本日(2014年8月30日),東京・有明のビッグサイトでスタートしたアーケードゲームの祭典
「JAPAN GAMER'S LIVE」。全国のアーケードゲーマー達の注目が集まるこのイベントの火蓋を切ったのが,電撃文庫作品のキャラクターが一堂に会した格闘ゲーム
「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」(
AC/
PlayStation 3/
PSVita。以下,「電撃FC」)の初の全国決勝大会となる
「夏の電撃文庫 FIGHTING祭」だ。
会場となった東京ビッグサイトTFTホール西館。この日は格闘ゲーム,リズムゲーム,アーケードTCGなど,セガのアーケードゲーム一色に染まっていた
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全国のゲームセンターなどで開催された,熾烈きわまる予選を通過した30名の精鋭達に加え,
当日最終予選通過者,
コスプレイヤー予選通過者を加えた計32名のプレイヤーによるシングル戦で頂点を決めるというこのイベント。ハイレベルな対戦だけでなく,出演声優さん達や開発者のトークショー,さらには新展開の発表など,ボリュームたくさんの内容で繰り広げられた。ここでは,そんなイベントの模様を,写真と共にお伝えしていこう。
コスプレ部門予選&当日最終予選トーナメント
まずは決勝トーナメント進出をかけて,コスプレ部門予選と当日最終予選トーナメントが始まった。
コスプレ部門は,その名のとおり,参加者全員が「電撃FC」に登場するキャラクターに扮することが参加条件だ。どのプレイヤーも見事な出で立ちとプレイで,観客を大いに沸かせた。
また当日最終予選は,参加希望者多数のため抽選が行われるほどの人数が集まったという。
コスプレ予選の出場者は総勢12名。それぞれが見事なポーズで登場しする,いかにも「電撃FC」らしい大会風景になった。中には,ガチなプレイヤーの女装姿も
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試合を大いに盛り上げたコスプレイヤー,渚さんが扮するのは黒雪姫
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コスプレ部門の優勝者は,シャナに扮したasami選手。見事なクライマックスアーツ連続技を決めて決勝トーナメントへの進出を果たした
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最終トーナメントの模様
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kubo氏や空手健児氏など,著名な格闘ゲームプレイヤーも参戦した当日最終予選。決勝は,にえとの選手のシャナvs.せがわ選手の雪菜の戦いになり,決戦を制して見事予選を突破したのはにえとの選手だった
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アキラ参戦発表! 「電撃FC」最新情報コーナー&声優トークショー
「電撃FIGHTINGガールズ」の高田亜鈴さん,高田百合子さん,十束祐梨子さん,芦田カリンさん
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当日予選終了後は,本作の公認応援団を務める
「電撃FIGHTINGガールズ」のお披露目,そして「電撃FC」最新情報コーナーがスタートした。
ここでは,コンシューマゲーム機版「電撃FC」に,アーケード版のボスキャラクターである「バーチャファイター」シリーズの主人公アキラがプレイアブルキャラクターとして参戦し,パイ・チェンもサポートキャラクターとして選択可能になることが明らかにされた。
「電撃FC」関連のさまざな新情報が電撃FIGHTNGガールズから発表された。10月にはアミューズメント施設向けのプライズ製品が登場,11月にはセガらっきーくじに「電撃FC」グッズが登場するとのこと
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PlayStation 3/PS Vitaで発売される「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」のコンシューマ機版の情報も明らかになった。それによると,電撃文庫作家監修によるキャラクター同士の会話シーンが追加され,さらにネットワーク対戦,原作解説といったさまざまな新モードが追加される
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続いては,「電撃FC」出演声優陣によるトークコーナーに移った。「ストライク・ザ・ブラッド」姫柊雪菜役の
種田梨沙さん,「ブラック・ブレット」藍原延珠役の
日高里菜さん,「とある魔術の禁書目録」御坂美琴役の
佐藤利奈さん,「とらドラ!」高須竜二役の
間島淳司さん,「電波女と青春男」藤和エリオ役の
大亀あすかさんと,「電撃FC」を彩る豪華出演陣が集結し,会場を大いに盛り上げた。
声優トークコーナーでは,アフレコ時のさまざまな逸話が語られる場面もあった。原作では戦わないキャラを演じる間島さんと大亀さんに,佐藤さんがツッコミを入れたり,雪菜のクライマックスアーツの詠唱ボイスが長くて苦労したという種田さんのエピソードなどが披露された
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セガの寺田ディレクターに声優の方々がアダ名をつけるという企画コーナー。大亀さんがとっさに思いついた,“T隊長”を超える(?)“Tゾーン隊長”に決定した
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全国の頂点で輝いたキャラ愛。熱戦が続々とくり広げられた決勝大会
トークショー後は,いよいよ決勝トーナメントだ。オープニングを盛り上げるため,アーケード版の主題歌を作曲した
床井健一氏,ゲームミュージック作曲家にしてギタリストの
瀬上 純氏による入場曲の生演奏が披露され,このテーマソングをバックに全国から集結した32名の精鋭が一人ずつ舞台に登場した。そして,全国決勝トーナメントにふさわしい名勝負の数々が展開されたのだ。
トークショーに出演した声優陣も大会コメンテーターとしてステージに。選手達の「キャラ愛よりキャラの強さ(が重要)」とのコメントに,間島さんも「その強さ,見てみましょうか」と煽るシーンも。佐藤さんと大亀さんは,選手達のテクニックに「みんな強いね〜,どこ見ていいか分かんなくなっちゃう」とコメントしていた
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舞台上の巨大スクリーンには4試合が同時に表示され,来場した観客は行われているすべての試合が見られる親切設計となっていた。とはいえ,いずれも名勝負だけに,目移りしてしまうのは仕方ない。ベスト8は,いも選手(静雄),はま〜選手(智花),ぼぶ選手(黒雪姫),イヴ選手(シャナ),林田奈々選手(シャナ),とも選手(シャナ),にが選手(桐乃),バター選手(桐乃)と,各地の強豪プレイヤーが勝ち残る形に
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決勝戦ははま〜選手とバター選手の戦い。緻密かつ繊細なガードと強力な起き攻めが光り,2−1で軍配ははま〜選手の智花に上がった。かくして「電撃FC」初の全国大会の優勝者は,はま〜選手(智花&キノ)に決定したのだ
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大会エンディングではSEGA Sound Unit「H.」のベース兼ボーカリスト
光吉猛修氏による本作の主題歌「FIGHTING CLIMAX」が披露された。コスプレに声優さん達のトークコーナー,そしてハイレベルな対戦とボリューム満載だった「夏の電撃文庫 FIGHTING祭」。
11月13日にはPlayStation 3/PS Vita版の発売が控えており,さらに寺田ディレクターがトークの合間に漏らした,
「まだまだいろいろな発表がある」という言葉を考えると,これからも目が離せないタイトルになりそうだ。
なお,本大会は
ニコニコ公式生放送で配信が行われていたこともあり,ニコニコ会員であればタイムシフトでの試聴が可能だ。白熱したバトルの内容が気になる人は,ぜひ確認してみよう。
表彰式では高さ173cmもある巨大なトロフィーが寺田ディレクターからはま〜選手へ手渡された。はま〜選手は「小学生は最高だということが証明できてよかった!」とコメント。佐藤さん,大亀さん,日高さん,種田さんの「ロウ〜きゅーぶ!」出演声優陣もエンディングでは喜びの表情を見せていた
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表彰式後には来場者へのプレゼント抽選会が。続いて光吉氏のライブが観客総立ちの中で行われ,イベントは幕を閉じた
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