イメージカラーの赤と黒で統一されたHPブース
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HPのゲーマー向け製品ブランド「
OMEN by HP」は,尖ったデザインや機能を積極的に採用して,ゲーマーへのアピールを強めている。
そうした傾向が最も強く表れているのが,バックパック型PC「
OMEN X by HP Compact Desktop P1000」(
関連記事,以下 Compact Desktop P1000)だろう。VR用途向けの背負えるPCでありながら,小型デスクトップPCとしての用途も重視した製品だ。
こちらが本日の主役PCであるCompact Desktop P1000
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東京ゲームショウ2017のHPブースでは,歌って踊れるゲーマーアイドルであるでんぱ組.incの
古川未鈴さんが,Compact Desktop P1000を実際に背負ってゲームをプレイするデモが行われたので,実機を紹介しつつ,躍動する古川さんの様子をレポートしよう。
ステージ開始前の怪しい様子(左)。左右の甲冑も怪しいが,サングラスと布で顔を隠したオーメンズも怪しい(※サポート担当の人です)。スタッフのTシャツも挑戦的である(右)
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![画像集 No.004のサムネイル画像 / [TGS 2017]でんぱ組.incのゲーマー古川未鈴さん,HPの背負えるPCでVRゲームを躍動感たっぷりにプレイ](/games/287/G028765/20170922089/TN/004.jpg) |
Compact Desktop P1000は,背負うPCではなく背負うこともできる小型PC
Compact Desktop P1000は,その特異なビジュアルから,MSIの「
VR One」を代表とする背負うPCだと想像するかもしれない。しかし,HPの区分としては,
これはあくまでも小型のデスクトップPCなのだという。
HPの説明員に聞いたところ,VRコンテンツを長時間連続してプレイすることはあまりないだろうから,VR以外の用途でも普通に使えるPCであるほうが理想的だという考えが,Compact Desktop P1000には反映されているそうだ。そのために,背負うためのハーネスや2つのバッテリーだけでなく,据え置きで使うための専用ドックも同梱して,小型のゲームPCとしても使えるようになっている。
右側がCompact Desktop P1000本体で,左にあるのが背負うときの取り付けるハーネスだ
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バックパックPCではなく,「The Ultra Powerful Compact Desktop PC」であるとHPはアピールしていた
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仕様の詳細は,
製品発表時の記事を参照してほしいが,主なスペックは,ノートPC向けGPU「GeForce GTX 1080」と,4コア8スレッド対応CPUの「Core i7-7820HK」を搭載し,メインメモリ容量は16GBで,内蔵ストレージは容量1TBのSSDなど,ゲームPCとしてのスペックは十分と言えよう。
Compact Desktop P1000の試着に立候補した写真中央の人は,古川未鈴さんのファンというスクウェア・エニックスの方だった
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Compact Desktop P1000本体とハーネスの接続は,ワンアクションで行えるシンプルなものだ。ロック機構があるため,動いても引っぱられても,簡単には外れない。
製品には4つのバッテリーが付属しており,そのうち2つを使用することで,約1時間ほどVRゲームをプレイできるという。なお,本体内にも小容量のリチウムイオンバッテリーを内蔵しているため,バッテリーを2個同時に交換する必要があっても,いちいちWindowsをシャットダウンする必要がない点は評価したい。数人で連続してプレイするときにも役立つし,すべてのバッテリーが充電中で,すぐにVRゲームをプレイできないといった場面に出くわすことも減らせそうだ。
上からスロットインするように本体をハーネスに取り付けると,自動的にロックがかかるため,引っぱるくらいでは外れない(左)。ショルダーベルト部分には,VRヘッドマウントディスプレイ(以下,HMD)を引っかけておくことも可能(右)。1人でセッティングするときの負担を減らすための工夫であるという
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![画像集 No.009のサムネイル画像 / [TGS 2017]でんぱ組.incのゲーマー古川未鈴さん,HPの背負えるPCでVRゲームを躍動感たっぷりにプレイ](/games/287/G028765/20170922089/TN/009.jpg) |
PC部分を取り付けるハーネスは,体にフィットしやすく作られており,ベルトの調整も可能だ。背中に当たるクッションも良好な作りだった。さらに,ハーネスとPC本体の間に十分な空間を用意することで,高負荷時でも背中に直接熱を感じにくい設計となっているのも見どころである。
