スマホゲームのセルラン分析（2023年10月19日〜10月25日）。4週連続で1位は「モンスト」。韓国における7月〜9月の収益ランキングも

　データ分析を専門に行うSensor Towerによると，2022年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約2兆1422億円に達している（関連記事）。そんな世界有数のスマホゲーム大国となった日本で，いま最も売れているタイトルをはじめとした，さまざまなデータを毎週お届けするのが，本連載「スマホゲームのセルラン分析」である。

スマホゲームの国内収益ランキング
（2023年10月19日〜10月25日）

順位	前週	タイトル	DL数の前週比	収益の前週比
1	1	モンスターストライク	-19%	-32%
2	6	ウマ娘 プリティーダービー	7%	60%
3	4	Fate/Grand Order	3%	-7%
4	3	モンスターハンターNow	-15%	-34%
5	34	ブルーアーカイブ	144%	264%
6	8	ドット勇者	-13%	-9%
7	9	パズル＆ドラゴンズ	-15%	-2%
8	7	原神	-10%	-19%
9	16	Pokémon GO	-4%	47%
10	23	プロ野球スピリッツA	18%	127%
11	2	崩壊：スターレイル	-29%	-64%
12	17	荒野行動	0%	39%
13	27	メメントモリ	301%	140%
14	15	ロイヤルマッチ	-1%	9%
15	10	ディズニー ツイステッドワンダーランド	-1%	-26%
16	5	ドラゴンクエストウォーク	-16%	-55%
17	22	パワフルプロ野球 栄冠ナイン クロスロード	-17%	45%
18	20	パズル＆サバイバル	-9%	32%
19	12	勝利の女神：NIKKE	-19%	-37%
20	14	レスレリアーナのアトリエ	-37%	-35%
21	79	ヘブンバーンズレッド	15%	321%
22	11	eFootball 2024	-16%	-51%
23	25	ONE PIECE バウンティラッシュ	3%	21%
24	24	FINAL FANTASY VII EVER CRISIS	-30%	17%
25	77	ドラゴンボールZ ドッカンバトル	-16%	270%
26	21	LINE ポコポコ	-29%	-11%
27	18	信長の野望 覇道	-6%	-38%
28	19	プロジェクトセカイ	-5%	-33%
29	26	ガーデンスケイプ	-25%	-9%
30	59	刀剣乱舞ONLINE	22%	107%
31	80	三國志 覇道	61%	178%
32	13	あんさんぶるスターズ！！Music	-15%	-61%
33	30	ホームスケイプ	-3%	-6%
34	29	Age of Origins	-11%	-8%
35	33	おねがい社長！	-12%	-9%
36	46	ロマンシング・サガ・リ・ユニバース	20%	38%
37	32	放置少女	10%	-12%
38	28	ブルーロック Project: World Champion	-20%	-17%
39	40	Pokémon Sleep	-11%	9%
40	37	Toon Blast	-5%	2%
41	69	アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ	4%	97%
42	36	フィッシュダム	1%	-7%
43	65	グランブルーファンタジー	-16%	87%
44	85	ドラゴンクエストタクト	13%	138%
45	75	にゃんこ大戦争	45%	91%
46	50	ジャンプチ ヒーローズ	18%	11%
47	42	トップウォー	-32%	-3%
48	100	アークナイツ	41%	145%
49	45	ホワイトアウト・サバイバル	32%	-5%
50	44	LINE：ディズニー ツムツム	2%	-14%

※データはSensor Towerから引用。データのない箇所は「-」と記載
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

1〜25位の棒グラフ。縦軸（収益）の値は本連載では非公開

　国内収益ランキング1位は，4週連続で「モンスターストライク」（iOS / Android）。10周年キャンペーンを引き続き展開しているものの，収益は前週比で32％減少した。
　しかし，ほかのタイトルとの収益差は依然として大きく，今週も首位を維持する結果となった。

