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2K,「Evolve」の第2回メディア体験会を開催。新たな4人のプレイアブルキャラクターと新モンスター,KRAKENのプレイフィールなどを詳しくレポート
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印刷2014/07/15 00:00

プレイレポート

2K,「Evolve」の第2回メディア体験会を開催。新たな4人のプレイアブルキャラクターと新モンスター,KRAKENのプレイフィールなどを詳しくレポート

 2014年12月4日の国内発売が決定した2Kのマルチプレイアクションゲーム「Evolve」PC/PlayStation 4/Xbox One)で,日本国内では2回めとなるメディア向け体験会が7月9日に開催された。
 今回プレイできたのは,E3 2014に出展されたビルドと同じもので,新たに公開された4人のハンターと,新モンスターとなるKRAKEN(クラーケン)を使ったプレイが楽しめた。このビルドが日本でプレイできるのは初めてのことであり,時間制限がきつかったE3に比べると,かなりじっくり試遊できたので,ここで改めて最新ビルドのプレイフィールなどを紹介したい。

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 なお,ゲームの概要やそれぞれのクラスの役割などについては,2月21日に掲載した前回の体験会の記事で紹介しており,ここではまた以前紹介したキャラクターとの比較なども行っているので,未読の人はぜひ合わせて読んでほしい。

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 体験会は前回と同様,4人のプレイヤーが操作するハンターチームと,1人のプレイヤーが操作するモンスターが戦う「HUNT」モードを使って行われた。ハンターのクラスは「アサルト」(ASSAULT),「トラッパー」(TRAPPER),「サポート」(SUPPORT),そして「メディック」(MEDIC)と変わっていないのだが,新登場のキャラクターは,同じクラスに属していても,見た目や使用可能な武器が異なるという感じだ。
 さて,以下に新たなハンターとモンスターの特徴について簡単に説明しておこう。ちなみにこの最新ビルドでは,以前の記事の「装備/アビリティ」が「アビリティ1/アビリティ2」に呼称変更されていたので,本稿でもそれに準じている。

■HYDE(アサルト)
武器1:Minigun(高速連射が可能な機関砲)
武器2:Flamethrower(近距離の敵を炎で包む火炎放射器)
アビリティ1:Toxic Grenades(毒ガスを散布するグレネード)
アビリティ2:Personal Shield(一時的に無敵になるシールドを張る)

 眼帯とヒゲ面が特徴の大男。攻撃力の高い武器を持ち,モンスターに大きなダメージを与えられる。とくに炎をモンスターに浴びせるFlamethrowerは,燃えている間にも少しずつダメージを与えられるという強力な近接戦用の武器だ。
 さらに,一定時間完全無敵になれるアビリティ,Personal Shieldを使って,味方の壁となる戦術も有効だ。

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■MAGGIE(トラッパー)
武器1:Machine Pistol(連射可能な攻撃用ピストル)
武器2:Harpoon Traps(モンスターの動きを止めるワナを仕掛ける)
アビリティ1:Pet Trapjaw(ペットのDAISYを連れていく)
アビリティ2:Mobile Arena(ドーム状のバリアを張り,モンスターを閉じこめる)

 褐色の肌を持つ短髪の女性。Harpoon Trapsは,前回紹介したGRIFFINのHarpoon Gunと少し異なり,モンスターが近づくとハープーンを発射し,一定時間モンスターをその場に拘束するというもの。拘束のために近づく必要がないため,安全性がより高くなった。
 とはいえ,彼女の最大の特徴はなんといっても,戦闘に同行してくれるペット,DAISY(デイジー)の存在だ。見た目は恐ろしいDAISYだが,ハンターには従順で,鋭い嗅覚でモンスターを追跡する。モンスターが足跡を残さない「ステルス」状態で移動していても確実に追ってくれるので,モンスター探知機として終始大活躍してくれるわけだ。
 たいした攻撃力は持たないものの,ダウンしたハンターをヒールしてくれることもあるという,頼りになる存在だといえる。

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■BUCKET(サポート)
武器1:Guided Missile Launcher(ホーミング能力のあるミサイルを発射)
武器2:Sentry Guns(狙った場所に設置できる浮遊式砲台)
アビリティ1:UAV(頭部を外して空中に飛ばし,モンスターを探す)
アビリティ2:Cloaking Field(自分と周囲の味方を一定時間モンスターから見えなくする)