筆者も実際に背負ってみたが,しっかりしたカメラバッグや登山用バックパックを背負っているようで動きやすかったし,本体の熱を感じることもなかった。後述する古川さんの動きっぷりからも分かるが,背負った状態で斜め後ろ方向に手を伸ばしても,PC本体と手がぶつかることはないので,とても自然に振る舞えるのだ。
体によくフィットする構造のおかげで,PC本体とハーネスにバッテリー2個の計約4.73kgという重量も,ほとんど感じないという点はよくできている。実際に試着してみないと分かりにくい要素なので,TGS 2017に行く予定がある人は,試着を体験してみることをお勧めする。バックパック選びで迷ったことがある人ほど,その驚きは大きいだろう。
Compact Desktop P1000を使いこなす古川未鈴さん
そうこうするうちに,古川未鈴さんによるCompact Desktop P1000の体験セッションが始まった。古川さんは,Compact Desktop P1000を背負った状態で登場。ショルダーベルトのVR HMD用フォルダーもしっかり活用しており,VRに慣れているゲーマーそのものであった。
Compact Desktop P1000を背負って登場した古川未鈴さん(左)。VR HMDホルダーも活用している(右)
![画像集 No.010のサムネイル画像 / [TGS 2017]でんぱ組.incのゲーマー古川未鈴さん,HPの背負えるPCでVRゲームを躍動感たっぷりにプレイ](/games/287/G028765/20170922089/TN/010.jpg) |
![画像集 No.011のサムネイル画像 / [TGS 2017]でんぱ組.incのゲーマー古川未鈴さん,HPの背負えるPCでVRゲームを躍動感たっぷりにプレイ](/games/287/G028765/20170922089/TN/011.jpg) |
2個の外部バッテリーは,腰の左右に取り付けるが,やや後ろにあるため,動きの邪魔にはならない。またバッテリー残量はLEDインジケータで表示される。女性が背負っても,背部可動域に余裕があるのがよく分かるだろう(右)
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さて,今回,古川さんがプレイしたVRゲームは「SUPERHOT VR」というタイトル。自分が動いているときだけ,時間が進むという独特のシステムが特徴のFPSだ。自分の動きと敵の動きを計算しながら,敵の攻撃を避けて反撃する必要があるため,プレイヤーは自然とアクロバットな動きをしてしまうタイトルだ。
デモプレイは2回行われたのだが,1回めは,観客にもゲームの映像を見せるために,背中のCompact Desktop P1000にHDMIケーブルを接続した状態でのプレイとなった。一方,2回めはHDMIケーブルを外して,完全なケーブルレス状態でVRを楽しむ古川さんを,観客がみんなで眺めるという形で行われた。
実際どれだけ動きやすいのか。Compact Desktop P1000を背負ってゲームをプレイする古川さんの大量の写真で,解説せずとも分かるのではないだろうか。それにしても素晴らしい体幹である。
古川未鈴さん大激動写真館
古川さんは,9月19日がお誕生日。セッション終了時には,OMENロゴをイメージしたお祝いの花束が贈呈された。なお,OMENポーズはどうも左腕が前らしい
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それ以外のOMEN by HP新製品を写真でチェック
HPブースには,Compact Desktop P1000だけでなく,2017年夏モデルとなるOMENシリーズが勢揃いしており,ゲームの試遊も可能だ。
本稿では写真で紹介するに留めるので,詳細を知りたい人は
発表時の記事を参照してほしい。
「OMEN X by HP Desktop 900」。菱形デザインのインパクトがスゴイデスクトップPCだ。「トライチェンバー」と呼ぶ構造を採用しており,内部をマザーボードやCPU,GPUの空間と,ストレージ用の空間,電源ユニット用の空間という3つに分けて冷却する仕組みである
![画像集 No.028のサムネイル画像 / [TGS 2017]でんぱ組.incのゲーマー古川未鈴さん,HPの背負えるPCでVRゲームを躍動感たっぷりにプレイ](/games/287/G028765/20170922089/TN/028.jpg) |
![画像集 No.029のサムネイル画像 / [TGS 2017]でんぱ組.incのゲーマー古川未鈴さん,HPの背負えるPCでVRゲームを躍動感たっぷりにプレイ](/games/287/G028765/20170922089/TN/029.jpg) |
ゲーマー向けノートPC「OMEN by HP 17-an000TX」。液晶パネルは17.3インチサイズのフルHD解像度で,NVIDIA独自のディスプレイ同期技術「G-SYNC」に対応するものだ。GPUにはノートPC向け「GeForce GTX 1070」または「GeForce GTX 1060 6GB」を採用する。底面の一部がクリアパーツになっており,メイン基板が見えるのもステキ
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![画像集 No.032のサムネイル画像 / [TGS 2017]でんぱ組.incのゲーマー古川未鈴さん,HPの背負えるPCでVRゲームを躍動感たっぷりにプレイ](/games/287/G028765/20170922089/TN/032.jpg) |