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  • サクセス
  • 発売日:2015/08/25
  • 価格:基本プレイ無料+アイテム課金
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自分だけのキャラを作って探索,生産,ロールプレイ。「英雄RPG 聖域の冒険者」はキャラメイクに特化したダンジョンRPGだ
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印刷2015/08/15 00:00

プレイレポート

自分だけのキャラを作って探索,生産,ロールプレイ。「英雄RPG 聖域の冒険者」はキャラメイクに特化したダンジョンRPGだ

 サクセスが運営,開発を行う「英雄RPG 聖域の冒険者」(以下,英雄RPG)の正式サービスが,2015年8月25日に開始される。本作は,細かなキャラメイクシステムとシミュレーションRPGのシステムによる戦闘で,ブラウザゲームながら非常に濃いタイトルとなっている「英雄クロニクル」の開発チームが手掛ける新作ブラウザゲームだ。
 今回はジャンルがダンジョンRPGとなり,「キャラメイクの楽しさがさらに広がり,より手軽に遊べる」とのことだが,一体どのようなゲームになっているのか。正式サービスを前に,開発中のバージョンを見せてもらったので紹介していこう。

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プレイヤーは迷宮を探索する冒険者


 まずはざっくりとした世界設定やプレイヤーの目的から。本作の舞台となるのは,ブリアティルトと呼ばれるファンタジー世界だ。その中心には,異世界とつながる「黄金の門」と,「黄昏の聖域」と呼ばれるダンジョンが存在し,天変地異が発生する危険地帯となっている。
 聖域があるオーラム共和王国は,このダンジョンを調査するべく冒険者ギルドと提携しており,プレイヤーはこのギルドに所属する冒険者(正確には,プレイヤーのクランに所属する冒険者を複数名作成できる)という設定だ。

ブリアティルトは英雄クロニクルと同じ世界だが,本作の舞台は刻碑暦664年であり,英雄クロニクルの約330年前ということになる。そのため,各勢力の様子は異なっており,最古の国であるオーラム以外に,大国として成立しているのはセフィドとイズレーンのみ。ヴァルトリエは魔導科学で発展する前なので弱小国だ。マッカに至っては国すらなく,部族の集落があるに過ぎない
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 ゲーム内の時間は,現実の3か月で約2年半経過する。その期間が1シーズンとして扱われ,シーズンが終了すると,また最初の年からゲームが再スタート(キャラクターのデータや所持品は引き継がれる)。プレイヤーは,このループする2年半という期間で「冒険者として偉業を残す」べく,さまざまなダンジョンを探索していくことになるのだ。

 本作のメインコンテンツとなるダンジョン探索は,探索中にどのような行動を取るか,敵と遭遇したときにどう戦闘するかなど,進行はすべてオートで行われる。探索中にプレイヤーが介入できる部分はないので,送り出した後に生成されるログを見て,探索が成功したのか,どのような展開になったのかを確認するというのが,本作の楽しみ方だ。「ログを見るだけで楽しいの?」と思うかもしれないが,そこは後述するキャラメイクと深く関わってくる。

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ブリアティルト最大のダンジョンである黄昏の聖域の探索は,毎日自動で行われる。各プレイヤーのクランに所属している冒険者から1名が選出され,現実の12:00〜18:00の間に,ほかの冒険者と即席のパーティを組んで探索に向かうことになるのだ。パーティメンバーは前日に通知されるので,出発までにどのような方針で探索するか,話し合っておくとよさそうだ
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「自由冒険」で,黄昏の聖域以外のダンジョンを探索することも可能。こちらは好きな冒険者を雇って探索できるので,基本的にこちらでキャラクターのレベルを上げたり,アイテムを集めたりすることになる。ダンジョンは,ブリアティルト各地にある拠点の周辺にいくつか存在するのだが,ダンジョン近くの拠点にいる冒険者は雇用費が安いので,探索する場所によって,いろいろな冒険者とパーティを組むことになるだろう
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とにかく自由なキャラメイク