 これまで公開されたハンター達の中で唯一,人間ではないキャラクターで,ロボットならではのアビリティを持っている。
 UAVは頭部を自分で外して空中に飛ばし,偵察用カメラとして使うことができるというモノ。UAVでモンスターを発見してキャプチャすると,一定時間モンスターの場所をピンポイントで味方に知らせることができる。上記のDAISYと違い,プレイヤー自身がモンスターの場所を探さなくてはならないが,地形を気にすることなく高速で飛行できるのは非常に有効だ。ゲームスタート直後はモンスターも遠くには行けないので,とくに序盤で大いに活用したい。ただし,UAV使用中は無防備になるので,敵となる野生生物の少ない場所で使うなり,Sentry Gunsを周囲に設置するなりする必要がある。なお,キャンセルボタンを押せば,UAVは瞬時に体に戻ってくる。
 メイン武器となるGuided Missile Launcherも非常に使い勝手がよく,中距離なら攻撃面もかなりサポートできるという印象だ。

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■LAZARUS(メディック)
武器1:Silenced Sniper Rifle(射撃音の小さい狙撃用ライフル)
武器2:Lazarus Device(瀕死の味方を蘇生させるアイテム)
アビリティ1:Personal Cloak(自分の姿を一定時間モンスターから見えなくする)
アビリティ2:Lazarus Healing Burst(自分を含めた周囲の味方を回復させる)

 坊主頭の中年男で,前回紹介したVALに比べると,回復より蘇生に優れたキャラクターという印象だ。プレイヤーキャラクターがやられた場合,リスポーンまで約2分という比較的長い待機時間が必要になるのだが,彼は倒された味方をその場で蘇生させることができる。
 Evolveでは,1回の戦闘で3度やられてしまうと戦場に復帰できなくなるが,彼に蘇生させてもらえばカウントされないため,上級者が操作すれば,頼もしい味方になってくれそうだ。ただし攻撃力はないに等しいので,前線には出ないほうがいいかもしれない。

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■KRAKEN(モンスター)
アビリティ1:Lightning Strike(指定した場所に雷を落とす)
アビリティ2:Banshee Mines(近くを通った敵を追尾する地雷を放つ)
アビリティ3:Aftershock(自分の周囲にいる敵を電撃で攻撃する)
アビリティ4:Vortex(正面に衝撃波を撃ち出し,敵を吹き飛ばす)


 タコやイカに似た軟体動物系のモンスター。前回紹介したGOLIATHと大きく異なるのは,なにより飛行できる点だ。ただし,空中を移動しても足跡が残るため,ハンターの追跡をかわす効果はないが,足跡が途絶えた先にモンスターの姿がすぐに見えないのは,敵に心理的な動揺を与えられる。慣れないと,なかなか上を探さないからだ。
 さらに,ハンターと戦うときに,相手の武器が届かない場所に飛べるという利点もあるだろう。空を飛ぶという性質から,保有するアビリティは遠距離攻撃のものがほとんどで,どれもテクニカル。GOLIATHより上級者向けのキャラクターだといえるかもしれない。
 また,敵や野生動物の位置を感知する「嗅ぐ」や,足跡を残さないステルス移動はGOLIATH同様に使えたので,これらはモンスター共通のアクションであるようだ。野生動物を捕食して進化するのだが,それが3段階で,ステージ3まであるのも同じだった。

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 プレイした印象としては,前回に比べて今回は,それぞれのキャラクターの役割が明確で,とくにMAGGIEとBUCKETは,それぞれの装備やアビリティも面白く,ゲーム内でかなり活躍できた。ちなみに,MAGGIEはDAISYがアビリティの一つになっているので,ほかのキャラクターと比べてやれることが一つ少ないが,それだけに初心者にも扱いやすいキャラクターといえるかもしれない。ほったらかしても勝手にモンスターを追ってくれるDAISYは便利で,見かけはまったくのモンスターだが,プレイしているとだんだん可愛く見えてくるから不思議だ。

