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マビノギデュエル
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スマホ向けオンラインTCG「マビノギデュエル」Android版グローバルβテストのファーストインプレッションを掲載。手触り感はかなり良好
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印刷2015/03/26 19:15

プレイレポート

スマホ向けオンラインTCG「マビノギデュエル」Android版グローバルβテストのファーストインプレッションを掲載。手触り感はかなり良好

 ネクソンコリアが,devCAT Studioによる新作iOS / Android向けトレーディングカードゲーム「マビノギデュエル」Android版のグローバルβテスト(オープンβテスト相当)を,2015年3月24日〜4月2日の期間限定で実施中だ。
 さっそく本テストに4Gamerも参加して丸一日遊んでみたので,そのファーストインプレッションをお届けしたい。

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「マビノギデュエル」公式サイト

「マビノギデュエルβテスト版」Google Playページ


 本作は,12枚のカードからなるデッキと5種類ある「資源」をうまく活用し,相手プレイヤーの体力(ライフポイント)を先にゼロにしたほうが勝ちというルールで対戦を繰り広げていく,純粋なトレーディングカードゲームだ。カードに書かれた数値が大きいほうの勝利という,いわゆるソーシャルカードゲーム的なものではなく,「マジック:ザ・ギャザリング」のようなプレイフィールとなっている。
 ちなみにMMORPGと同名の「マビノギ」という名こそ付いているが,マビノギについて一切知らなくても困ることはないので,その点はご安心を。

 カードには,場にクリーチャーを召喚する「クリーチャーカード」と,魔法を発動する「呪文カード」の2種類がある。召喚/発動をするには「ゴールド」「マナ」「光」「闇」「自然」という資源のいずれかが必要で,基本的に強いカードほど多くの資源が対価として求められる。このあたりは,5色の資源を使うマジック:ザ・ギャザリングとまったく同じだ。色ごとの性格付けもかなり似ている。

クリーチャーカード:クリーチャーを召喚するカード。召喚されたクリーチャーは,次のターンから自分の正面にいるクリーチャーを攻撃する。攻撃目標となるクリーチャーがいない場合は,ヒーロー(プレイヤー)にダメージを与える。クリーチャーが倒されると墓場に置かれる
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呪文カード:特定のクリーチャーを強化したり,HPを回復したりといった魔法を発動させるカード。使用すると墓場に置かれる
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 デッキは,計12枚のカードで構成され,同名のカードは何枚でも入れられる。ただし,4種類以上の資源を使うデッキは構成できない。「ゴールド」のみか,「光」と「闇」か,あるいは「ゴールド」「マナ」「自然」といった具合に,使う資源が3種類以内に収まるデッキを作成する必要がある。

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「マナ」のクリーチャーカードで1番ぶっ壊れ性能だと感じた「魔術師ジャックス」。敵クリーチャー全員からHPを吸い上げ,さらに相手プレイヤーにダメージを与えられる
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強力かつ無慈悲な呪文カード「死の宣告」。どんなクリーチャーだろうと破壊できる魔法となっている。これを防ぐ手段はない(カードの説明にもそう書かれている)

本作にドローの概念はなく,デッキの12枚は最初から手札として持っている。「墓地から復活」ボタンで1ターンを消費し,墓地のカードすべてを手札に戻せるが,その枚数と同じ数値のダメージを負うことになる。なお,この「墓地から復活」でヒーローの体力がゼロになることはない。画面写真はわりと「オワタ」な状況
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 資源は,自分のターン開始時など,対戦中に特定のタイミングで獲得できる。どの資源が手に入るかはランダムになっているところもあるが,使わない資源を獲得することはないので,ある1種類の資源のみを使うデッキ構成も悪くない(ランダムではなくなり,その資源のみを獲得できるため)。

 しかし,使う資源の種類が多いデッキ構成ほど,獲得する資源の総量は増えるようになっている。総量を重視して3種類の資源を使うか,運に振り回されない1種類の資源のみを使うか,それとも中間をとって2種類の資源を使うか。デッキ作りに本腰を入れ出すと,これも大きな悩みどころになる。

