ホール2にあるセガブース。試遊台は,ブースの裏側に待機列が作られている
![画像集#001のサムネイル/[TGS 2013]VOCALOIDの魅力が光る五・七・五。iOSアプリとはまた違う楽しさを秘めた,セガのリズムアクション「うた組み575」をプレイしてきた](/games/226/G022601/20130920012/TN/001.jpg) |
![画像集#013のサムネイル/[TGS 2013]VOCALOIDの魅力が光る五・七・五。iOSアプリとはまた違う楽しさを秘めた,セガのリズムアクション「うた組み575」をプレイしてきた](/games/226/G022601/20130920012/TN/013.jpg) |
セガが2014年1月23日に発売を予定している,PS Vita用リズムアクションゲーム
「うた組み575」が,TGS 2013のセガブースに出展されている。同社がiOS向けにリリースしている,歌を詠んで楽しむアプリ
「うた詠み575」のテーマやキャラクター,世界観を踏襲しながらも,まったくルールの異なるリズムゲームとして制作されたのが本作である。
今回出展されていたのは,リハーサル(チュートリアル)の1曲と,本編3曲(このうち1曲はリハーサルと同じもの)の中から好きな楽曲を選んでプレイできる試遊バージョンだ。
「このゲーム タッチ操作で あそぶのよ」などの見出しコメントがいちいち五・七・五になっているのが妙に可愛くてツボにはまってしまったこの試遊バージョンは,ボタンやアナログスティックは使わず,操作はすべてタッチで行えるようになっている。
主人公の小豆と抹茶がVOCALOIDの技術によって歌い踊る楽曲は,基本的に
五・七・五の歌詞で構成されていて,画面の両側に流れてくる譜面に合わせて,左右の「詠」ボタンか背面タッチパッドをタッチまたは長押しするのが基本ルールだ。
ここで面白いのは,リズムに合わせた譜面以外に,歌詞の虫食い部分と,そこにはまるべきコトバが表示されること。表示されたコトバを素早くタッチして歌詞を完成させることで,小豆と抹茶が選んだコトバどおりに,リアルタイムに歌詞を歌い上げてくれる。
時には複数のコトバが表示され,パズル的な展開になることもある。正しいコトバをタッチして歌詞を完成させれば高得点が入るのだが,もしここで
間違った歌詞をタッチしてしまっても,文字数さえ合っていれば,2人がそのコトバどおりに歌ってくれる。既存のリズムゲームとは異なる,VOCALOID技術を採用した本作ならではの「うた組みアクション」が楽しめるのだ。
収録楽曲は,VOCALOIDでの楽曲制作を得意とするさまざまなアーティストが手がけており,この試遊バージョンに収録された
「飛び出せ授業!」「Go! sHicHi! Go!」「くつひもをほどいたら」の3曲の完成度は高い。さらにゲーム中の主人公2人のダンスも,見ていて癒される愛らしさだ。個人的には「Go! sHicHi! Go!」で,北鎌倉のホームで踊る2人にグッときたのだが,鎌倉という実在する町を舞台にしてたストーリーや,ステージ構成なども気になるところである。
本作を試遊した人には,小豆&抹茶の特製手ぬぐいがプレゼントされる
![画像集#014のサムネイル/[TGS 2013]VOCALOIDの魅力が光る五・七・五。iOSアプリとはまた違う楽しさを秘めた,セガのリズムアクション「うた組み575」をプレイしてきた](/games/226/G022601/20130920012/TN/014.jpg) |
ちなみに本作を手がけるセガの
吉永 匠氏は,かつてセガで
「スペースチャンネル5」や
「きみのためなら死ねる」など,ほかとはひと味違うゲームを数多く送り出してきたゲームクリエイターであり,本作でもその手腕とセンスが発揮されているといっても過言ではないだろう。
アプリのうた詠み575はもちろんのこと,
「初音ミク Project DIVA」シリーズなどともまた違ったリズムアクション+コトバ遊びの面白さと,VOCALOID技術をうまくゲームシステムに導入している本作。一般公開日に会場に足を運ぶ予定の人は,セガブースで斬新な「うた組みアクション」をぜひ試してみてほしい。