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印刷2015/04/07 20:03

イベント

ゲーム実況者向け施設「OPENREC STUDIO」がオープン。グラドルの倉持さんが駆けつけたオープニングイベントをレポート

 CyberZは2015年4月6日,ニコニコ動画やYouTubeなどで活躍する“動画クリエイター”向けの施設「OPENREC STUDIO」のオープニングイベントを同スタジオにて開催した。
 この施設には,一般の撮影機材はもちろん,ゲーミングデバイスを取り扱うRazerの最新機材などが揃っており,手軽にゲーム実況動画の撮影が行える。また,施設内には広さや趣の異なる5つのスタジオが用意されており,動画の趣向に合わせて使い分けられるのが特徴だ。

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CyberZ公式サイト


ルーム名「DEVIL」
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ルーム名「FOOL」
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ルーム名「LOVERS」
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ルーム名「MAGICIAN」
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ルーム名「TEMPERANCE」
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音響設備が整っている「コントロールルーム」
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 イベントの最初に,CyberZ取締役の大友真吾氏から「OPENREC」の概要説明が行われた。OPENRECは,スマートフォン向けアプリに導入できる動画撮影ソフトウェアで,ゲーム画面と同時にプレイヤーの映像も収録できるのが特徴とのこと。現状では,CyberAgentが配信中のスマートフォン向けアプリ「ウチの姫さまがいちばんカワイイ」iOS版のみに導入されているが,今後は対応タイトルを増加させていくそうだ。

CyberZ取締役の大友真吾氏
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 同氏によると,スマホゲームメーカーが自社タイトルにOPENRECを導入するメリットは,CyberZと協力関係にあるニコニコ動画の実況者や,グラビアアイドル,声優などを起用してプロモーションが行えたり,OPENREC STUDIOが“無料”で使えたりする点だそうだ。

スマホゲームユーザーのうち,3人に1人が実況動画を楽しんでいるという調査結果が出ているという
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実況動画などをアップロードできるアプリ「OPENREC.tv」は,現在β版として配信されている。2015年5月にはフルリニューアルした正式版がリリースされるとのことだ
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 OPENRECの説明が終わると,大友氏に代わり,CyberZ代表取締役社長の山内隆裕氏と,Aiming取締役COOの萩原和之氏,グラビアアイドルの倉持由香さんが登壇。「スマホゲーム×ゲーム実況の未来はあるか?!」というテーマでトークセッションが行われた。

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 司会進行役を務める山内氏に「ゲーム好きなアイドルとして知られる倉持さんは,ゲーム実況の現状をどう思われますか」と聞かれた倉持さんは,グラビアアイドルながら「今の仕事の7割くらいがゲーム関係です」と話し,ゲーム実況者としての仕事もかなり多いことを明かした。
 また萩原氏から「Aimingはゲーマー枠で採用も行っている」という話があると,「グラビアをやりきったあかつきには,ぜひお願いします」と,ゲームに対する熱意をのぞかせていた。

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 続いて,山内氏に「ゲーム実況についてどのようにお考えですか」と質問を投げかけられた萩原氏は,Aimingの「ロードオブナイツ」で行った動画連動企画を例題に挙げた。これは,6人のアイドルを盟主とし,ゲームプレイヤー達がそれぞれの盟主を応援する,というゲーム実況を交えたイベントだ。
 これについて萩原氏は,隔週で行われていた生放送では,実際に盟主であるアイドルとプレイでき,プレイヤーといい距離感を保ちつつ大いに盛り上がったと話した。

 トークセッションの最後には,山内氏より「プレイ動画市場に期待することは?」という質問が,倉持さんと萩原氏に投げかけられた。
 萩原氏は「ゲームの面白さを伝えるのはなかなか難しいが,プレイ動画は面白い部分だけ切り出して簡単に伝えられる素晴らしい方法なので,今後のゲーム業界を盛り上げるには必要不可欠な手段だと思っています」と,ゲームを作る側の意見を述べた。
 倉持さんは「ゲーム実況は,機材の準備などが必要でハードルの高いものだったんですが,OPENRECを使えば,機械に疎い女の子でも手軽に行えるので,女性実況者が増えるかもしれないですね」と,ゲーム実況者の視点で語った。

トークセッションの後には,Razerによる最新ゲーミングデバイス「Razer Seiren」のプレゼンテーションが行われた。「Razer Seiren」のレビュー記事は「こちら
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 この施設は,実のところ2015年2月から稼働しており,すでにかなりの数の実況者が利用しているとのこと。そして,今回のオープニングイベントを皮切りに,本格的な稼働を開始し,より多くの実況者が利用できるようにするそうだ。
 スタジオ内には,Razerの最新ヘッドセット「Razer Kraken」がずらりと並んでおり,スタジオ利用者はこれらを自由に使用することができるという。また先述した5つの部屋のほかにも,バーカウンターや喫煙所なども用意しているので,実況者達のコミュニケーションの場としても利用してほしいとのことだ。

時間帯によっては綺麗な夜景を楽しめる
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喫煙所はポップなデザインとなっている
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 気になるOPENREC STUDIOの利用方法についてだが,基本的にはCyberZとの関わりがある人が利用できる施設となっているので,一般公開はされていないそうだ。また利用する条件としては,OPENRECが導入されているアプリ,もしくはOPENREC.tvで公開するための動画を撮影する場合となっている。なお,利用料金は“無料”なので,使える人は積極的に利用したい。
 CyberZは今後,OPENREC対応アプリをどんどん拡充していくとのことなので,ゲーム実況に興味のある人はOPENRECの動向に注目しておこう。

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