本文では触れなかったが,惑星に生息する野生生物もかなり凶暴になっており,モンスターを見つける前に,ヤツらにやられてしまうこともしばしばだった
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 Evolveのチーム編成は,アサルト,トラッパー,サポート,メディックが各1人で固定だが,クラスごとのキャラクターは自由に選べる。現在,Evolveの公式サイトで,これまで紹介された8人が公開されているが,あと4人の未発表キャラクター(DLC以外のデフォルトキャラクター)が用意されているという話も聞いているので,チームの組み合わせはさらにバラエティに富んだものとなりそうだ。製品版発売後には,面白い組み合わせが見つかるかもしれない。

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 モンスターのKRAKENは,筆者には少々難しかった。GOLIATHは地上を移動するため,ハンターを動かすのと同じ感覚で操作でき,攻撃も分かりやすかったが,KRAKENはジャンプボタンを使った攻撃方法が特殊で,飛行中の姿勢制御にも手間取ってしまったため,初回のプレイではあっという間にハンター達に倒されてしまったのだ。
 ただ,2度目のモンスタープレイでは2Kスタッフの有効なアドバイスもあって,ステージ3までなんとか進化し,モンスター側の目標の一つである「ジェネレーター」破壊にまでたどりついたものの,最終的にはやられてしまった。やはり,もう少し操作には慣れが必要と感じた次第で,いずれ,機会があれば一矢報いたいと思っている。

 最初は,KRAKENが飛行できることを利用して,川の上を飛行して移動する戦術が通用するのではないかと思った。上にも書いたように飛行でも足跡は残ってしまうのだが,川の上を移動することで足跡を目立たなくさせ,さらにハンターの追跡速度を遅らせることもできるのではないかと考えたのだ。ただ,結果的にあっさり倒されているので,効果のほどはよく分からなかった。

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 モンスターでプレイしているときに最も脅威に感じたのは,MAGGIEが連れているDAISYだ。ある意味「5人めのハンター」がいるのと同じようなプレッシャーで,DAISYがハンター達を引き連れてくるのを見るのは胃が痛い。もっと積極的に単独行動をしてくれれば,優先的に倒すこともできるのだが,そうはいかないようだ。

 モンスター側の勝利条件はハンター達を全滅させることなのだが,上記のように,ジェネレーターを破壊することでも勝てる。敵味方の違いが大きい,いわゆる「非対称型の対戦ゲーム」はいくつかあるが,勝利条件まで異なるものは少ないだろう。
 ただし,ジェネレーターを破壊できるのは,モンスターがステージ3まで進化したときだけとなる。ステージ3に進化して,距離がそれほど遠くなければ,積極的にジェネレーターを破壊したほうが良さそうだ。実際,今回の試遊では,ほとんど交戦することなく,ひたすら進化し,ハンターの裏をかいてジェネレーターを破壊してモンスターが勝利を収めるというマッチも見られた。戦うか,それともステルスに徹するか。モンスターは好きなほうを選ぶことができる。

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 一方のハンター側は,モンスターがステージ3に進化したら(画面に表示されるので,ハンターにも分かる),無理にモンスターを探そうとせず,ジェネレーターの前に集まって待ち伏せするという作戦に切り替えたほうが良さそうだ。ジェネレーターには耐久度があり,破壊にはそれなりの時間がかかるため,その間にモンスターを倒せるかもしれない。
 ただし,最終進化を遂げたモンスターは非常に強力で,4人のチームワークが重要になる。試遊では,ジェネレーター前の戦いでハンター側が全滅したケースもあり,ハンターの基本はやはり,早めにモンスターを見つけ,弱いうちに叩くということになりそうだ。

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 前回以上にじっくりとプレイでき,キャラクターの特徴や戦略などを把握できた気がする今回の体験会。約4時間という長丁場だったが,それを忘れてしまうほど白熱した戦いが繰り広げられたこと自体,本作の面白さの一端を物語っているかもしれない。ハンターが勝ったりモンスターが勝ったりと,勝負の結果もその都度異なり,ゲームバランスは前回の試遊からさらに練り込まれた印象だ。日本での発売まで,さらにさまざまな情報が出てくることは間違いないので,続報に期待したい。
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