな人にはたまらない仕様と言えるだろう。
なお本作では基本的に,クエストモードのノーマルで武具を,タイムリミットモードでアクセサリーを集められるようになっており,それらをパワーアップさせる素材は曜日クエストで入手できる。今回のβテストバージョンをプレイした限りでは,上記したプレイサイクルを地道にこなしていれば,無課金の範囲でも十分楽しめそうな印象を受けた。このあたりのバランスが,正式サービス時にどうなっているかに注目したいところだ。
クロドラの華はマルチプレイによる「レイド」
「広場」でのプレイヤー同士の交流も楽しい
ここまで,クロノドラゴンの基本的な要素を紹介してきたが,本作におけるメインコンテンツは,何と言っても「レイド」だ。最初のレイドボスは,エリア2/ステージ15をクリアするとアンロックされる「ワイバーン」である(難度は10段階)。
筆者もさっそく挑戦してみたのだが,レベル1〜3まではソロでも意外と簡単に討伐できた。しかしレベル4あたりから勝率が下がりはじめ,レベル5でついにギブアップ。そこで編集部のスタッフに協力を求め,マルチプレイで再チャレンジしてみたところ,辛うじて討伐することができた。
ネタバレをを避ける意味で具体的な討伐方法は伏せるが,レベル20〜30程度のキャラクター3人で各職業のバフをフル活用しつつ,敵の大技を食らわないよう注意しながら戦えば,レベル5〜6のワイバーンも余裕で倒せるのではないだろうか(それ以上の難度は未知数)。オープンβテストでのワイバーン討伐に挑戦しようと考えている人は,そのあたりの情報を参考にするといいだろう。
本稿の執筆に際し,ウィザードをレベル30くらいまで育ててみたのだが,テンポのいいバトルと充実したキャラ育成要素のおかげで,ついつい時を忘れて遊んでしまった。ちなみに,経験値稼ぎ&素材集めには快適なAUTOバトルを多用したのだが,ステージに登場する魔物の構成によっては,手動操作に切り替えないと(たとえ格下相手でも)死ねるという点も面白い。キャラの挙動がやけにスピーディだったり,回避アクション/ポーションの使用に制限があったりと,ゲームを進めるにつれてプレイヤースキルが問われる“本格アクションRPGとスマホ向けゲームのいいとこ取り”と言えるような仕上がりなので,この手のゲームが好きな人ならきっと楽しめるのではないだろうか。
なお,現在行われているオープンβテストのプレイヤーデータは,今夏予定の正式サービスへ引き継ぎが可能とのこと。クロノドラゴンに興味を持った人は,8月24日12:00までにキャラを育成し,正式サービス後のレイド討伐に備えておこう。
「クロノドラゴン 〜ななつの光と太初の樹〜」公式サイト
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クロノドラゴン 〜ななつの光と太初の樹〜
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