自分だけのキャラクターの冒険が手軽なプレイで楽しめる


 というわけで,キャラメイクも見ていこう。本作の最大の特徴となるのは,思うがままのキャラクターを生み出せるキャラメイクと,そのキャラクターを愛でるための各種機能だ。このあたりは,英雄クロニクルと同様……というか,それ以上にパワーアップしており,開発チームが「英雄RPGは,自分だけのキャラを作ってとにかく愛でるゲームです」と断言するほどである。

 本作のキャラメイクでは,さまざまな武器や特殊能力,スキルから自分の望む性能のキャラクターを作成できる。特殊能力やスキルの種類は非常に豊富で,例えばスキルだけでも,武器の扱いを得意にしてステータスを向上させるもの,戦闘中に使用する技や魔法,鍵開けや罠の解除など冒険を有利にするものなど,かなり細かく分かれている。武器や特殊能力も同様で,戦士だろうと魔法使いだろうと盗賊だろうと,あるいはプレイヤーの脳内にしかいないオリジナル職だろうと,好きに設定できるのが大きな魅力だ。

いろいろな特殊能力を取得するとキャラクターは強くなるが,コストも上がっていく。コストが高いと,探索時の行動ポイントの消費が大きくなる,雇用費が高くなる,戦闘時の行動順が遅くなるなどのデメリットがあるので,合計150〜200ぐらいが推奨されている
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スキルはレベルアップ時に取得できるSP(スキルポイント)を使って取得できる。中には特定のスキルの所持や,ステータスの達成が取得条件となる,上位スキルもある
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武器は威力や命中,範囲がそれぞれ異なるほか,物理攻撃でも斬撃や打撃などに属性が分かれている
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 さらに,キャラクターの外見も,ゲーム内に用意されているイラストや,サクセスが公開しているキャラクタージェネレータを使って設定できるほか,自分で描いたイラストをアップロードして利用することも可能。キャラクターのアイコンやセリフ表示中の立ち絵,戦闘中などに表示されるカットインなどもオリジナルのものを設定できてしまう。
 もちろん,キャラクターの背景設定やセリフの内容,装備品の名前といった,テキスト系の設定も自由に変更可能だ。

イラストを描ける人なら自前で用意してしまってもいいし,描けなくてもサクセスが公開しているキャラクタージェネレータを利用できる。ジェネレータは,髪や服などのパーツを選んでキャラクター画像を作成できるというもので,英雄RPGや英雄クロニクルはもちろん,規約を守ればサクセスのゲーム以外でも使用可能だ
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 こうした自由なキャラメイクが用意されていると,あれこれ設定して作り上げたキャラクターに愛着も沸くというもの。すると,先の「オートで行われたダンジョン探索のログを後で見る」ことが,「想いを込めた自分だけのキャラの活躍を見る」ような感じになるので,ログをじっくり確認したくなるし,もっと活躍できるよう能力やスキルなどにもこだわりたくなるというわけだ。

 開発チームとしては,「好きなようにキャラを作れば,戦闘自体はオートで進むので,簡単なプレイでその活躍が楽しめる」ということを本作のコンセプトにしているという。英雄クロニクルは,戦闘が手動のシミュレーションRPGであり,キャラメイクだけで楽しむにはハードルを感じる人もいたため,本作ではより手軽な遊び方ができるようにしたそうだ。

キャラクター同士の交流手段としては,各プレイヤーのクランのページに掲示板が設定されているので,そちらでロールプレイ(キャラクターへの成りきり)するのがメインとなる。プレイヤーによっては,ゲームシステムそのものよりも,こちらのほうがメインコンテンツになるかも
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本作ではダンジョン探索時の交流手段として,「セリフリンク」というシステムも用意されている。「オートなのに交流?」と疑問に思うかもしれないが,本作ではキャラクターのセリフ設定すべてにIDが与えられており,セリフの発生条件にこのIDを指定しておくことで,「○○さんのセリフの後に,自分のキャラクターを喋らせる」といった設定が行えるのだ。開発チームは「ログを見ていると,絶対セリフリンクでほかのキャラと掛け合いさせたくなる!」と話していた
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じっくり遊ぶためのやりこみ要素も