　「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」（iOS / Android）は，「学園都市もの」の先達であるアニメ「とある科学の超電磁砲T」とのコラボ（関連記事）を10月24日から開催した。コラボキャラ「御坂美琴」や「食蜂操祈」の実装が収益につながり，34位から5位まで順位を上げた。


　「メメントモリ」（iOS / Android）は，10月18日にサービス開始から1周年を迎え，同日，1周年記念キャンペーン（関連記事）を開始した。
　これにあわせて，新キャラ「エルフリンデ」のピックアップガチャが実施され，前週比140％の増収を記録している。また，10月21日から全国地上波でTVCMを放映し，DL数も前週比で301％伸ばした。


　「ヘブンバーンズレッド」（iOS / Android）は，「神崎アーデルハイド」と「李映夏」が新衣装で登場するピックアップガチャを10月20日から開催し，Top50で最高の収益増加率となる321％増を達成した。

韓国における7月〜9月の収益ランキング

　今回は，韓国における2023年7月〜9月の収益ランキングを紹介しよう。前期（4月〜6月，関連記事）と比較したデータも併記しているので，参考にしてほしい。

順位	前期	タイトル	DL数の前期比	収益の前期比
1	1	リネージュM	-11％	22％
2	2	NIGHT CROWS	-91％	-13％
3	3	オーディン：ヴァルハラ・ライジング	-3％	6％
4	6	リネージュW	-18％	-8％
5	8	EA SPORTS FC MOBILE	-20％	-1％
6	4	ArcheAge WAR	-65％	-42％
7	9	リネージュ2M	-36％	-8％
8	10	ホワイトアウト・サバイバル	-18％	2％
9	-	ARES：RISE OF GUARDIANS	-	-
10	5	崩壊：スターレイル	-80％	-36％
11	-	セブンナイツ ポケット	-	-
12	11	EA SPORTS FC Online M	-28％	-5％
13	23	ドット勇者	21％	80％
14	-	神之塔：NEW WORLD	-	-
15	26	ロイヤルマッチ	30％	70％
16	13	Devil M	-12％	-24％
17	12	原神	19％	-34％
18	15	Roblox	8％	-20％
19	17	HIT2	194％	-6％
20	196	Mir 2: Return of the King	290％	1067％
21	7	Wars of Prasia	-85％	-60％
22	14	勝利の女神：NIKKE	52％	-31％
23	18	ダダサバイバー	-28％	-17％
24	174	Zenonia Chronobreak	-73％	731％
25	20	ガーデンスケイプ	-18％	-8％

1〜25位の棒グラフ。縦軸（収益）の値は本連載では非公開

　9位の「ARES：RISE OF GUARDIANS」（iOS / Android）は，Kakao Gamesが韓国で7月25日にリリースしたMMORPGだ。「DarkAvenger」シリーズを手掛けたSECOND DIVEが開発を担当しており，近未来を舞台にSF風の世界観で展開されている。


　11位の「セブンナイツ ポケット」（iOS / Android）は，Netmarbleが9月6日にグローバルリリースした放置系RPGだ。「セブンナイツ」シリーズの最新作となり，ルディやレイチェルなど，過去作でおなじみのキャラクターも登場する。


　また，Netmarbleは14位の「神之塔：NEW WORLD」（iOS / Android）も7月26日にグローバルリリースしている。こちらは，韓国のWeb漫画「神之塔」を題材としたフル3Dの放置系RPGであり，育成度共有システム「神之水リンク」により新しい仲間をすぐに活躍させられる。


　このほか，6月に韓国でリリースされた準新作2タイトルもランクイン。
　Actoz Softの公式ライセンスを受け，HK ZHILI YAOANが配信するMMORPG「Mir 2: Return of the King」が20位，Gamevilの「Zenonia」シリーズをベースに，Com2uSが開発したMMORPG「Zenonia Chronobreak」（iOS / Android）が24位となっている。

Mir 2: Return of the King

Sensor Tower 日本語公式サイト

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