「影牢 〜ダークサイド プリンセス〜」のシステム情報が一挙公開。主人公・レグリナやメディウム達の担当声優も明らかに

　コーエーテクモゲームスは本日（2013年11月22日），同社が2014年2月27日に発売を予定している「影牢 〜ダークサイド プリンセス〜」（PS3 / PS Vita）の最新情報を公開した。
　1996年に発売されたPlayStation用ソフト「刻命館」を原点とする人気のトラップアクションゲームであり，「影牢II -Dark illusion-」に続く影牢シリーズ最新作となる「影牢 〜ダークサイド プリンセス〜」。今回は，本作の基本的な遊び方（トラップ選択/設置/発動方法，敵の誘導方法）や，今作で可能となった“複数のトラップを一連の流れとして登録”する仕組み，敵の鎧を破壊する「アーマーブレイク」，敵の「捕獲」，そのほか登場キャラクターやステージ，トラップの情報など届いている。
　キャラクターに関しては，気になる担当声優も公開されている。主人公・レグリナは斉藤佑圭さん，三人のメディウム（巫女）は，リリアを一木千洋さん，カエリアを庄司宇芽香さん，ヴェルザを牛田裕子さんが，それぞれ担当するとのことだ。

「影牢 〜ダークサイド プリンセス〜」公式サイト

■基本システム（設置→誘導→発動）

遊び方の基本はシリーズの過去作と変わらない。
トラップを選んで設置し、設置した場所に敵を誘導、その場所に敵が踏み込んだらトラップを発動する。
そして、トラップの力で侵入者を始末するのだ。

まずは使いたいトラップを選ぶ。多種多様なトラップが存在し、使い勝手はそれぞれ異なる。とりあえずこのスプリングフロアを選んでみた

カーソルを動かし、選んだトラップを置く場所を決める。スプリングフロアは「どの方向に敵を飛ばすか」が関係するので、好きな方向に向きも変更して、これで設置は完了だ。

敵は基本的にレグリナを狙って追ってくる。敵の移動経路を予想し、トラップを仕掛けた場所にうまく誘導しよう。トラップを仕掛けた場所は白く光るトラップマーカーで一目瞭然だ。

敵がトラップの効果範囲に入ったら、すかさず×ボタンでトラップ発動！見事、敵をスプリングフロアで跳ね飛ばすことに成功した。効果範囲や最適なタイミングはトラップによって異なるが、基本的な流れは同じだ。

■トラップシーケンス

前作まではトラップを割り当てた３つのボタンを適切な順番で押していくことでコンボをつなげる方式だったが、本作では複数のトラップを一続きの流れとして登録できる。
登録したトラップは×ボタンで起動する。
１つ起動するたびに自動的に次のトラップに切り替わってくれるので、タイミングよく×ボタンを押していくだけでコンボをつなげることが可能だ。
また、３つを超える数のトラップを使うコンボを組むのもぐっとやりやすくなった。

右上の表示に注目してほしい。×の下に１〜４の数字が振られた枠があるのがおわかりだろうか。これは、×ボタンに最大４つまでのトラップを同時に登録・設置でき、順番に発動できることを示している。

４つのトラップを実際に設置してみた。移動先シミュレーション表示により、ヒット後の敵の飛び先を見越した設置も楽に行える。

さあ、実践だ。１番のトラップに敵を誘導し、トラップを起動！バナナノカワで滑って転んだ敵を…

移動先でベアトラップで拘束し…

動けない敵をペンデュラムで吹き飛ばし…

とどめにスパークロッド！４HITコンボだ！うまくつながるようにトラップを設置すれば、あとはタイミングよく×ボタンを押していくだけでこれだけのコンボが達成可能だ。

■アーマーブレイク

一連のコンボ中に弱点を突き強打を加えることで鎧を破壊するアーマーブレイク。硬い鎧でトラップを防ぎ、ダメージを与えにくいやっかいな敵も、頼りの鎧を無くしてしまえば料理することはたやすい。