 なお対戦中,ヒーロー(プレイヤー)はレベル3まで上昇させられるというシステムが盛り込まれている。

 詳しい条件は不明だが,数ターン経過すると任意のターンでヒーローをレベルアップできる。レベルアップすると,ヒーローのライフポイントが現在値の20%回復し,1ターンで行動できる回数が増える。最大レベルは3で最大行動回数も3だ。

 ヒーローがレベルアップすると,以降,召喚/発動するカードのレベルも上昇し,ステータスと効果,必要な資源の量が増える。行動回数分だけカードを召喚/発動できるので,組み合わせると相性の良いカードを交ぜておくというのも,賢いデッキ作成のポイントだ。

場のクリーチャーカードをすべて手札に戻し,それぞれのコストとして支払った資源も回収する呪文カード「大津波」。仕切り直したいときや,時間稼ぎにもってこい。その場しのぎ最高
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正面以外の相手の場のマスに「レインボー」(要はオジャマキャラ)を召喚するという特殊能力を持ったクリーチャーカード,「レインボードラゴン」は大津波との相性が抜群に良い。行動回数が増えると1ターンでカードを2枚,3枚と使えるようになるので,カードの使い方次第で戦況を大きくコントールできるのだ
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難しそうに見えるが非常にシンプルで奥深い


 本稿を読んだ限りでは,ルールを覚えるのが「大変そう」と思うかもしれないが,その心配はいらないと断言できる。ちなみに「ストーリーモード」の中身が実質チュートリアルとなっているので,まずルールを深く知りたいという人はこちらを進めるといいだろう。マビノギでおなじみの「ルエリ」「マリー」「タルラーク」の3人も登場するので,ファンも要注目だ。

胸も揺れます
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 なお新たなカードは,「ショップ」でブースターパックを購入し,フリックで開封すると手に入れられる。各種ブースタパックは,ゲーム内マネーまたは有料ポイント「宝石」で購入可能だ。

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NPCとの戦いに勝利するとゲーム内マネーがもらえる「デイリーミッション」。内容や報酬は日替わりで更新される
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自分のデッキではなく,ランダムに組まれたデッキを使う「ランダムドラフトチャレンジ」。デイリーミッションより報酬がちょっと豪華

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ほかのプレイヤーとの非同期対戦を勝ち抜いていく「アリーナ」。ランキング上位に食い込めると宝石やクーポン,ブースタパック,ゲーム内マネーがもらえる。連勝することで自分の「ゴースト」(NPC)が強化され,間接的にライバルを蹴落とせる仕組みになっている
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参加者全員がランダムに組まれたデッキで参加する「ランダムドラフトアリーナ」。こちらもランキング上位に食い込めれば,宝石やクーポン,ブースタパック,ゲーム内マネーがもらえる。こちらも連勝を重ねることで自身のゴーストが強化される

ランダムでのデッキ作成は「完全なランダム」ではなく,ある程度コントロールできるようになっている。……持っていないカードばかりだ
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稼いだゲーム内マネーと宝石でドキドキの開封式。……結果は,うーん
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フレンドリストに登録した友人に「親善デュエル」を申し込むと,オンライン上で同期対戦を行える。なお筆者は今のところ無敗。誰か友達になってください
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 本作は現在グローバルβテストの段階でありながらも,制限されているコンテンツは見当たらないため,正式版とほぼ変わらない内容をプレイできるようだ(一部カード説明の日本語訳がアヤシイが)。
 とくに正式サービス以降,参加者全員がランダムに組まれたデッキで競い合う「ランダムドラフトアリーナ」は,競技性の部分にお金のかからないコンテンツ(=Pay to Winではないバトル)として大いに人気を集めるだろう。Pay to Winではないカードゲームといえば,Blizzard Entertainmentの「Hearthstone: Heroes of Warcraft」(関連記事)が真っ先に思い浮かんだが,マビノギデュエルはHearthstoneに対抗できる久々の本格派TCGだと言えるタイトルだ。そういう意味でも今後が非常に楽しみである。

 βテストのデータはリセットされる予定だが,Android端末を持っている人はぜひ一度マビノギデュエルを遊んでみてほしい。

「マビノギデュエル」公式サイト

「マビノギデュエルβテスト版」Google Playページ

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