体の正面にお尻がある謎のヒーローが悪と激突。スマホ向けシューティング「おしり前マン〜OSIRIUS〜」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第854回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」では，体の正面にお尻があるという謎のヒーローが活躍する横スクロールシューティング「おしり前マン〜OSIRIUS〜」（iOS / Android）を紹介しよう。オリジナリティあふれる強烈な世界観に圧倒されること間違いなしの作品だ。

アプリは基本プレイ無料で配信されており，有料アイテムも用意される

「おしり前マン〜OSIRIUS〜」公式サイト

iOS版「おしり前マン〜OSIRIUS〜」ダウンロードページ

Android版「おしり前マン〜OSIRIUS〜」ダウンロードページ

　本作では，プレイヤーが“おしり前マン”というヒーローになり，“世田谷区にやってきた悪い人達”という設定の敵と戦うことになる。ゲームはスタミナ制となっており，ステージの最深部でボスを倒すか，逃亡させると次のステージに進める。ヒーローのライフがゼロになるとゲームオーバーだが，このときプレイ中に獲得したお金（デン）を賃金として得られ，それを利用してヒーローを強化できる。

おしり前マンの常軌を逸したデザインに度肝を抜かれるが，ゲームとしてはオーソドックスな横スクロールシューティングに仕上がっている

　操作方法は，スマホ向けシューティングで定番のオートショットが採用されているため，スワイプ操作によるキャラクター移動に専念しやすい。ショットは前方の狭い範囲に効果のあるウェーブだが，敵を倒したときに出現するトランクスを入手すると，3WAYショットに変化する。実際に使ってみて扱いやすいほうを選ぶといいだろう。
　そのほか，「ドMゲージ」というユニークなシステムにも注目だ。ゲージは敵の攻撃を受けると溜まっていき，一定値を超えるとボムを撃てるようになる。ちなみに，本作は自機が大きいうえに，移動させていると一瞬止まる（引っかかる）という独特のクセがあり，よく敵の攻撃に当たってしまう。ボムを発動させるために，あえてこのような挙動になっているのではないだろうか。

ボム発動前には，おしり前マンのイカしたカットイン演出が入る

　おしり前マンの活動拠点となる自宅では，戦いで得た賃金を消費して，ショットの威力やライフの最大値などを強化することができる。パワーアップは1日5回までという制限があるので，計画的に強化していこう。
　また，自宅内にある「おしりクラブ」というメニューでは，ゲーム内通貨や有料アイテム「ジュエル」を消費して“カードおしりダス”を購入したり，スタミナを回復したりできる。

パワーアップで支払ったデンの総額に応じて，拠点の内装が徐々に変化していく

キャラクターだけでなく，照明や椅子，ボトルもお尻風のデザインというのが強烈。face-hip-bookなるSNS風コンテンツでは，おしり前マンの日常を確認できる

　見た目のインパクトや，個性的すぎる歌詞が印象的なBGMが，他を寄せ付けない存在感を放っている本作。ゲームそのものは意外（？）と丁寧に作られているので，バカゲーに目がないという人はもちろん，シューティングゲームが好きな人もぜひプレイしてみてほしい。

著者紹介：げっつ☆先生
　ゲーム系フリーライター兼イラストレーターでマンガ描き。ゲーセンに入り浸るか家でゲームをやるかアニメを見るかで悩む毎日だが，隙あらば魔女っ子にも思いを馳せる。ゲーム音楽が大好きすぎ。

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