頑丈な鎧に身を固めた侵入者。手ごわそうな相手だ。

いくつかトラップを当てて調べたみたところ、敵の反応で岩が弱点と判明。ならば、とまずはメガロックをヒットさせ…

弱点を突いたあとで、コンボが途切れないうちにペンデュラムで強打！

粉砕音とともに、ばらばらに砕け散る鎧。アーマーブレイク成功だ！

鎧を失った相手は、トラップを防ぐこともダメージを軽減することもできない。あとはいかようにも始末できるだろう。

■捕獲

トラップコンボを駆使して、ステージの各所に存在する捕獲用の仕掛けにうまく敵を放り込めば捕獲できる。ただし、充分に弱らせた敵でないと脱出してしまうぞ。

工場ステージ「バルマギア」のショールームに展示されている小型潜水艇。堅牢さと工作精度に定評があり、高い顧客満足度を誇っていた。侵入者をここに放り込めば…。

潜水艇は天井から吊り下げられており、放り込むにはひと工夫必要だ。複数のトラップを駆使して、侵入者を潜水艇の中に入れることに成功した。

潜水艇の扉が音を立てて閉まり、内部は完全に密閉された。もはや、中から開けることは絶対にできない。捕獲完了だ！捕獲された者の運命は、魔神のみぞ知る…

■主人公

魔神の娘　レグリナ
（CV　斉藤 佑圭）


「魔神の娘」と呼ばれる存在。その出自は謎に包まれている。
魔神の封印を解く聖言を集めるために、３人のメディウムを伴って人間界に降り立った。
感情を表にあらわすことはほとんど無く、トラップを召喚する力を駆使して淡々と人間を始末する。
神秘的な輝きを宿すその瞳の奥で、彼女は何を思うのか…。


■3人のメディウム

メディウムは、怨嗟に燃える魔神の心中より生み出された３人の「魂魄精製体（こんぱくせいせいたい）」。
それぞれ「華麗」「残虐」「屈辱」という念を核に具現化されており、それによって強く個性付けられている。
魔神およびその娘の忠実な僕ではあるが、各人の個性の強さもあって単なる臣下という範疇に収まらない闊達さを見せる。

屈辱メディウム　リリア
（CV　一木 千洋）


「屈辱」のメディウム。いたずら好きの子供のような性格で、人間のぶざまな姿を見て大笑いするのが大好き。
極めて前向きで元気で無邪気で天真爛漫、一片の影も見せない。
基本的にいつもノリ重視で行動している。


華麗メディウム　カエリア
（CV　庄司 宇芽香）


「華麗」のメディウム。目的の遂行が最も大切だが、可能であれば、魔神の偉大さを知らしめるために華々しい成果を得ることを好む。
使命に関しては芯が強く、プライドを持っており、信念を曲げない。
逆に、自分に関することについては一歩引いて控えめ。


残虐メディウム　ヴェルザ
（CV　牛田 裕子）


「残虐」のメディウム。人間は怒りを覚える対象ではあるが、悲鳴をあげさせると楽しいので愛憎半ばしている。
悲鳴が聞けそうな局面ではハイテンションだが、そうでないときはけだるげで鷹揚。余裕と自信たっぷりの大人の女性でもある。


■ステージ「バルマギア」紹介

今作では中世風の建物以外にも、さまざまなバリエーションのステージが用意されている。
その１つがこの廃工場だ。無人となった今でも、魔導仕掛けの機械は稼動を続けている。

この工場の技術や製品を来客に示すために設けられた部屋。室内にはさまざまな機械類や資料が並んでいるが、ひときわ目を引くのは轟音をたてて疾走するウィザードギア「紅蓮魔導汽車」の存在であろう。

排気口から間欠的に噴き出す高熱の蒸気。無人となった工場に偽りの活気を生み出している。

高熱の蒸気は、近寄った者に敵味方問わず熱傷をもたらす。付近を移動する際には十分注意し、うまくトラップコンボに利用したい。

紅蓮魔導汽車の運行を制御するコントロールルーム。　中央に配された転車台は方向転換と同時に高度変更も行える作りになっており、　この工場がかつて高い技術を有していたことを窺わせる。

コントロールルームで紅蓮魔道汽車の運行を管理していたと思われるからくり時計。決まった時刻になると鳩が飛び出して時を告げる微笑ましいものであったが、ヴェルザのちょっとした改造により恐ろしい仕掛けに生まれ変わった。

時計の前へと侵入者が吹き飛ばされてきた瞬間、鳩の人形が飛び出し、鋭利なくちばしが敵に深く突き刺さる！

鳩が引き戻される勢いで、文字盤へと打ちつけられる敵。苦痛に悶えるその横で、両側からハサミのように時計の針が迫ってくる！犠牲者に与える心理的効果まで考慮された、残虐極まりない仕掛けと言えよう。

■ウィザードギア「紅蓮魔導汽車」紹介

ウィザードギアとは、魔導を動力源とし与えられた命令に従って自律的に動く機械のようなもの。紅蓮魔導汽車は機関車としての機能を与えられた大型のウィザードギアである。

煙を巻き上げて疾走する紅蓮魔導汽車。この巨体と速度でひかれたら、誰であろうとただでは済まない。開口部からほの見える赤い光は動力炉の輝きだろうか？途方もないエネルギーが秘められていそうだ…。

