「刀剣乱舞-ONLINE-」，初心者審神者と審神者になりたいアナタに贈る序盤戦のコツ

　新規登録制限や関連書籍売り切れなど，大きな反響を呼んでいる「刀剣乱舞-ONLINE-（以下，刀剣乱舞）」。プレイヤーは歴史を守る「審神者（さにわ）」となり，日本刀を擬人化した「刀剣男士（とうけんだんし）」達とともに，謎の敵と戦っていく。
　本稿では，幸運にもゲームをスタートできた初心者審神者の皆さんと，新規登録の再開を待ちわびる審神者予備軍の皆さんに向け，ゲーム序盤の進め方や楽しみ方を解説していく。

　刀剣乱舞は，Internet ExplorerやFirefoxなど，普段Webページを見るのに使うWebブラウザ上で遊べる「ブラウザゲーム」というジャンルの作品だ。一口にブラウザゲームといっても，初心者向けから上級者用までさまざまなものがあるのだが，刀剣乱舞は初心者にもかなり遊びやすいゲームかもしれない。なぜなら，多くのブラウザゲームで見られる内政的な要素は薄く，プレイヤーは刀剣男士の召喚と強化を中心にしつつ，バトルとコンディション管理に集中していればいいからだ。

すべての基本。まず「鍛刀」で刀剣男士を生み出そう

　チュートリアルを一通り終えた審神者がまずやるべきことは，新たな刀剣男士の召喚，すなわち「鍛刀」だ。鍛刀とは，新たな刀剣男士を生み出すことである。審神者には初期状態で二つの「鍛錬所」が与えられており，「木炭」「玉鋼」「冷却材」「砥石」といった資源を投入し，しばらく待てば刀剣男士が誕生する。


　序盤は，鍛錬所をフル回転させるくらいの気持ちでいてかまわない。刀剣男士の数が多くて困るようなことはほぼないし，各資源，最低50ずつというわずかな投資から鍛刀を行えるからだ。

「鍛刀」コマンドではさまざまな刀剣男士が出現するが，厳密に誰を出すかを選ぶことはできない

　すでにお伝えしたように，鍛刀の際に刀剣男士を選ぶことはできない。資材の投入量や確率などさまざまな要素が絡んでいるようで，同じだけの資源を投入したとしても，出てくる刀剣男士はさまざまなのだ。
　すでにお気に入りの刀剣男士が複数いて，彼らを一緒にした部隊を編成したい……と思っている審神者予備群の皆さんもおられると思うが，資源は時間とともに増えていくので，ここはのんびりと構えつつ，いろいろと試してみるのがいいだろう。

　投入する資源の量にもよるが，基本的に「短刀」「脇差」「打刀」がよく出現し，「太刀」「大太刀」「槍」「薙刀」は出にくい傾向にあるようだ。短刀や脇差はほかのカテゴリと比べると能力的に見劣りするものの，先制攻撃がしやすいうえに，後述する「遠戦」が可能となっている。
　一方，太刀や大太刀は能力値が高いものの，夜戦で弱体化する，攻撃が遅いといったデメリットを持つなど，その特性はさまざまだ。短刀や脇差しだからといって役に立たないということは決してない。しっかりと鍛えれば，序盤戦の大きな助けになってくれる。あまり頻繁に部隊のメンバーを入れ替えることなく，ある程度腰を据えて育てていくといいだろう。
　ちなみに，望みの刀剣男士を確実に呼び出すための方法はないようだが，ある程度有効な経験則に基づくレシピは出回っている。投入する資源量が多い（＝待ち時間が長い）ほど大型武器ができ，かつレアなものが出る傾向があるようなので（とはいえ，単純に全部最大にすればいいというものでもないが），配分を変えつつ試行錯誤してみよう。

「鍛刀」コマンドにかかる時間が長いほど，大型の刀剣ができる

戦いの前には必ず「刀装」。「投石兵」「弓兵」「銃兵」に注目

　刀剣男士達が集まったら，「出陣」コマンドでどんどん戦いに出てみよう。戦いはオートで進行するので，ゲームにあまり慣れていない人でも気軽に楽しむことができるだろう。

マップをどう進軍するかはランダムで決められる。ときには資源や新たな刀剣男士を見つかることも

敵との激しいバトルは「刀剣乱舞」の魅力の一つ

　このときに忘れないようにしたいのが，あらかじめ「刀装」コマンドで兵士の力を宿した宝珠を作り，刀剣男士達に「装備」させておくということだ。本作では，兵士が刀を装備するのではなく，刀が兵士（の魂）を装備する。

