ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは,東京ゲームショウ2015のビジネスデイ2日めにあたる2015年9月18日に,「
New みんなのGOLF」に関する
メディア向けのクローズドセッションを開催した。
セッションを行ったのは,同作を手がけるソニー・コンピュータエンタテインメント ワールドワイド・スタジオ ジャパンスタジオのシニアプロデューサーである
長井伸樹氏と,プロデューサーの
小番芳範氏。ゴルフゲームであると同時に,プレイヤー一人ひとりがさまざまな遊びで自由に楽しむ
“みんGOLファー人生”を送るという,本作のコンセプトの解説と,実機によるプレイが披露された。残念ながらプレイの様子は撮影禁止だったので,今回のプレイシーンのスクリーンショットは掲載できないことをあらかじめご了承いただきたい。
ソニー・コンピュータエンタテインメント ワールドワイド・スタジオ ジャパンスタジオのプロデューサーである小番芳範氏(写真左)と,シニアプロデューサーの長井伸樹氏(写真右)
![画像集 No.002のサムネイル画像 / [TGS 2015]ゴルフに加えていろいろな遊びも楽しむ“みんGOLファー人生”を送る。「New みんなのGOLF」セッションレポート](/games/272/G027216/20150919006/TN/002.jpg) |
1997年に第1作が発売され,順調に歴史を重ねてきたみんGOLシリーズ。ゲーム初心者でもすぐに面白さが分かる間口の広さと,ゴルフ好きも楽しめる奥深さを兼ね備え,世界累計での販売本数が1400万本を越えるまでに成長した。
その最新作となる本作では,
「原点回帰」をキーワードにライト層の取り込みも目指していくという。
みんGOLのゴルフゲームとしての面白さはそのままに,プレイヤーの分身である「みんGOLファー」が成長するRPG要素と,さまざまな遊びを提供する広大なオープンフィールド,そしてオンラインによるマルチプレイと持続的サービスという,今の時代に合った要素を導入している。
このように大きな変化を遂げるため,タイトルもナンバリングの「7」ではなく「New」を冠するに至ったという。
オープンフィールドでは,ゴルフをするだけでなく,コースの池で釣りをしたり,上空からスカイダイビングしたり,カートで走り回ったり,いろいろな服を着替えてファッションを楽しんだり,チャットでコミュニケーションを取ったり……と,自由に楽しむことができる。
ゴルフの上達を目指すアスリート的なスタイルから,コミュニケーションやファッション重視など,プレイヤーのそれぞれが自分なりに楽しむ“みんGOLファー人生”を送れる場を目指していくのだという。
そんなみんGOLファー人生を豊かにしてくれるのが,オンライン要素である。これまでのオンライン要素といえば,コースを回る前に待ち合わせたりするロビー的なものだったが,今回はネットに接続していると
ほかのプレイヤー達と共に,オープンフィールドでいろいろな遊びを楽しめる。
舞台となるハイテクリゾート「みんGOLアイランド」(左写真)には,さまざまなコースが用意されている(中央写真)。それぞれのコースは9つのホールをまとめた広大なオープンフィールドになっており,ゴルフだけでなくさまざまな遊びを楽しめる(右写真)
![画像集 No.010のサムネイル画像 / [TGS 2015]ゴルフに加えていろいろな遊びも楽しむ“みんGOLファー人生”を送る。「New みんなのGOLF」セッションレポート](/games/272/G027216/20150919006/TN/010.jpg) |
![画像集 No.011のサムネイル画像 / [TGS 2015]ゴルフに加えていろいろな遊びも楽しむ“みんGOLファー人生”を送る。「New みんなのGOLF」セッションレポート](/games/272/G027216/20150919006/TN/011.jpg) |
![画像集 No.012のサムネイル画像 / [TGS 2015]ゴルフに加えていろいろな遊びも楽しむ“みんGOLファー人生”を送る。「New みんなのGOLF」セッションレポート](/games/272/G027216/20150919006/TN/012.jpg) |
実機プレイでは,小番氏のみんGOLファーがオープンフィールドを歩き回る周囲に,ゴルフを楽しむ人や,カートで走り回る人がいるなど,思い思いに楽しんでいる様子が見られた。ただ見ているだけでなく,ゴルフをしているところに混ぜてもらって一緒にコースを回ったり,その場にいる人達で即席のチームを組んで腕を競い合ったりといったこともできるのだという。
MMORPGでいうところの街やフィールドのようなイメージといえば伝わりやすいだろうか。
のんびりと景色を眺めたり(左上),カートで走り回ったり(右上)することも可能。また,ゴルフも通常ルールだけでなく,屋根の上からティーショットしたり(左下),チームを組んで腕前を競い合ったりできるという(右下)
![画像集 No.013のサムネイル画像 / [TGS 2015]ゴルフに加えていろいろな遊びも楽しむ“みんGOLファー人生”を送る。「New みんなのGOLF」セッションレポート](/games/272/G027216/20150919006/TN/013.jpg) |
もちろん,ゴルフゲームとしての面白さも追求されている。大会に出場したり,ライバルと競い合ったりといった,これまでどおりの楽しみ方に,みんGOLファーが成長するRPG的な要素が追加されている。ボールを遠くに飛ばせば
「パワー」が,うまくピンに寄せれば
「コントロール」が上がる……というように,みんGOLファーは自分のプレイに応じて成長していくため,コツコツと努力してパラメータを上げていくという遊び方もできるのだ。また,「バーディを3回出すとゲーム内通貨をプレゼント」といったさまざまなイベントや,毎日のログイン時に課題が出されるなど,プレイヤーの意欲をアップさせる仕掛けも用意されるとのことだ。
みんGOLアイランドでの,みんGOLファー人生の一例。フレンドとのゴルフ勝負(左上)もできるし,定期的に起こるイベントに参加することもできる(右上)。また,釣り(左下)や,チャットなどのコミュニケーションも楽しめる(右下)
![画像集 No.014のサムネイル画像 / [TGS 2015]ゴルフに加えていろいろな遊びも楽しむ“みんGOLファー人生”を送る。「New みんなのGOLF」セッションレポート](/games/272/G027216/20150919006/TN/014.jpg) |
みんGOLファーは,顔の形や体型,声など,さまざまな部分をカスタマイズできるようになっているという。実機プレイで示された画面は,まるでRPGにおけるキャラクターメイキングのよう。開発スタッフが小番氏をモデルにして作ったというみんGOLファーが披露されたが,写真を載せられないのが残念なくらいにソックリだった。
最後に長井氏は「みんGOLはゴルフゲームとして高い完成度を持っていますが,開発スタッフの“より高い次元のゲームを作りたい”という思いから,今回の形式になっています。新作はファンの皆さんを裏切らないものになると思いますし,これまでシリーズを遊んでいなかった方にも,新しくなったみんGOLを楽しんでいただきたいです」とコメントし,セッションを締めくくった。