プレイレポート
ロケテストを“征服”せよ。「スクール オブ ラグナロク」の基礎をプレイレポートでじっくり紹介
今回のロケテストは2月27日〜3月1日に東京,大阪,3月5〜8日に東京,大阪,愛知,福岡で行われ,ロケテスト最終日には各店舗で“ロケテスト大会”も実施される。優勝者にはゲーム内称号も配布されるとあって,このロケテストからスタートダッシュを決めようと意気込んでいる人もいるだろう。
4Gamerでは,そんなロケテストの実施に先駆けて,ゲームをプレイする機会を得た。本稿では,その中で分かった情報を掲載していく。対戦の際に重要になるであろうテクニックも掲載しているので,明日以降,ロケテストに足を運ぼうと考えているならぜひチェックしてほしい。
[JAEPO2015]スクエニの新作アーケード「スクール オブ ラグナロク」のロケテストが2月27日から開催。“5D”アクションを体験しよう
ロケテストでは学征服が大幅追加
NESiCAカードも登録可能に
今回の筐体はロケテスト版ということで,以前にプレイしたJAEPO 2015版とはさまざまな点が異なっていた。実際にゲームを遊ぶ前に,その内容を確認しておこう。
まず,ロケテスト版では,JAEPOのときに使えなかったNESiCAカードが使用可能だった。また,全国対戦も可能になっている。このテストプレイ中には確認できなかったが,ロケテスト期間中にNESiCAカードを使用してゲームをプレイすると,プレイヤー登録ができるようだ。27日以降はモバイルサイトもオープンし,入手した学征服(装備)のエディットなども行えるとのこと。ロケテストに参加するなら,忘れずにNESiCAカードを持っていこう。
基本的な操作方法は,JAEPO 2015版プレイレポートで紹介したとおりで,大きな変化は見られなかった。距離によって“3Dアクション”と“2Dアクション”を切り替える独自の戦闘システムや,フィールド上に設置された施設(禁治郎像)の制圧でスキルを解放していくという要素にも変更はない。
ボタン配置が独特なので,まずはボタンに対応するアクションを覚えることから始めよう。基本的には,左下から順に使用頻度の高いボタンが並んでいるので,それさえ覚えておけば混乱せずに操作できる。
ロケテストでは学征服を最初から集める必要があるが,今回はすでに用意されたプリセットから選ぶことになった。ひとつひとつの学征服には固有のスキルやエールが設定されており,付け替えるには学征服を変更しなければならない。
スキルやエールの数はJAEPO 2015版から大幅に増えており,カスタマイズを考えるのはなかなか楽しそうだ。装備品によって使用できるスキルが大幅に異なるので,一緒に使う学園神の特性と合わせて考えると良いだろう。
相手のガードをこじ開けろ!
実戦向けプレイレポート
ここから先は実際に対戦を重ねて分かったことを紹介する。本作は“3Dアクション”と“2Dアクション”が同居しているタイトルだが,その両方を同時に理解するのは少々難しいので,個別に要素を分けて説明していこう。
ゲーム開始時の視点は3Dアクションに合わせられている。こちらは,ショットによる牽制を行いながら有利な距離を取ったり,学園神や禁治郎像との位置取りを考えたりする,いわば戦略を練るための視点だ。選択する学園神によってはこの3Dアクションが主戦場になる事もあるが,基本的には本格的なHPの削り合いが起こる場所ではない。
ショットボタンを長押しすることで,威力を上げた「チャージショット」を放つこともできる。ただし,チャージ中に別のアクションを入力した場合,チャージは途切れてしまう |
通常のショットはジャンプやダッシュの途中でも放てる。移動しながら放ち,相手の行動を牽制しよう。前ダッシュに合わせて放つと当てやすいので,相手の動作を観察するのも大切だ。また,ショットの威力や速度などは,選択した学園神で大幅に変化する |
3Dアクションの最中,プレイヤー同士が接近すると2Dアクションへと移る。3Dアクションが戦略を構築する段階とするならば,2Dアクションは戦略の下に組み込まれた戦術を実行する段階だ。あとは,その戦術を正しく実行できるか否かに,すべてがかかっている。
選択した学園神の差が大きく出るのも2Dアクションだ。先の説明で「学園神の選択はキャラクターセレクトのようなもの」と書いたが,学園神が違えば,通常技から必殺技まで,すべての技性能が変化するのである。
2Dアクションでの戦いは,ダメージを与える「アタック」と,それを防ぐ「ガード」,そしてガード状態の敵を掴む「投げ」による3すくみによって成り立っている。
筆者の体感では,ややアタックの選択肢が強いように感じられた。その理由としては,ガード時に生まれる硬直(ガードした側)の長さと,ガードを続けると発生する「ガードクラッシュ」(ガード強制解除)の2点が挙げられる。通常攻撃はガードしても隙が少なく,通常攻撃から必殺技までのコンボをすべてガードすればガードクラッシュしやすい,といった具合にガード側にリスクがあるのだ。そのため,近距離戦が主体の学園神は,相手に通常攻撃を当てられるリーチまで近づくことがとにかく重要になる。
投げは,相手側が同じ操作を行うことで抜けられる。投げ抜けの入力猶予は長めで,ある程度集中していれば投げられるモーションを見てから投げ抜けを入力することも可能だ |
ダメージの応酬によって,画面下部の「神がかりゲージ」が上昇する。これを最大値の50%消費することで,一定時間能力が大幅に強化される「神がかり」状態になれる。神がかり中には,超必殺技「ラグナロクドライブ」も放つことができる |
ちなみに,しれっと「コンボ」と書いてみたが,本作にも対戦格闘ゲームのような,さまざまなコンボが存在する。通常技のスキをダッシュ動作でキャンセルする,攻撃動作の終了直後に技を出す(目押し)といった,格闘ゲームファンにとってはお馴染みの方法で,技と技をつなげられるのだ。ただ,ロケテストでは全体的に入力の猶予は短く,難度は高めに感じられた。
それでは最後に,今回選択できる学園神の特徴を見てみよう。おおまかに分けるならば,槍(イヴォール)と片手剣(バルハラデス),チェーンソー(ルーシー)は近接タイプ,杖(スマイルハート)は遠距離タイプとなる。自身のプレイスタイルに合った学園神を見つけ,それに合わせる形でスキルを選ぶと良いだろう。
これらすべての要素を活用し,戦略を練る3Dアクションと,戦術を実行する2Dアクションを行き来して戦うのがスクール オブ ラグナロクだ。
1試合の制限時間は200秒で,今回筆者は90分ほどプレイさせてもらったのだが,まだまだ底は見えない。2月27日の開催が迫るロケテストで,この続きをプレイするのが楽しみである。
ちなみに,公式サイトにはルールの解説動画や対戦動画も公開されている。ロケテスト参加前に,それらも合わせて参考にしよう。
「スクール オブ ラグナロク」公式サイト
- 関連タイトル:
スクール オブ ラグナロク
- この記事のURL:
(C)2015 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.