連載
闇夜に舞う幻想的な音楽と美しい花。iOS向け音楽ゲーム「Dazzling Night」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第591回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
音楽ゲームというのは,スマートフォンのタッチ操作と相性のいいジャンルのひとつ。本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,幻想的な光と音による世界観とインタフェースが特徴の「Dazzling Night」を紹介する。花や蝶を連想させる美しいビジュアルは一見の価値あり。
iOS版「Dazzling Night」ダウンロードページ
本作は,音楽に合わせて画面中央から外側に飛ぶ花びらをタップし,スコアを稼いでいくという内容。画面には大きな花の輪が表示されており,花びらがこの輪に重なるタイミングでタップすればOK。ジャストタイミングや半拍・一拍遅れといったものは存在せず,タップの判定がかなり甘いので,難度はかなりマイルドといえる。
難度が高くないとはいえ,さまざまな方向へ飛んでいく花びらが,きっちり輪と重なる場所付近をタップしないと成功判定されないため,その点はご注意を。楽曲によっては,右端をタップしたあとすぐに左端をタップしなければならず,なかなか忙しい。
初期状態では数曲しか選択できないが,一曲クリアするたびに新たな曲が開放されるほか,クリア時にゲットできる「ポイント」を使って,Extraメニューから新しい曲を追加することも可能だ。
どの楽曲も激しいロック調なものが多いが,幻想的な世界観とマッチした和風の楽曲や,初音ミクを使ったボカロ楽曲なども収録されている。
基本的には,楽曲ごとに「Normal」「Hard」という2つの難度が用意されているが,Hardをクリアすることでさらに難度の高い「Festival」が楽しめるようになる。凄まじい密度の譜面が登場するので,腕に自信のある人は全楽曲の「Festival」でクリアすることを目指してほしい。
またタップだけでなく,楽曲や難度によってはダブルタップ,一定時間ホールドしたのち離すといったギミックも登場する。花びらの色が異なるほか,それらの初登場時には事前に解説されるので,その場ですぐに覚えてしまおう。
気になる点を挙げるとすれば,楽曲が気持ち少なめで,タップ時のSEも無骨なクラップ音なのは残念。また,場合によっては処理落ちしてしまい,音楽と花びらのタップタイミングがどんどんズレて,ゲームとして成立しなくなってしまうこともあった。この辺りについては何かしらの対応を期待したいところだ。
とはいえ世界観が素晴らしく,またルールもシンプルで分かりやすい本作。新しい音ゲーをやりたいという人や,これから音ゲーを始めてみたいという人にオススメできる作品となっているので,気になった人はぜひ一度チャレンジしてほしい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”も好き。
「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」記事一覧
- 関連タイトル:
Dazzling Night
- この記事のURL:
キーワード
(C)2011 Ripplation Inc.