■ステージ「プロシュライン城」紹介

巨大なエントランスホール。高い天井、階段の配置、彫像や装飾物などの全てが、　来客を圧倒し、畏怖の念を感じさせるべく計算されている。なかでも、大剣を振りかぶった騎士の像は処刑人を思わせ、見るものに不安を覚えさせずにおかない。

甲冑に身を固め、巨大な剣を振りかぶった騎士の像。壮麗さよりも血生臭さを感じさせる見た目の印象に相違せず、残忍な処刑装置としての機能を組み込まれている。

スイッチの操作により、大騎士像が剣を振り下ろす！それにしても何という剣の巨大さであろうか。筋骨隆々たる巨漢の戦士すら小さく見えるほどである。彼の命運はいまや風前の灯だ！

■トラップ紹介（華麗トラップ）

◆トラップ「バキュームウォール」
華麗　「壁」

壁から巨大な換気扇が出現し、周囲の空気ごと人間を吸い寄せる。敵が何人いようとまとめて吸い寄せることができるため、後続のトラップで敵を一網打尽にするのにもってこいだ。

バキュームウォールのファンがうなりをあげる！全力で走って逃げようとしても、強烈な吸引力でじりじりと吸い寄せられていく。

ついに完全に吸い付けられてしまった。もはや犠牲者は身動きすらままならない…。

◆トラップ「スパークロッド」
華麗　「床」

床から電極がせり出し、強力な放電を行う。侵入者にダメージを与えつつ動きを止め、しばらくの間感電で動きを鈍らせる、布石としての使い勝手に優れたトラップだ。

放電開始！まばゆいスパークが周囲に放たれる。この美しい輝きが、侵入者を恐ろしい窮地に追い込むのだ。

放電に捕らわれた犠牲者。うめき声をあげて悶え苦しむが感電した体はまともに動かず、放電が終わるまで脱出はできない！

■トラップ紹介（残虐トラップ）

◆トラップ「サーキュラーソー」
残虐　「天井」

天井から降下してくる戦慄の回転ノコギリ。高速回転する機械のうなりがかきたてる恐怖は歯医者でおなじみだが、このトラップの犠牲者が味わう苦痛は小さなドリルのそれの比ではない。

巨漢の戦士の頭上から、サーキュラーソーが降下してくる。標的は目の前のレグリナに気をとられ、頭上の脅威に気付いていない！

回転ノコギリが犠牲者を切り刻みながら床へと押し倒す！絶叫がほとばしるが、心を持たない機械による責め苦が止まることはない…。

◆トラップ「ガトリングアロー」
残虐　「壁」

多連装の発射管から鋭い矢を次々と撃ち出し、侵入者をハリネズミのようにする。獲物を一息に仕留めるより、数多くの傷を与えて苦しめる陰惨なトラップだ。

ガトリングアローを起動！侵入者の背後の壁から、次々と矢が発射され始める。壁から距離をとっている相手でも、このトラップなら当てられる。

一本の矢が犠牲者に突き刺さる！苦痛にのけぞった背中に、さらに第二、第三の矢が！たて続けに悲鳴があがるが、もはや残りの全ての矢が命中するまで倒れることも許されない。

■トラップ紹介（屈辱トラップ）

◆トラップ「フライングケーキ」
屈辱　「壁」

丁寧にデコレーションされた美味しそうなケーキ。誰かへのご褒美？NO。壁から飛び出したケーキは侵入者の顔面を襲い、その視界を容赦なく奪うのである。

トラップを起動！壁がくるりと回転し、その勢いでフライングケーキが飛び出してきた！

侵入者の顔面を直撃！たっぷりのクリームが顔を覆う。真後ろからでさえなければ必ずこの結果をもたらすのが、この一見平凡なトラップの持つ魔性の効果なのだ！

◆トラップ「バナナノカワ」
屈辱　「床」

なんの変哲もない、ただのバナナの皮。しかし、踏んだ者を盛大に転ばせ隣のブロックに移動させるその効果はあなどれない。一歩先が奈落、ということもありうるのだ。それで命を落とした者の無念と屈辱はいかばかりだろうか。

バナナノカワを召喚！忽然と現れる、しなやかで黄色い物体。その姿は、さながら奇襲のタイミングをじっと待ちうける伏兵のようだ。

犠牲者を見事にすっ転ばせた！バナナの皮は多量の油分を含んでおり、高い潤滑効果を持つのだ。一緒に舞い上がる姿が心なしか誇らしげに見える。

「影牢 〜ダークサイド プリンセス〜」公式サイト