「刀装」コマンドで，兵士の力を宿した宝珠を作る。宝珠の種類はさまざまだが，どれが出てくるかは運が絡むようだ

　宝珠は刀剣男士の能力をパワーアップさせるだけでなく，防具のような働きもしてくれる。戦闘の際に宝珠がないと，いきなり刀剣男士本体がダメージを受けてしまい，最悪の場合は破壊されてしまう。破壊された刀剣男士は永遠に失われるのだから大損害だ（一応，有料アイテムの「お守り」があれば，破壊を防ぐことができる）。

宝珠がないと，敵から攻撃された際に刀剣男士が直接ダメージを受けてしまう。「中傷」以上の被ダメージ時には必殺技ともいえる「真剣必殺」が発動するようにもなるが，あえてこれを狙うのはお勧めしかねる

　しかし，宝珠があればその「兵力」がゼロになるまでダメージを肩代わりしてもらうことができる。それだけでもありがたいのに，宝珠の兵力が減ったとしても，城に帰還するだけで回復する。刀剣男士がダメージを受けた場合，ある程度の時間と資源を費やして「手入」しなければならないのとは大きな違いだ。
　転ばぬ先の杖というわけで，手入に時間を取られないよう，宝珠をしっかり装備しておきたいところだ。

　つい忘れがちになるのが，失った宝珠の再装備と補充である。宝珠の兵力がゼロになると刀剣が破壊されるのは前述したとおりだが，宝珠を失ったままで出陣してしまったり，宝珠を装備しようとしてもストックがないということもまま起こってしまう。宝珠は刀剣男士の生存性に直結するため，しっかり管理しておきたいところだ。
　刀装コマンドも，鍛刀コマンドと同様に生み出す宝珠の種類を指定することはできない。いろいろな資源の投入組み合わせを試しつつ，宝珠の量産に勤しむのがいいだろう。

　とくに注目したいのは「投石兵」「弓兵」「銃兵」の宝珠である。戦闘では，敵刀剣との斬り合いになる「白刃戦」の前に「遠戦」が起こり，遠距離攻撃でダメージを与えることができるからだ。


　これらの宝珠を装備できるのは比較的レアリティの低い「短刀」「脇差」「打刀」といった刀剣男士達なので，遠戦を考えるなら彼らの力も必要になる。

「投石兵」「弓兵」「銃兵」がいる場合，「白刃戦」の前に「遠戦」が起こり，遠距離攻撃でダメージを与えられる

しっかりと「日課」をこなして資源をゲット！　「錬結」でパワーアップ

　プレイの際は「日課」を意識しておきたい。これは特定の条件を満たすと資源がもらえるというもので，「部隊を出陣させて勝つ」「刀装コマンドを使う」など，比較的簡単なものが多い。日課の名のとおり，毎日繰り返せばそれだけ多くの資源を手に入れられるので，これを逃す手はない。レアリティの高い刀剣男士を手に入れるためにも，しっかりと日課をこなして報酬を受け取っておこう。

「日課」をこなせば資源がもらえる。毎日繰り返せるうえ，比較的簡単なものが多い

　出陣後，刀剣男士達のステータス欄に，オレンジや赤色をした顔のアイコンが出現することがある。不機嫌そうな表情から何となく想像がつくと思うが，これは「疲労」の警告だ。続けざまに出陣させたことで調子を崩しているというわけだが，これは時間を置くだけで回復するので，審神者の側も休憩を取るといいだろう。

刀剣男士を続けざまに出陣させると，「疲労」が溜まり，実力が発揮できなくなる

　刀剣男士達の数が増えてきたら「錬結」コマンドを使っていこう。ベースとなる刀剣男士に素材となる刀剣男士を錬結させると，ベース側の「打撃」「統率」「衝力」「機動」といった能力がアップするのだ。
　素材となった刀剣男士は消えてしまうため，基本的には主力となる刀剣男士をベースに，ダブった刀剣男士を素材とするのがいいだろう。どの能力が上がるかは素材によって決まっているが，すでにMAXとなっている能力は変動しないため，無駄な錬結をしないように気をつけたい。


　特定の刀剣男士達を決められた戦場に出陣させると，刀剣男士達が戦いの前に語り合う「回想」が発生する場合がある。世界観や刀剣男士の人となりを知る意味でも見逃せないイベントだ。


　刀剣男士達と戦場の組み合わせに関しては，回想コマンドでヒントを見ることができる。例えば「土方の話」という回想の場合，「維新の記憶」の「函館」に，新撰組ゆかりの刀剣男士を出陣させればいいというわけだ。なかには涙なしに見られないものもあるので，ヒントをもとにいろいろな組み合わせを試してみるといいだろう。

　初心者審神者と審神者予備群の皆さんに向けたガイド，いかがだったろうか。2月23日現在，新規登録は開放されていない。ゲームを始めたいのに新規登録が制限されているという人もいると思うが，次回サーバー追加は3月中旬が予定されているので今はあせらず公式サイトに注意して再開を待とう。

「刀剣乱舞-ONLINE-」公式サイト