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  • コンパイルハート
  • 発売日:2014/10/02
  • 価格:通常版:6980円,限定版:8980円(ともに税抜)
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[TGS 2014 ]5人のアイドルと共に全人類を熱狂させて世界を救え。「オメガクインテット」のプレイレポートを掲載
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印刷2014/09/21 16:45

プレイレポート

[TGS 2014 ]5人のアイドルと共に全人類を熱狂させて世界を救え。「オメガクインテット」のプレイレポートを掲載

「オメガクインテット」の試遊台。会場では,ゲームの冒頭から15分間を楽しむことができた
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 東京ゲームショウ2014のプレイステーションブースに,コンパイルハートのPlayStation 4初参入タイトルとなる新作RPG「オメガクインテット」の体験版が出展されていた。

 本作は,コンパイルハートが2013年10月10日に発売した「フェアリーフェンサー エフ」に続く「日本の特定のお客様向け」のRPGシリーズ“ガラパゴスRPG”の第2弾タイトルだ。まさに「特定のお客様」であるところの筆者は,本作から何かを受信したかのように,無意識に試遊台のコントローラを握っていた。こうなったら,プレイレポートをお届けするほかあるまい。

 オープニング映像では5人の女の子が踊っていた。彼女達が本作のヒロインのようだ。そのキャラクターデザインといい,表情の動き方といい,筆者含む特定人種のツボをよく理解していると言わざるをえない。というわけで,オープニングをしっかり最後まで見終えてから,ゲームをスタートした。

ゲーム全体のストーリーは,いくつかの「章」で別れており,各章ごとにオープニング映像が用意されているのだという
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 ゲームは,オープニングに登場したヒロインたちによる,アドベンチャーパートから始まった。どうやら彼女らは5人組のアイドルで,ライブを直前に控えている状況らしい。

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ハートの髪飾りがかわいい,ピンク髪の女の子が「オトハ」(CV:飯田里穂)。5人の中心的存在のようだ
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「カナデコ」(CV:豊田萌絵)は,ショートヘアの元気っ子。いたずらっぽい不敵な笑みが魅力的
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不思議な雰囲気をまとった,小柄な女の子「アリア」(CV:山崎エリイ)。何かを考えている風だが,実はぼーっとしているだけらしい
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気が弱く,ライブ前のプレッシャーにやられてしまっている「ネネ」(CV:水瀬いのり)。プレッシャーが突き抜けると人格が変わってしまうようだ
本来はクールな女の子なのだが,なぜか最初のイベントでスクール水着を着せられていた「キョウカ」(CV:田辺留依)。残念ながら,イベントシーン終了後は普通の服に戻ってしまった
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 個人的には,このまま彼女らをプロデュースする流れでも一向に構わなかったのだが,本作のジャンルはRPG。……この状況が,どのようにRPGになるのか首をひねりつつ会話を進めていくと,彼女ら5名に突然の出撃命令が下る。

 彼女らが言うには,この世界は「beep」(ビープ)なる謎の存在の襲撃を受けており,その影響で人類は滅亡の危機に瀕しているというのだ。さらに,彼女らは「詠巫女」と呼ばれる存在であり,beepを打倒する力を持っているのは世界で詠巫女だけ……。という状況らしい。

 この設定を聞かされたプレイヤーは「おいおい君達,アイドルとかライブとかやってていい状況じゃないぞ」と思うかもしれない。筆者もそう思った。ただ,その理由についてはバトルパートで判明するので,ひとまずその意見は胸に納めておいてほしい。

プレイヤーの分身となる主人公「タクト」(CV:浅沼晋太郎)。オトハの幼なじみで,マネージャー兼ボディガード役を務める苦労人
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爽快バトルで人類を熱狂させる「ボルテージ」システムが熱い


 beep出現の報告を受けた場所へと急行すると,犬型のbeepがそこかしこを闊歩していた。敵シンボルと接触すると戦闘が開始されるようなので,とりあえず近くの敵にぶつかってみることにする。

 戦闘は,順番が回ってきたキャラクターの行動(コマンド)を選択して進行するコマンドバトル。ある程度「JRPGの基本」を知る人であれば,なんら違和感なくゲームに馴染めるだろう。

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武器攻撃は,装備している武器に応じて有効距離が設定されている。隊列の変更や,攻撃によって相手との距離を調整できるので,技を上手に組み合わせて有効な距離で戦おう
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 ただし,攻撃順序はターン制ではなく,使用した技の「ウェイト」によって行動順が変化するシステムが採用されている。基本的に強力な技ほどウェイトが大きいので,戦闘開始直後から強力な行動を連打してしまうと,敵の行動順が一気に回ってきてピンチに追い込まれてしまう。

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「1回の行動順で入力できるコマンドの数」が,状況に応じて大きく変化する点も,本作の大きな特徴だ。ヒロインたちがガシガシと連続攻撃を決めていく様子には,まるでアクションゲームのような爽快感がある
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特定のコマンドを連続して入力すると,派手な連携攻撃が発動。行動回数を消費せずに大ダメージを与えられるので,常に狙っていきたい

 本作独自のシステムは多数存在するが,最も驚かされた要素は「ボルテージ」システムだ。

 「ボルテージ」は観客の熱狂度を示す数値で,戦闘画面右下に表示されている。この数値は戦闘を有利に進めることで上昇し,逆に劣勢に追い込まれると下降する。

ボルテージの数値は最大で“レベル5”まで上昇する。ボルテージに応じてさまざまな恩恵が得られるので,可能な限り高い数値を維持したい
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 “観客”とは,ヒロインたちの戦闘を観戦している,この世界の住人のこと。彼女らの戦闘は常に全人類へと中継されており,生き残った住人がそれを視聴しているのだ。ボルテージはヒロインの能力にも大きな影響を与えるので,プレイヤーはこの世界の住人達を不安にさせないよう,いろいろと気を使いながら戦闘を進めねばならない。まるで,アイドルのマネージャーかプロデューサーのようだ。

コマンド「ライブモード」を発動すると,観客からのリクエストが届き,それを達成することでボルテージを効率よく上昇させられる。条件を満たして快勝すれば,勝利後のポイントにもボーナスが
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 つまり,本作に登場する5人のヒロインは「人類が滅亡しそう“なのに”アイドルをやっている変な女の子達」ではなく「人類が滅亡しそうだ“から”アイドルをやっている女の子達」だった,というわけだ。

 そんな具合に,ゲームシステムとストーリーのつながりを理解して「なるほど!」と納得したところで,試遊の時間が終了してしまった。名残惜しいが,この先は製品版で楽むしかなさそうだ。

戦闘全体をマネジメントし,支持率を稼ぐのもプレイヤーの役目だ。頑張って5人のヒロインを,人類最高のアイドルに育て上げよう
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 本作は「老若男女問わずオススメの作品」とは言いがたいが,やはり特定層のRPGファンにとっては,抗えない魅力を持ったタイトルだと感じられた。

 自分が「日本の特定のお客様」にあたるのか分からない……。という人は,10月15日から配信される「オメガクインテット」体験版(PS Plus会員限定)をプレイしてみよう。ひと通り体験版を遊んで心の底に“グッ”と来る部分があれば,あなたも立派な「特定のお客様」だ。

「オメガクインテット」公式サイト

4Gamer「東京ゲームショウ2014」特設サイト

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