偉業を達成して名を残そう


 手軽に遊べる一方で,じっくりと腰を据えてプレイして,やりこむ要素ももちろん用意されている。その最たるものが,「偉業の記録」だ。
 プレイヤーの目的は「冒険者として偉業を残す」ことにあると述べたが,これは設定上の建前でなく,システム面でもこれに沿った要素が用意されている。本作では,現実の時間で2週間ゲームが進行するたびに,1週間の「偉業期間」が展開される。偉業期間中は,ダンジョンでさらに深い階層を探索できるようになったり,特定の条件(あるボスを撃破するなど)を満たすと,これまで行けなかった地域に行けるようになったりと,さらなる冒険に繰り出すチャンス。そして,このとき誰よりもダンジョンの深くまで探索する,最初に新たなアイテムを発見するなど,とくに活躍した冒険者は,すべてのプレイヤーが見られる偉業の記録に功労者として名前が記載されるのだ。
 さらに,誰かが新たな地域に到達すると,ほかの冒険者も行けるようになるなどプレイヤー全体にメリットが発生するので,まさに偉業を成し遂げた冒険者として認知されるというわけである。

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 こうしたゲーム進行となっているので,各冒険者は基本的に,偉業期間に向けてキャラクターを強化したりアイテムを集めたりといった準備をすることになる。普段のダンジョン探索にも,熱が入ることだろう。また,偉業の記録への記載を狙うなら,「攻略に向かう人が少ないダンジョンを狙おう」「炎のダンジョンを誰よりも深く潜るために,火の加護を持ったキャラクターを雇用しよう」といった作戦も重要になってくるのではないだろうか。

 より探索を有利に進めるためのやりこみ要素としては,「アクションフロー」というものも用意されている。これはキャラクターが戦闘時に取る行動を決めるためのものなのだが,「敵が瀕死なら○%の確率でこの技を発動する」「自分が○○の状態なら,絶対にこの武器で攻撃する」といった詳細な設定もできる。
 また,探索時の行動も,「○人が戦闘不能になったら撤退する」「自分のHPが○%以下になったら,キャンプを設営して回復しようとパーティに提案する」「ボス撃破後,キャンプセットが○個残っているなら探索を続行する」など細かく設定可能で,探索結果にこだわりたい人なら試行錯誤することになるだろう。

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正式サービス開始時は1シーズン2か月でスタート

メインストーリーや生産も実装予定


 以上が,英雄RPGの主なコンテンツとなる。さらに開発チームによれば,第2シーズンでは毎日1話ずつ公開されていくメインシナリオと,生産要素が実装されるという。
 生産では,ダンジョンや各地域での採集によって材料を集め,武器や防具,アクセサリー,ポーションなどの消耗品,ダンジョン探索に必要な食べ物などを作成できるようになる予定だ。「クランショップ」を使ってほかのプレイヤーと生産物の売買も可能となり,ショップの背景を武器屋や酒場など好きなイラストに変えられるほか,ショップを開いたプレイヤーにセリフを表示させることもできるという。
 また,開発中の画面では,生産物の名前を作成者が設定したり,生産物の詳細を開くと作成者の名前が記録されていたりといった,生産好きに嬉しい要素も確認できた。生産の実装に合わせて,関連するスキルなども登場するようだ。

 ちなみに,第1シーズンはこれらの要素がまだ入っておらず,まずはキャラクターメイクとその設定,ダンジョン探索に慣れてもらいたいということで,本来の3か月ではなく,少し短い2か月で展開されるとのことだ。ひとまずブリアティルトの地に降り立ってみて,どのぐらい自分のキャラクターを愛でられるゲームなのか確かめてみるといいだろう。

 なお,本作はニコニコアプリ,ハンゲーム,mixiゲーム,ゲソてん,サクセス公式という5つのプラットフォームで展開される。サクセス公式での事前登録は,8月18日15:00から行われる予定。どこのプラットフォームでも,事前登録を行えば特典アイテムも用意されており,また,どこで始めてもサーバーは一緒とのことなので,利用したいところで登録しておけばよさそうだ。


「英雄RPG 聖域の冒険者」公式サイト

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    英雄RPG 聖域の冒険者

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